テレビで、激安ランチの特集をやっていました。
お客さんがインタビューを受けて
「すごい安いです」
と答えていました。
「すごいおいしい」
「すごい速い」
「すごいきれい」
こういった言葉をよく耳にします。
流行りの言い回しという気もしますが・・・
この言い方には違和感があります。
なぜ違和感があるのかを考えてみましょう。
「すごい」は形容詞。
そして「すごい」は、終止形または連体形です。
ですから、
「すごい！安い！」と言い切るか（終止形）
または
「すごい安さ」というように、体言が続くはず。（連体形）
「安い」という形容詞を続けるなら、
連用形の「すごく」を使うのが、本来の形です。
＊「すごく」を副詞と捉える場合もあります。
「すごく安い」
文法的には、これが正解。
でも、「すごい安い」という言い方、私は嫌いじゃないです。
不自然なだけあって、なんだかざらっとしているので、目や耳に残ります。
キャッチコピー的というか。
これは変な言い回しなんだ
ということを知ったうえで、わざと使ってほしいなあ～と
思ってしまう国語の先生でした。
（ワタシ中高の国語の免許を持っております
）
変と知りつつ、わざと使っている例
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