How to Train Your Dragon : The Hidden World

 

ヒックとドラゴン(2010)から始まった3部作の最終章。

 

ヒックとドラゴンは紛れもない傑作なんだけど、

残念なことに、日本ではあまり知られていない。

アニメ大国のこの日本で、この傑作が知られていないなんて残念でならない。

 

ラストの10分間は胸が詰まって涙が止まりませんでした。

 

 

 

久しぶりに、ブログ更新です。

 

最近見た映画をさらさら書いてみます。

 

「ボヘミアン・ラプソディ」

劇中のクイーンの曲はどれも聞いたことある名曲で、その曲が流れるだけで、すごくいいシーンになってしまってた。

フレディ・マーキュリーが猫好きだったってのは新情報でした。(猫好き仲間だったのねー。)

 

相変わらず、マーベル映画見てます。「キャプテン・マーベル」は一つの映画作品としては普通のできだったと思う。

でも猫好きなんで、かなり私は楽しめました。猫のグースがかわいい!

 

「エンド・オブ・ゲーム」もおもしろかった!

私はMCUは大好きなんだけど、全作品は見ておりません。最初の方に見た映画なんて、記憶が定かではないし。

そんな、わたしでも十分楽しめました。

これで、MCUの世界も一区切りで少し寂しい。

次回作のスパイダーマンが今から楽しみ。

 

「シャザム!」

笑いあり、ほっこりシーンありの私の好きなパターンでした。邦題は「シャザン!」の方がいいように思う。Mの音でおわるから、「ん」の音だよね。

見終わった後、「シャザン!」て言いたくなるよね。

 

「グリーン・ブック」

最近どんな映画を見ても、多様性が大事っていうメッセージが入っている気がする・・・。

今のアメリカのもがいている感が伝わる・・・。

 

最近はディズニーアニメ映画の実写が多くなっているよね。

「ダンボ」は見る予定ないけど、「アラジン」は見にいくよ。ウィル・スミスのジーニーが楽しみ。

ロビン・ウィリアムズが生きていたら、彼の役だったよね、きっと。

予告編で「Friend Like Me」がかかるだけで、ワクワクしてしまう!

 

 

2017年 米 ピクサー・スタジオ 監督 ブライアン・フィー

 

カーズ 1 を見て思ったことをまた3を見て思った。 なんだか、日本のドラマを見ているみたい。

 

若手の台頭に、レースに勝てなくなった主人公が再起をかけ、奮闘する話です。よくある話なんだけど、そこはピクサーの脚本!ひとひねりしてあります。

 

ストーリーの骨組みはカーズ1と同じで、くじけそうな主人公を周りの友人達が支え、経験豊富な先輩たちが道を示す、といった浪花節的な展開なんです。

主人公の周りにはやたらに味方が多くて、下町の人情話を見ているみたいで、他のピクサー・ディズニー映画とは全く違う雰囲気になっています。

 

でも、この話、主人公ががんばって、勝利を目指すっていう話だけに焦点があたっているわけではないんですよね。ここらへんが、ワンパターンに陥らないピクサーの脚本のよさですね。

 

マックイーンは再起をかけ、新方式のトレーニングを取り入れるんだけど、新施設のトレーナー(若い女性の車キャラ)の存在がこの映画のキモです。

ネタバレになるのでこれ以上は書きません。

 

 

スポーツ選手はいつかピークを過ぎ、若手に勝てなくなる日が来る。いつかは引退する日が来る。

スポーツ選手の心の葛藤が車のキャラクターを通して伝わってきました。

 

実は大人の心にグサリと来るっていうのが、ピクサー映画の特徴ですよね。

大人も子供も楽しめるピクサーアニメだけど、今回、子どもは楽しめたのかな?

 

2017年 米 ディズニー 監督:ビル・コンドン

アニメの美女と野獣がそれほど好きではないので、見に行くつもりはなかったんだけど、ミュージカルシーンが見たくなったんで、2Dの字幕版で見に行きました。

 

冒頭の「Belle 朝の風景」の歌ではアニメを再現してあり、おみごとでした。

余談ですが、映画が終わってから、なんで「ボンジュール」って言ってるの(あとは英語なのに)って言う疑問が聞こえてきましたが、雰囲気を出すため、よく知られている挨拶言葉は現地語にするっていう映画・演劇のお約束事なんですよね。日本でもやってます。

 

キャラクターデザイン

家具や食器たちのデザインがまんがっぽいアニメ版とかなり違っていて、上品ですばらしいんですよね。ルミエール(ユアン・マクレガー)が燭台の姿から、クルッとしゃべる燭台になるところとか、いいですねー。

 

それでは、アニメと比べながら感想を書いていきます。だから、ネタばれ全開です。

 

 

 

まずはミュージカルシーン

すばらしくて、何も文句はないです。アニメにはない野獣の心情を歌うシーンが感動的でした。野獣(ダン・スティーブンス)の声がとても魅力的。低音ボイスがいい!

食器たちが歌い踊る「Be Our Guest」は技術の進歩も相まって、ホントすばらしいです。アニメの方ではCGアニメがまだまだ発展段階で、がんばってはいたんだけど、直線的で物足りなかったんだよね。

 

アニメで当時だれもが驚いたのは大広間でのベルと野獣のダンスシーン。二人の周りをぐるっと上に下に回り込むCGカメラワークが斬新だったなぁ。今回そんな驚きはなかったけど、ポット夫人(エマ・トンプソン)が歌う「美女と野獣」がとてもよかったよ。アニメのポット夫人(アンジェラ・アンズベリー:ミュージカル界の大御所、ジェシカおばさんの事件簿が日本では有名)がおばあさん声で、正直嫌だったんです。今回随分若返った声となりました。

 

ベル(エマ・ワトソン、ハーマイオニ~大人になったねー)の声もきれいだし、「Gaston強いぞガストン」のガストン(ルーク・エバンス)もよかったし、ミュージカルシーンはどれも最高。ガストンはゲス野郎だけど、ルーク・エバンスはかっこいいー。

 

ストーリー

少しベルの家族の話が付け足されているくらいで、ストーリー展開はアニメと同じです。だから、ちょっとの違いが、逆になんで変えたんだかよくわからない。

図書室プレゼントのシーン。

アニメではベルが本好きと知って、野獣が図書室に案内する。ベルが壁一面の本を見て、とてもよろこぶっていうほほえましいシーン。でも、実写では本がたくさんあるのがなんでそんなにうれしいの?って演出になっている。これは野獣も実は読書家で教養があり、身近に本がたくさんあるのはあたりまえだからという意味なんだけどなぁー。どうなんだろ。

二人が読んだ本を語り合うって場面が出てくるけど、女性は「ロミオとジュリエット」が好きって、ステレオタイプじゃない?ベルの変わりものな性格設定と合わないんじゃない?相当変わっているから、野獣にだって恋できるのです。普通はいくらいい人だからって、怪物顔したやつだよ?そうはなんねーよ。相当変人だよ。(笑) 

 

ベルがガストンに野獣の姿を見せるシーン

ここがねー、なんで変えたの? アニメでは野獣の姿が映る魔法の鏡をいとおしそうにベルが見る場面がある。それを見たガストンの表情が変わって、村人引き連れ、野獣討伐へってなる結構重要なシーンだと思うんですけど。ここ、ガストンがセリフで説明しちゃってるんですよね。

 

でも、「美女と野獣」はミュージカルシーンを見に行ったんだから、まっいっか。

 

映画館は満員で、日本ってこんなにミュージカル映画を受け入れる土台ってあったけ?って思いましたが、ディズニージャパンの宣伝勝ちですよねー。商売上手だなー。

 

そうそう、ガストンにくっついていた腰ぎんちゃくのル・フウ(ジョシュ・ギャッド)がゲイで、ディズニー映画、初のゲイキャラらしいです。

 

笑いあり、涙ありの冒険アニメ!

映像美あふれるシーンとすばらしい歌でつづるミュージカル映画!

 

ディズニーの登場人物の多くには共通点がある。いつもここではないどこかに行きたがっている。

 

「美女と野獣」のベルは本好きの変わりもので、今の田舎暮らしより、もっとすてきな世界があるはずだと冒頭高らかに歌い、「リトル・マーメイド」のアリエルはひれの代わりに2本の足で踊りたいと人間の世界に強い憧れを抱いている。

「ヘラクレス」はGo the Distance(名曲!)に思いを込めて、ここではない自分の場所へと旅立つシーンがとっても感動的。

「ポカホンタス」は族長の娘として決められた結婚をするのが自分の人生なんだろうか、違う道があるんじゃないかと惑う。この川をまっすぐ下るのでなく、別の流れに乗ればどうなるんだろうという歌が私は好きだなー。

 

つい先日テレビ放映された「ラプンツェル」もディズニーアニメの典型でわかりやすい。だって主人公は塔に閉じ込められているんだから。これは自分で決断できる自由を手にいれるお話なのです。それも、自分の自由のために命をかけてくれる恋人つきだよー。

 

例はまだあるけど、この辺でやめとく。

 

 

でね、「モアナと伝説の海」もそうなんだよ。主題歌からしてHow Far I’ll Goだよ。まぁこれがまたしても名曲なんだな。

 

モアナは族長の娘。後継ぎで、決められた人生ってのがある。島には掟がって、サンゴ礁の外には行ってはならない。でもねー、モアナはその向こうに行きたいんだよね~。やったぁ!ディズニー主人公はそうでなくっちゃー、待ってましたーーー!

 

とにかくモアナは島を出て半神半人のマウイと共に冒険の旅に出るんだ。

 

ちょっとだけネタバレあるよ。

 

 

 

途中、実は少し無理があるんじゃっていう展開もあるんだけど、でも、ミュージカルシーンはどれもすばらしい。まぁ、無理シーンは許した。(笑)

 

ミュージカル!ミュージカル!

モアナを助けるマウイは全身に入れ墨のいかにもマオリ族風で、挿入歌にもマオリ族というかポリネシア系のメロディーを意識した曲があり、これがまたいい!

How Far I’ll Go は劇中何度か繰り返され、モアナの思いを伝える感動シーンでした。

 

そして、カニの化け物のミュージカルシーンはスタッフの新しい挑戦だったと思う。

Shiny って歌自体変わっていたし、蛍光色のCG はアニメーターたちの「どうだ!この色使い!」って声が聞こえてきそうなくらいすばらしかった。

 

予告編を見ただけでも十分そのすごさはわかるのが水の表現で、小さいモアナが歩いて行くとサーッと海が引き、水の壁を作る。

美しいよねー。

この映画は映像の美しさだけども十分堪能できるよ。

海中を飛ぶように泳ぐエイとかね。

小さいモアナの赤ちゃん歩きはもう完全に赤ちゃんで!カンドー。

それに髪の表現!風に揺れる髪、水にぬれた髪、束ねた髪の質感、どれもすごいよ。髪の技術は「メリダとおそろしの森」でメリダの赤毛のカーリーヘアがみごとだったんだけど、さらに進んだ技術だよねー。

 

言葉 固有名詞

モアナ、マウイ、モトゥヌイ島、女神テ・フィティ、溶岩の怪物テ・カァ、魔物の国ラロタイ、化け物タマトア・・・

などなど、こういったポリネシア系言語をもとにした言葉の語感もすてきだった。

 

宣伝

また、感動路線で売りにいってるよね。冒険アニメですから。アメリカとは完全に売り方が違ってます。でも、感動路線のほうが、観客動員するのも事実なんだろうな。

この間「ベイマックス」ってCMと全然違てたって感想聞いて、今回もそういう人続出なんだろうな。

 

最後に

ヘイヘイ最高。