Hちゃんは、年少さんのころからピアノを習いに来てくれています。
人見知りなうえに、うまくいかないと、すぐに涙が出てしまい、なかなか立ち直ることができません。
だから、「もうちょっとこうしたらいいのになぁ~」と思っても、言うと涙がでるので、なかなか言えません。
だけど、悪いところを直していくのがレッスンなので、いっぱい誉めて、少しだけ注意するというように工夫しました。
それでも毎週泣きます。
「このままレッスンしてもいいのだろうか」と思っていたら、お母さんから
「娘は、先生が大好きと言ってます。」
と聞きました。
そうなんだ!泣いてるけど、レッスンは嫌じゃないんだと思い、ホッとしまして。
最初の発表会は私と手をつないで出て、連弾をしました。
直前まで、「泣いたらどうしよう」と思っていたのですが、ちゃんと弾けたし、「楽しかった」と言ってくれました。
発表会後、年中さんになったのもあって、少し舞台に慣れた方がいいのかなと、お母さんと相談して、グレンツェンコンクールに出ることにしました。
ところが、この時は、大泣きでした。保護者と離されるので、ずっと泣いていたそうです。出さない方が良かったのかなと思ったのですが、準優秀賞の賞状をいただきました。
年中の発表会も、出る前から、大泣きでした。
「気持ちが落ち着いてから出ようか?」
と言ったのですが、泣きながらも、「出る」というので、手をつないで一緒にお辞儀をしました。
なんと号泣しながらも、立派に弾いたんです。(笑)
「えらいえらい!」って
誉めました。
発表会後、グレンツェンコンクールの課題曲が出たので、どうする?と本人に聞くと、
「出る」というので、
泣かないで弾くのが目標で、やってみようということになりました。
教室のみんなと合同レッスンするときも、次が自分の番となるとまた、涙が出てましたが、なんとか根性で弾きました。
みんなが「上手」って誉めてくれました。
私も「Hちゃん、泣かないで弾いたらトロフィーもらえるかもよー!」と誉めました。
なんと、優秀賞でトロフィー本当にもらったんです。泣かなかったんです!
「今回は、高松の本選も行く」と本人の意志がしっかりしていたので、行くことにしました。
やはり、合同レッスンでは泣きながら弾きました。(笑)
でも、みんなから「上手」と言われていたので、また、「泣かずに弾けたらトロフィーもらえるかもよー!」
と言いました。
それから本選までは、本人がとても楽しみにしていたようです。
本選当日、また、泣いてないかそわそわしながら、レッスンをしていました。
するとメールが来て、慌てて見たら、
銀賞をいただきました。本人大喜びです。
と書いてありました。
コンクールがきっかけで、凄く成長したと感激しました。
実は幼稚園、もうひとり一緒に本選に行ってたんです。
まだ連絡ありません。
心配していたら、
なんと、2人同点で、Mちゃんも銀賞もらえたと連絡がありました。
そしてそして実は、高松でレッスンしている生徒さんも受けていたんです。
しばらくして、メールがきました。
銀賞をいただきました。
なんと、3人同点で、銀賞でした。
とてもうれしかったです!
コンクールに出ることは、子供達を成長させてくれます。目標に向かってがんばったことは、きっと大人になっても覚えているし、自信になり、社会に出た時に、きっと役に立つと思っています。
音楽を通じていろんなことを体験し、勉強してもらえたらと思っています。
竹本喜代美

