Q、
読めるのですが、書くことが苦手です。
どうやって教えたら良いでしょうか。
A、
書くことが苦手な原因は、一つではありません。
例えば
・形を正確にとらえることが難しい
・形を正確に記憶することが難しい
・目と手を協応させることが難しい
といったことが考えられます。
「目と手の協応」とは、簡単に言えば目と手を同時に使うことです。
これが苦手だと、目でとらえていても、手が思うように動かないのです。
不器用さが目立ったり、手を使う運動が苦手だったりします。
(球技やダンスなどで、ぎこちなさがあることも)
書けない子には、こんな支援が有効に働くこともあります。
・筆記用具は、使いやすいものにする
・マス目や罫線の入った用紙やノートを使う
・先生に相談して、漢字テストなどは大体あっていれば〇にしてもらう
・文字を覚えるときに、言葉による意味づけを行う
「言葉による意味づけ」の例です。
私が指導しているお子さんですが、
「朝」という字を書く時に、
「十書いて、その下に日を書いて、その下に十、おとなりに月」
・・・と唱えながら書くと、とても上手に書けます。
ついでに、私が使っているドリルはこちら
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しかし、これも人それぞれ。
お子さんの特性を知ることが、まずは大切です。
原因は一つではありません。
ですから、お子さんがどこでつまずいているのかを確認することが大切です。
そして、つまずきの原因が見つかったら
個別の対応が必要になります。
お母さんがこの点を見極めるのは大変なことだと思います。
学校などに相談して、必要な支援を得られると良いですね。
<参考>
国立特別支援総合研究所発達障害教育情報センター
「書くことが苦手な子」より、一部引用
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