全国区で著名になった石川県と富山県だろうか。
発生以来、モバイルには震度1以上の揺れを知らせるメッセージが間を開けることなく入ってくる。
私のモバイルには複数の災害用アプリが入っていて、知らせの入ってくる時間には差があるのですが、発生の知らせとなるとすべて同じ内容の「情報過多」となってしまうのです。
発生時の16時06分時点でのモバイルバッテリー残は70%程度はあったのですが、発生時からの地震回数の多さであっという間に20%。
バックアップバッテリーで充電している時間はないくらいなんだね~。
高速充電可能な装置か、満タンバッテリーと交換できるような仕組みじゃないと、情報は入ってくれど、吐き出せないという。
そこに撮影なんかでさらにバッテリーが消耗。
今回の地震は直近で大きな地震が続くという、熊本とはまた違った地震です。
余震と思われる揺れが、16:06に発生。少し空いて16:10に本震と思われる揺れ。続いて16:18と写真でも記載されていますが、長周期地震動ということもあり、続けざまの様に揺れている感覚です。
私が阪神淡路大震災以降に書いた記事にはこの「長周期地震動」も取り上げてあったのですが、当時に発生した石川県を震源とする地震の揺れが、近県では感じられず、東北地方で感知されたという事例です。
震源の深さが100kmを超えていたと記憶しています。
これが地面を伝わるときの「長周期地震動」となったようです。
皆さんにお伝えしたいのは、民間防災というのは先ずは「意識」を持っていただき、「知識」を得て、「組織」化できるようにアシストを行います。
地震という地面が揺れる形態は同じですが、実は揺れている瞬間から「同じ災害は二度とない」というくらい、被害の状況は全く違ってきます。
全員助かっている場合と、津波エリアで要救助者が居る場合では全く違ってきますし、それこそ生きてるか亡くなっているかでは雲泥の差があります。
これを事前策(対策)で例えるとどうどうでしょうか?
今、私は自力で旧家(古家)の小規模リホームを行っていまして、四年前に移住してから部分的に手を加えてきています。
ここには92歳になる母が一人で暮らしていたこともあって、これまでの時代物がたんまりと保管されていたのを、今の時代に使うものだけに減らしました。
私が居ないときに強震を受けても影響しないように考慮して、この住処(すみか)を軽くしてやろうと考えてのことです。
築年数はゆうに60年は超えている建屋なので、傾きもあったりと、本来は基礎から手を加えないといけないのでしょうが、素人な私には道具もなく、知恵もないのでここは室内改良のみで行う計画を立てました。
こういった動き一つだけでも防災につながっているということを知ってほしいのです。
結論を言えば、固定されてるものは崩れ落ちることもなく、割れるものには防止策しておけば割れなかったりと、防災細工さえしてあれば安全に歩けて、後片付けも楽ってことなんです。
つまり、是非とも揺れへの対策は渋らずに行っておいてほしいのですよ。
行った効果は今日の日の様に体感することができます。
ただ、自然のチカラは人間が屈指しても太刀打ちできないパワーなので、少なからず「邪魔者がなく、スムーズに逃げ出せるように」とお考えいただけるといいかも。
さて、地震史に残る「令和6年 能登半島地震」となりました。
この先もまだ大きな地震があると思って対策なさってくださいませ。
ちなみに日本海側の津波もなかなか経験することができませんから、皆さんの手で後世に伝え残してあげてくださいね。