2023,09,17 防災月間の南砺市福光で「福光防火大会」にお邪魔してみた | 民間防災 「防人 司」のひとりごと・・・

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民間の「危機管理者」として行事の「保安計画」「地区防基準」策定のお手伝い、活動グッズの企画・販売を手がけています。
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今日から「ぼうさいこくたい in 横浜」が始まりますね。

 

前日は南砺市福野での防災フェアに出ばりましての翌日です。

今年から小規模エリアイベントに目を向けていこうかと、地方の防災企画に興味津々!

その内お仕事も舞い込んでくるだろうと、少々営業的な動きになってるわ。

 

南砺市は福野地区、福光地区、井波地区、城端地区、五箇山地区と大きく分けて5つに分ける事ができます。


中でも今回の舞台「福光」地区は石川県金沢市と隣接していて金沢商圏としても良い立ち位置にありますね。
市町村合併、統合まえは西礪波郡といい、距離を置いて高岡市の隣町である「福岡町」も西礪波郡となっていたのです。

 

離れた自治区となると消防の受け持ちも複雑になったんじゃないかな~と考えちゃってるんですけどね。

合併後はこういう感じ


さて、今回初めてお邪魔したのですが、どうやら操法大会後の検閲を兼ねてのイベントのようです。

 

会場となった小矢部川河川敷右岸には、福光方面消防団の車両が並びます。

本来はこの場で一斉放水があるらしいのですが、今年は車列行進のみという事で、発車まで整然と並んでいました。
 

左岸では検閲式の後に、町内会によるバケツリレーを実施。

比較的、大勢が参加していてびっくりしました。

 

福光がまだ西礪波郡だった頃の話ですが、町の西側を襲った大火事の舞台でもあるのです。

★福光大火については・・・

※1979年4月11日15時47分頃、福光町547-1の瀬川製材所の2階付近から出火し同工場を全焼、その後近隣の日本抵抗器福光工場などの工場などにも延焼し、やがて小矢部川沿いの民家にも延焼範囲が拡大。当時この一帯は木造住宅が密集していたこともあり、大火となった。

当日は南西の風8 - 15メートルの医王山おろしの強風が吹いており、湿度も35%しかない春先のフェーン現象の状態であった。富山地方気象台は当日5時20分頃に異常乾燥注意報および火災気象通報を発令しており、福光町も9時に火災警報を出していた。

15時54分頃に最初の119番通報を受け、福光町消防署員が現場に出動し、15時56分頃に水利部所に到着して消火活動を開始した。地元の福光町消防本部を始め東礪波郡、西礪波郡、富山市、高岡市、射水郡、新湊市、氷見市、小矢部市、福岡町など周辺自治体から消防車が駆け付け消火にあたり、19時30分に火勢が鎮圧、20時過ぎに火災が下火になり、21時5分に鎮火した。延焼範囲の住民は現場から約400m風上の福光中部小学校に避難した。(出場消防区分は当時の旧区分です。)

この火災により、富山県は22時30分に災害救助法を適用することになった。福光町も、避難所や救護所を開設した他、450万円の災害救助対策費の支出を決めた。翌4月12日には、福光町長は富山県に自衛隊の派遣を要請した。(ウィッキーペディアより)※

 

こういう歴史があるうえ、当地では防火活動が盛んなんですね。

そして町の小学生を対象にした水消火器による初期消火体験。

 

ポンプ車放水体験。

 

ちびっ子レスキュー隊としてロープ渡り体験。

 

煙中歩行体験ハウスもあったりと、場内の子供たちにとっては遊園地的な仕掛けなんだろーなー。

 

この日も前日と同じ活動服を身にまとい、愛用機である八重洲のFT60ハンディ機を持参。

メモリには防災系アナログ周波数と特定小電力トランシーバーのシンプレックスを入れてある。

案の定、イベント系では特小が活躍していましたよ。

イベントの進行などは通話から読み取っていきます。

実際の現場での読み取り訓練にもなるという、自身にとっての訓練も兼ね備えた一日でもありましたよ。

 

さて、対岸にいる消防用自動車の車列行進の時間です。

この場では動画をアップすることができないので、他のSNSで展開してみますね。m(__)m

 

 

来年は何事もなければ、富山県呉西の地域安全イベントも取り上げていきたいですね~

またの投稿をお楽しみにm(__)m