題名の通り、生後2ヶ月の娘が手術をした話を書いていこうと思います。
はじめに言っておくと、娘は「鼠径ヘルニア」でした。
鼠径ヘルニアはよくある病気の一つだそうで、
30人に一人くらいの割合で起こるそうです。
なので、そこまで深刻なものではないと今では思うことができるのですが、
当時はいろいろ焦ってしまいました・・・
当時の様子を反省も含みながら振り返ります。
問題発生・・・
小児外科の先生に娘の状態を見てもらいました。
触診をしたり、エコーで見てみたり・・・。
やはり鼠径ヘルニアで間違いないとのことでした。
先生のお話しやネット情報によると、乳幼児や子供の鼠径ヘルニアは先天的なものが多いそうです。足の付け根あたりの鼠径部に先天的な隙間があるため、泣いたりして腹圧がかかると、隙間から腸管や卵巣が(女の子の場合)飛び出してしまいます。
なので泣き止めば、腸管や卵巣はその隙間から元の位置に戻っていったり、押し戻すこともできます。
痛みも特になく違和感があるかな?という程度で、緊急性も低いらしいのですが、怖いのが「カントン」です。
「カントン」というのは、飛び出した腸管や卵巣が締め付けられ、血が通わなくなり、ゆくゆく壊死・・・という可能性もあるそうです。
さて、話を戻します。
小児外科の先生は、娘の鼠径ヘルニアをじっくり診て、腸管もしくは卵巣を隙間から元に戻そうと押し込むのですが、これがなかなか戻りません。
娘もお股を触られて超絶不機嫌。泣いているのでさらに腹圧がかかり悪循環に・・・。
少し時間を空けて、もう一度戻るか試してみましょう、と言われ待つこと1時間・・・。
再度、先生は鼠径ヘルニアを押し込むのですが、やっぱり戻らない。
先生はこの時娘の状態を「カントン」かもしれない、と判断したのです。
続く