★知識をUPdate34★獣医さんのインスタライブより|д゚)じー。 | ミニチュアピンシャー カルア’s family

ミニチュアピンシャー カルア’s family

☆ボク達の生活日記☆
毎日の生活を日記風に書いてます!!
大事件から些細なことまで。

本来なら…かかりつけ医さんに、

しっかり質問してしっかり答えをもらうのが一番いいですが、

聞き損ねた…

聞けなかった…

聞きずらい…etc…

そんな時にすごく助かるLIVEありがとうございますm(__)m

 

[注意書き( ..)φ]

お話していることを文字にしているので、

よく聞き取れなかったこととか、自己解釈したりとかあり。

医療知識はない素人です。

薬の名前は一度ネットでそのような薬があるかは検索して

書いてますが、その辺りはお許しを。

先生は不定期ではありますが、20時以降で、

インスタライブでお話して下さってますので、

フォローされると開始されたら参加できます。

実際参加してみる、

もしくは、アーカイブをご自身で聞かれるといいと思います。

 

お話しされている内容は、

経験とかではなくてガイドライン・エビデンス重視。

勉強熱心な先生なので、

いろんなセミナーで見聞きしたお話しなどを

アウトプットしてお話してくれています。

 

 

 

 

★先天性のクッシング症候群について★

チワワ 4才

肛門の炎症でうんちができなくなり、ヒビクス軟膏を

塗り症状がよくなった。

同居犬で塗り薬を塗ると耳が聞こえなくなる子がいて、

その薬ではないかと心配になりました。

検索するとクッシング症候群疑いには使用しない事と

記載がありました。自宅でも1回使いました。

一時的に難聴症状ありと書いてあったので心配です。

 

「使わないほうがいいですか?」

クッシングの検査はいろいろとしましたが原因不明。

通常のタイプには当てはまりません。

トリロスタンを飲んで落ちついてはいます。

 

セカンドオピニオンにも行きましたが、

この病気は獣医によって全く考え方が違い、

治療が必要ないという先生もいるといわれました。

最後は飼い主がどうしたいかですね。

「先生のご意見をお聞かせください」

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◆クッシング症候群の治療をしなくていいというのは、
 無視していいです。
 サイレントキラーと呼ばれる部類の病気です。
 特徴的な症状が出ずに、体を徐々に蝕んでいく疾患。
 
〇クッシング症候群
 腎臓➡尿管➡膀胱があります。
 腎臓の横に副腎があります。
 副腎には〈髄質〉〈皮質〉があります。
 
 皮質という部分、
 外側の機能が亢進してしまう病気がクッシング症候群です。
 
 コルチゾールというホルモンが過剰に出ます。
※コルチゾールが増えていいことはない。
 [皮膚病になりやすい][血圧が上がる]
 [おしっこはたくさん出る][高血圧になる]
 
※ありとあらゆる臓器を、痛めつけてしまう病気です。
 簡単に言うと老化が進むと思ってください。
 
※治せる病気ではなく、付き合っていく病気。
 きちんとコントロールできれば、
 クッシングではない子と同じような人生を送れます。
 
 
〇クッシング症候群の治療
 コルチゾールが過剰に出ている
 亢進している状態なので、この機能を落とす。
 
 〈トリロスタン〉などを使うと機能が落ちる。
 
 亢進の時に使うと正常になりますが、 
 きちんと検査をしないで…
 「クッシングだと思うので薬を使いましょうね」
 で使ってしまうと、
 クッシングではない場合は、
 正常なのに下げてしまうので低下症になる。
 
 亢進症だったとしても、
 薬の量を間違えて使いすぎても低下症になる。
 
 
〇副腎皮質低下症[アジソン病]
 怖い病気です。
 教科書では、ホルモン病の欄に説明はなく、
 [救急管理を見て下さい]となっています。
 ここには、ほっといたら死んでしまう病が、
 ずらっと載っています。
 
※しっかり検査をしないで、
 薬を使うとアジソン病になることになり、
 薬の量を間違えると、命に関わることになります。
 
※ホルモン系疾患は、
 きちんと検査してから薬は使ってください。
 「診断がついてから、薬を使った方が良い」
 
 先生の経験で…
 「あーこの感じ、この犬種、この見た目」
 「お水をよく飲んでいるから、
  クッシング症候群[甲状腺機能低下症]だと思うよ」
 で、当たることもありますが、外れてしまうと、
 その代償は命になってしまうので、
 きちんと検査をした方が良いです。
 
 

★病院帰りに威嚇する同居猫について★

1匹具合が悪くて病院に行った後、
もう1匹がお尻の匂いをかいで唸るようになりました
去勢の時も同様なことがありました
どうしたら唸らなくなりますか?

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◆おしりについた匂いだと思います。
 人間には匂いはわかりませんが、
 わんちゃん・ねこちゃんは、
 一億倍、一兆倍の再簿があるといわれていて、
 においには敏感です。
 
 [便秘でうんちを出す処置]
 下剤を入れたり、局所麻酔をしたり、
 手でうんちをかきだしたりしたと思います。
〈グリセリンとかお湯を入れて柔らかくして出します〉
〈科学的な人間の匂いがついていると仮定します〉
 
〇対処法
 ①いつも使っているシャンプーでお尻周りを洗う。
  怒っている子も同じシャンプーで洗う。
 
 ②ダメな場合は、隔離する。
 
 
※大変かもしれませんが、
 怒っている子も一緒に病院に連れていくというのが、
 今後の対処方法だと思います。  
 
 
 

★弁膜症について★

経過観察のためレントゲンを撮りました
窮屈な感じがして狭さが気になります。

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◆レントゲンだけで診ようというのは不可能です。
 心臓に関しては「エコー」を撮ってあげて下さい。
 
〇弁膜症のガイドライン
 ステージがあります。
 
【ステージA】
  薬物療法・食事療法推奨されていません。
 半年に1回、一年に1回など、
 レントゲン・エコー・心臓音を聞いてもらう。
 
【ステージB1】
   ステージAと同様です。
 
【ステージB2】
  推奨される薬〈ピモベンダン〉などが出てきます。
 
〇B1とB2の判断基準
[心雑音の強度]聴診 雑音は6段階 3以上ならB2
[エコー検査]LO/AO 1.6以上、LVIDDN 1.7以上
[レントゲン]VHS 10.5以上だったかな?
 
※レントゲンは評価として一番低い。
※レントゲンではなくエコーが大事。
 
※どんなに心臓が大きくても、
 エコーで大丈夫そうなら薬の量変えなくてもいい。
 おじいちゃん先生だとエコーが診れなくて、
 レントゲンだけで判断して薬を出していたりで、
 飲まなくていいのに飲んでいたりする子ももいたりします。
 
 
 

★気管虚脱について★

8年前に手術をしました

カーブしているところが狭くなっていて、

苦しくないか心配

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◆僕は気管虚脱の手術ができないので、
 教科書的なお話になります。
 
〇気管虚脱
 老齢犬になった時に、
 気管が狭くなってしまう病気
 
「吸った時に狭くなって吐いたときに広くなる」
 逆もありで、
「吸った時に広くなって吐いたときに狭くなる」
 
 グレードが、4まであり、
 3までは手術はしません。
 4の時は手術と教科書には書いてあります。
 
 気管は、酸素を肺に送る唯一の通り道。
 そこが悪くなってしまうと、死んでしまう。
 そこにメスをくわえることは怖いこと。
 
※手術で腫れてしまうこともあり、狭くなってしまう。
 腫れないように手術しますが、
 やってみないとわかりません。
 
※気管虚脱の時は、
 「手術しないで粘りましょう」と習いました。
 
※気管虚脱は手術してくれた先生に聞いた方が
 良いと思います。
 わからないことを適当なことを言って
 それを信じて、悪化するのは嫌なので。
 僕はできないものはできないといいます。 
 
 
〇苦しいか、苦しくないかの判断の仕方
 [寝ている時の呼吸数]
 1分間に10-20が正常です。
 (多くても30回)
 
※寝ている時に、
 1分間に胸が何回動くかを見ます。
 
※今まで10回だった子が、20回になったら、
 倍になっているので、
 数値は正常ですが呼吸がしずらくなっていると
 思ってください。
 
※呼吸数は起きている時は早くなる。
※同じ環境かで測る。
 寝ている時に計るのがよい。
 寝てから1時間後とか決まった時間に計る。
 13時に計るとか14時に計るだと、
 その日その日で同じ環境ではないので、
 同じ環境かで測ることが大事です。
 
 
[粘膜の色]
 ・チアノーゼ
  粘膜が青っぽくなる
  赤血球はいるけど、
  それに酸素が乗ってくて酸素不足。
 
 ・貧血
  粘膜が白っぽくなる
  赤血球が少なくなり。酸素不足。
 
※どちらも苦しい状態です。
 
※苦しいか・苦しくないかは、
 「呼吸数」「粘膜の色」を確認してください。
 
[酸素濃度]
 もし持っていたら、SPO2。
 酸素濃度ほかるものですが、人間用なら5-6000円。
 犬猫用は高いので、動物病院で測ってもらう。
 
 手術の時はこれを測りながらやるので、
 これを測れない病院はありません。
 
 正常値は、95-100です。
 90だと、私たちが1分間息を止めていた状態です。
 多少苦しいですよね。
 
 80だと、めちゃくちゃ苦しいです。
 
※苦しいか・苦しくないかの
 判断材料にするのはいいと思います。
 
 

★慢性腎臓病について★

イタグレ 16才
きょうは水を飲めないような状態
皮下点滴はしていますが、何かできることありますか?

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◆慢性腎臓病でそのくらいになっていると…
 貧血になっている可能性もあるので、その治療。
 血圧が高くなっているので、血圧を下げる治療。
 リン・カルシウムが高いのであれば、
 リンが高いなら、GI療法があります。
 
 やれることはあると思いますが、
 「今の状態を見て、水以外も見る」
 〈SDMA CRE BUN 血圧 リン カリウム〉
 リンとかカリウムも大事です。
 
〇貧血
 腎臓が悪くなると「貧血」になります。
 ➡腎性貧血
 
 低くなると貧血になるので、
 エリスロポエチンを、
 2週間に1回注射したほうが良い。
 
〈注意点〉
 エリスロポエチンを打つと血圧が高くなるので、
 血圧を必ず計ってから打つこと。
 高血圧ならさらに悪化することになります。
 
 エリスロポエチンを打つときは、
 鉄をしっかり取っていないと効果が低くなるので、
 鉄材を注射するか、鉄材のサプリを飲んでください。
 
 
〇カテーテル
 腎臓病学会・腫瘍学会でもある程度悪くなったら、
 体重を落とさないようにカテーテルを入れると、
 言われています。
 
 ごはんは、
 口➡食道➡腸➡うんちで外に出る。
 
 カテーテルを入れる場所
 「鼻」からカテーテルを入れる方法
 「食道」からカテーテルを入れる方法
 「胃」からカテーテルを入れる方法
 
※胃からが一番長持ちしますが麻酔が必要です。
 食道も無麻酔はキツイかな。
 基本的には鼻カテーテルかな。
 
※体重は落とさないほうが良い。
 
※ここまでするかどうかは家族で相談してみて下さい。
 個人的には、
 残された時間を病院で費やすよりは、
 家でゆっくり生きるというのも悪くないと思います。
 正解・不正解はありません。
 「家族で話し合って、どこまでやるか」です。
 
※鼻カテーテルに関して、
 腫瘍の先生に、
 「カテーテルは見た目もそうですし、
  心的な負担もありますが、そこまでする必要が
  ありますか?」
 質問したことがあります。
 
 「まず入れればいい」
 「嫌だったらすぐとれる」
 と、言われました。
 
 取るのは、麻酔なしですぐとれる。
 家族がこれならやれると思ったら続ければいい。
 
 「見た目で嫌だ」と言われる方もいるし、
 「これならやれる」ということもあります。
 
※心理的な負担がなければ、お金もかからないし、
 しんどさもないので、
 一度試してみるのもよいかもしれません。
 
 
(質問者様) 
体力も弱ってきていた体重も半分くらいになりました。
 
◆ためらう気持ちがあるなら、
 後は家でできることだけやって、
 食べれそうなものを食べさせてあげる。
 
 腎臓用のフードでなくていいと思います。
 食べれるものでいいと思います。
 
 あとは、おしっこをださせるために皮下点滴です。
 
 

★鼻水について★

右鼻から白っぽい鼻水が出ていて、
去年の10月に抜歯しているので、
歯からではないという診断でした
鼻水の検査はしていません
薬(トラネキサム酸、ムコダイン)
改善しませんでした
逆くしゃみのような症状有
アレルギー性が高いので、
ステロイドを進められています。
ずぅずぅとしている状態で心配しています。

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〇鼻水の原因
 1.「異物」 
  意外と多いです。
  花びらとか砂とか、吐いたものが鼻に入る。
 
 〈検査〉画像診断
   レントゲンに写るもの写らないものあり。
   麻酔をかけていいなら、
   いちばんいいのは内視鏡です。
   鼻から小さいカメラを入れます。
 
 
2.「感染」
 細菌感染・ウィルス性の感染。人間でいうと風邪。
 真菌(カビ)猫はあるが、犬では珍しい。
 
 〈検査〉PCR検査みたいなもの、感受性テスト
  PCR検査➡細菌かカビかウィルスかを調べる。
  感受性テスト➡細菌特にカビは抗生物質が効く。
         このカビには、
         どの抗生物質が効くかとかの検査。
※ウィルス性の鼻炎なら、
 感受性テストをやっても意味がないです。
 ~ウィルス性は抗生物質は効きません~
 
 
3.「腫瘍」
 腫瘍の時は基本鼻血が出ると思います。
 
 〈画像検査〉
 レントゲン、CT。
 
 
4.「免疫疾患」
 花粉症みたいな感じ。
 免疫疾患は、絶対ではないですが…、
 左右対称に出ます。
 診断は難しいです。
 
 〈検査〉
 除外診断になる。
 異物じゃないですね、免疫じゃないですね、
 感染症じゃないですね、腫瘍じゃないですね、
 歯じゃないですね…という感じで、
 除外していきます。
 
※免疫疾患にはステロイドになります。
   
 
5.寄生虫  
 
 
6.歯
 老齢犬だとしたら、「歯」が一番多いです。
 鼻の通り道に近い所に、歯の根っこに感染がある
 なら、鼻水が出ます。
 
※歯の場合は、
 どの歯なのかを見極めるのが難しい。
 
※一般病院にあるレントゲンでは難しいので、CT。
 (歯の専門医の歯科用のレントゲンが良い)
 
※全部の歯を抜歯していないなら、
 他の歯の可能性もあると思います。
 
 〈治療〉抜歯
 
◆何が原因かによって検査が変わってきます。
 「感染症以外」は、悪化してくると、
 水っぽいものからネバネバに変わります。
 「感染症」…最初からネバネバしています。
 「ウィルス性」…サラサラしています。
 「最近・カビ」…ドロドロしています。
 
◆獣医さんが持っている本によると、
 〈検査について〉
 一般的には「レントゲン」
 鼻の中変じゃないかな?歯が変じゃないかな?
 
 抗菌薬・抗生物質は、
 二次的感染を防げるが、根本治療しないと
 治らない。
※抗生物質はよく効くからと言って、
 永遠に飲み続けるのは良くない。
 
※治療に関しては、原因によって異なる。
 
※咳と鼻水には「加湿」が良い。
 
※ステロイドを使うと、
 抗炎症剤なので、炎症にはよく効く。
 ただし、ステロイドで良くなったから、
 「アレルギーだね(免疫疾患だね)」という
 診断は良くない✖。
 一生ステロイド・抗菌薬を使うことになって
 しまうので、きちんと検査をしましょう。
 
◆歯は腫れていなくても、原因が歯の場合があります。
 歯は、根元が2本もあるし、3本もあります。
 3本の内1本が膿があり、鼻水の原因だとします。
 この場合2本の根っこがあるので、ぐらぐらしていない。
 1本に感染があり鼻水が出ているetc…。
※グラグラや腫れていなくても、歯が原因はあり得ます。
 
 
 

★蛋白漏出性腸症について★

TP(総蛋白)4.3 ALB(アルブミン)2.1
蛋白質漏出性腸症疑いで、
プレドニン[抗生物質]を飲んでいる

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〇薬について
 良くやりがちですが、
 この時点でのステロイドは使わないほうがいい。
 
〇血液検査
 総蛋白はTP(トータルプロテイン)と書いてあります。
 TPは、アルブミンとグロブリンです。
※TP4.3 ALB2.1だと、グロブリンが2.2とになります。
 
〇アルブミン
 「2.0以下」になると手術がしずらくなる。
 アルブミンはたんぱく質なので、皮膚がくっつきにくくなる。
 
 「1.8、1.9」なら急がなくていい。
※ただし、落ちるスピードによります。
 去年1.8で今年も1.8なら、
 低いが変わっていないので、
 急いでステロイドを使うのはよくない。
 
 「1.6以下」になると、超やばいです。
  腹水というのが出てきます。
 [おなかに水が出てくる]
 [発作が出る]
 [命の危険がある]
 
※アルブミンが1.6以下にならなければ、粘れる。
 
 
〇たんぱく質が落ちる原因
①〈たんぱく質が足りていない〉
  ➡がりがりの子とか、食べていない。
[対策]たんぱく質をしっかり摂る。
 
②〈たんぱく質はとれているけど使えていない〉
  ➡肝臓でアルブミンとかグロブリンに変えるが、
   肝臓が悪いため変換ができていない。
[対策]肝臓をしっかり調べる。
 
③〈たんぱく質が出ていってしまっている〉
 ➡たんぱく質をしっかり取っていて、肝臓もしっかり
  動いているのに、出ていってしまう。
  [これで多いのが腸と尿]
  [そのほか、腫瘍・出血など]
 
 出血は気づくし、腫瘍は全く別の治療をしないといけない
 ので今回は説明しませんが、 
 
 「腸」の時は、蛋白漏出性腸症症
 [対策]ステロイドがよく効く。
     ステロイドを長く使うのは良くないので、
     それ以外だと、ローファット食。
 
     ウルトラローファットで調べてみて下さい。
     これでコントロールできることがあります。
     ※脂肪がほとんどない状態です。
     ※こちらも、長期は使用できません。
     ※1か月、もしくは2か月限定の食事です。
     ※同時にサプリは必要。逆に体が悪くなります。
     ※食事の専門の先生に聞いてみる。
     ※ステロイドを使わずに、コントロールできます。
 
 
 「尿」の時は、蛋白漏出性腎症
 [対策]尿検査でUPCを測る。
     ステロイドは使用せずに治せる。
     テルミサルタンを使う。
    ※尿にたんぱく質は基本出ないが、
     UPCはたんぱく質を調べる検査で、
     たくさん出ている場合は、
     それを止めないといけない。
    ※テルミサルタンを使う。もしくは、ACE阻害薬。
     ACE阻害薬については、説明が長くなるので、
     今回はしません。
 
◆TPとアルブミンを見るとき、
 肝臓の値も診ていると思いますが、尿検査をしていない獣医
 さんが多いので、尿検査もしてもらってください。
 ~うちの子尿検査をしていなくて、大変なことになりました。BY先生~
 
 
〇尿検査
 基本的には、エコーを診ながらの針生検が良いですが、
 UPCを測るだけなら、家での採尿でも構いません。
※細菌がいても、異物が入っていても関係ありません。
 
◆「腎症」と「腸症」を併発している子もいるので、
 両方となると大変になります。
 
 
〇腸症の場合
 いきなりステロイドを使わず、確定検査をする。
 (検査)エコー
 腸は5層構造になっています。
 白黒白、黒い太め、白となっています。
 太い黒い所に斜線が入っていたら、
 蛋白漏出性腸炎の可能性が高いです。
※エコーで見るとわかりやすい。
※この状態で見つけたら、確定診断をするために内視鏡です。
 腸の細胞をとって調べます。それから治療に入ると良いです。
 
※内視鏡は、麻酔が必要になるので、
 麻酔のハードルが高いですが、せめてエコーは診て下さい。
 ある程度の判断はできます。
 
〈次の回で質問者様検査後ご報告〉
アルブミン2.1➡2.6になりました。
この時に追加でお無し下さったことが、
◆リンパ管拡張症でアルブミンが下がった子は、
 おやつに注意。
 アルブミンはおやつで下がりやすいので、
 おやつばかりは✖
 
 
 

★真菌症について★

猫 6か月 男の子
顎の下に真菌症がありよくなりません
ブルーライトを当て真菌症と診断され、
イトラベット25g1日1回処方
再診できれいになったが、また再発し、
見た目は初診と変わりません
「人間用の水虫の軟膏を進めてくれる友人がいるのですが、
 使っていいものでしょうか?」
「同居犬・猫もいるのでうつるか心配です。
 寝床の消毒などもした方がよいでしょうか?」

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◆写真を送って頂いていますが、
 「ほんとうに真菌症なのかな?」という感じがします。
 しもかしたら、違うかな?と思っています。
 
〇真菌症(皮膚糸状菌症)
 いわゆる、水虫。
「家族に水虫がいないか?」
 ➡いる場合は、きちんと治療をする。
 
※生後6か月で内服で、抗真菌薬を使っている。
 全身に症状があれば飲み薬は良いが、
 体の一部だけの場合は、「塗り薬」「部分シャンプー」。
 
※人間の水虫と同じカビなので、人間用の薬がよく効きます。
 コスパ的にも、動物薬よりも安く買えます。
 (獣医から聞いたというと動物病院から嫌われるので、
  あまり言わないでください。)
 
※シャンプーもカビ用のシャンプーがあります。
 「マラセブシャンプー」
 「コラージュフルフル」(人間用水虫シャンプー)
 薬用が良いので、マラセブの方がいいかな。
 
 これでダメな時、薬がいいと思います。
 
◆DMで頂いた中で、
 5/8去勢手術、5/9再診とありました。
 「麻酔をかけると、免疫は落ちます」
 
 普段から体の中にカビとか入ると思います。
 麻酔をかけたことによって免疫が落ちて、
 同じ場所にかかったと考える。
※おそらく去勢手術をして麻酔をかけて、
 免疫が落ちて再発したんじゃないかな?と思います。
 
※去勢のタイミングを間違えたかな。
 
〇環境について
 きれいにしてあげて下さい。
 匂いとか化学薬品を使用することで、
 ソファーとか座布団とかに近寄らないくなるは仕方ない。
 他の子に移るよりはましです。
 
※わんちゃん・ねこちゃん、人間にも移るので、
 手はきれいに洗う。
※ささくれとかあると移りやすいので、気を付ける。 
 
〇水虫
 円形脱毛症みたいになる。
 薄毛になるというよりは、しっかりと脱毛します。
 それが広がっていく。
 
 [検査]
 生えているところと脱毛しているところの境目に菌がいる
 ので、そこをしっかり検査する。
 「ウッド灯検査」…特殊のブルーライトで見る検査。
 「バイオ検査」…陰性だったら、糸状菌症でない可能性あり。
 
◆動物病院にはダーマキットというものがあります。
 カビがいたら、中で増えて赤黒くなります。
 毛を入れて培養。
※環境上のカビも拾ってしまうので、
 100%正しいかというとそうではありません。
 
※いろんな検査をして確率を上げておくのが良いと思います。
 
〇対処方法
 ①家の中をきれいにする
  家族に水虫がいるかどうか。
 
 ②まずは、塗り薬・シャンプーから。
  飲み薬は、肝臓・腎臓・心臓にも行くので負担になる。
  できるだけ体に負担がない治療をする。
 
 ③それでもよくならなかったら、飲み薬。
  カビの薬は、1日1回を2-3週間が多い。
 
  パルス療法 
  1週間に月火飲んで水~日曜は休むという方法もある。
 
 
 

★抗がん剤について★

抗がん剤使用
突然膿が出てきました

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◆抗がん剤をしていると、免疫が低下します。
 
 抗がん剤にもいろんな副反応があります。
 [白血球が落ちる]
 [嘔吐下痢]
 [食欲不振]
 [皮膚]etc…
 
 一つ一つに対しての対症療法をしていく。
 
 膿が出てきたのなら、
 膿の検査をしてその細菌に対しての抗菌薬を使うのがベスト。
   
 
 

★腸腺癌について★

腸腺癌からの転移で肺がんも患っている
腸は手術で取っています。
弱い抗がん剤と、プレビコックスで対応しています
「混合ワクチンはしないほうが良いですか?」

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◆しないほうが良いです。
 
 抗がん剤をしている時は免疫が落ちているので、
 しっかり抗体が付くのかどうかが疑問なのと、
 ワクチン=弱い病原菌を入れる
 免疫が落ちた体で弱い病原菌と闘わなくてはいけません。
 
※抗がん剤と一緒に(ガンと)戦っている状態に、
 ワクチンを入れると致命的になる可能性もあるので、
 うちの患者さんだったら断ります。
 
〇混合ワクチン
 基本的にはワクチンは、
 「高齢者・若い子」の方が大事です。
※歳をとってからの方が大事。
 
※「歳をとったから打たなくていいですか?」という方も
 いますが、逆です。
 
※免疫がしっかりしていないときにワクチンを入れると逆効果
 になることがあります。
 酷いアレルギー疾患、脳に障害があるとかetc…
 
◆抗がん剤については、
 「効いているのか?」
 「副反応が出ているか?」
 「許容できるか?」
 
※やって良かったと思うためには、
 しっかりと検査してあげて下さい。
 
※抗がん剤が効いているのであれば、主治医と相談する。
 やると決めたら、中途半端にしない。です。
 
 

★フィラリア薬のジェネリックについて★

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◆[質問の意図がよくわかりませんが…]
 みたいなニュアンス(゚д゚)(。_。)ウン(゚д゚)(。_。)ウンで、
 
 ちゃんとした成分、ちゃんとした量が入っていれば、
 問題ないです。
 ジェネリックは動物病院でよく使われています。
 

★かかりつけ医に薬の相談したら…★

かかりつけ医に薬の相談をしたら、

機嫌が悪そうに「誰のアドバイス?」と言われました。

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◆今はSNSの時代、

 いくらでも話を聞ける時代になりました。

 「こういうの知ってる?」

 「こういうのできないの?」

 と、言われたりもします。

 

 考え方の違いだと思いますが、

 [飼い主側]

 自分の時間と労力を使って、

 愛犬・愛猫のために見つけ出してきたこと。

 

 [獣医師側]

 他の獣医に言われたりするのが嫌な人とか、

 自分はこうやりたい、こういう順番でやりたいと

 いうのはあると思います。

 

※稀にすごくできる有名な先生がSNSで、

 一般の方向けに発信をされていますこともありますが、

 ほんとにできる獣医さんはSNS発信する時間は、

 ないんです。

 SNS上で有名だから信じないようにしてほしい。

 

 僕の言っていることも、

 自分で診て検査しているわけではない。

 ご家族様の話を聞いたうえで話しているだけなので、

 かかりつけの先生を一番大事にしてほしい。

 

※大事なことですが、

 「診断エラー学」というのが人間にはあります。

 どうして誤診が起きるのか?

 

 ・知識とか経験で診断エラーがてるのは数%。

 

 医療的な知識・経験がないのではなく、

 [看護師の体調不良]

 [患者さんとの関係性]

 [患者さんの匂いや見た目]etc…。。。

 

◇また、獣医は全科みないといけないので、

 細かい知識まで全部頭に入れておくのは難しいです。

 知らないから悪い先生ではなく、

 ただ単にその分野は苦手だっただけなので、

 1点知らなかったからといってあの先生は良くないよでは、

 ないと思います。

 

 

◇かかりつけの先生と、

 わんちゃん・ねこちゃんのご家族の関係性が悪くなると、

 誤診に繋がりやすい。

 

 「先生こんなの知らないの?」

 「先生こういうやり方があるよ?」

 と、教えるような言い方をすると、

 愛犬愛猫が被害を被るようになるので、

 波風立てないことがベストです。

 

 「調べたらこういうことがあるみたいですが、

  先生どう思いますか?」

 みたいな感じで聞いてみた方がよいと思います。

 

 

 

★白内障について★

白内障で目が白くなりました。
眼科に行った方がいいですか?

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〇白内障

 眼が白くなる=白内障ではないです。

 

 「白内障だから点眼やりましょうね」

 と、いわれても、

 「先生、白内障じゃないと思いますよ」

 とは、言わないようしてくださいね。

 

 多くの場合は白内障ではなく、

 〈核硬化症〉と言われるものです。

 

※白内障は人では老齢性の疾患ですが、

 わんちゃんネコちゃんの6割くらいは、

 5歳以下で発症する。

 

※白内障と併発することもありますが、

 水晶体のごく一部、視力は障害されていません。

 

〇核硬化症

 眼の老齢性変化。

 人間でいう白髪みたいなもので、

 眼が白くなってきたのは、

 歳をとってきましたよという証拠みたいなもの。

 基本的には何もしなくていいです。

 

◆白内障と核硬化症の見分け方は難しいです。

 「水晶体に光が通るか、通らないか」です。

 

 簡単に説明すると、

 (白内障)

 水晶体が濁って光が通らくなり、

 眼が見えなくなる。

 治療➡手術。

    アンチノールを飲む。(抗酸化)

    目薬とかはおまじないみたいな程度です。

    眼科専門医で目薬はあまり見ないです。

 

 (核硬化症)

 白くなっているが光が通るので見える。

 

〈検査〉

 スリット検査だったかな?たしかそんな名前を前に聞いた覚え有。

 3本光る所がありますが、

 白内障の場合は3番目が光りません。

 

※これをきちんと見れる獣医は少ないです。

 

※眼科専門病院行くことが良いですが、

 近くにない場合は、かかりつけ医を信じるしかないです。

 

※歳をとった子の白濁は、核硬化症です。

 僕は獣医なり立てに就職し病院にアメリカ帰りの日本人の

 眼科の先生についていたので、このことを知っています。

 知らない先生の方が多いかもしれません。

 

 

 

★犬猫日焼け止めについて★

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◆散歩のときにアスファルトからの照り返し、

 おなか側焼けるのを防止するためのものです。

 

※背中はUVカットの服で防ぐしかないです。

 

※皮膚を強くするためには、

 [ビタミンA]

 [ビタミンE]

 [亜鉛]

 [必須脂肪酸]

 [たんぱく質]

 多めにすると皮膚が強くなります。

 

 

 

 

 

 

 

*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*

 

今回もすごく勉強になる回でした!

先生いつもありがとうございますアリ**:・(*-ω人)・:*ガト ♪

 

わんちゃん・ねこちゃんに、

日焼け止めがあるなんて知らなかったΣ(・□・;)

 

アルブミンについても、

すごく勉強になりました(゚д゚)(。_。)ウン(゚д゚)(。_。)ウン

みぃちゃん「腸」は気になるからな。。。

過去の検査記録見てみよう~。

 

 

今回の説明も自分用に忘れないようにしなきゃ♪

それから…

必要な方に情報が届きますように (*´人`*)

 

 

 

*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*

 

それでは、またねー!

 

  

 

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 私からの訪問はめちゃくちゃ少ないです^^;

 始めたころ、半ばころまでは…、

 いいね返ししなきゃとか訪問しなきゃとかコメントしなきゃとか…、

 ひたすら頑張ってましたが………)

ブログは日記&備忘録みたいなものでw

我が家もシニア犬ですし、自分のランキングを上げるために、

書いているわけでも、訪問しているわけでもないです。。。

 

アメブロ開くときは、

まずは訪問してくださった方。

次に読者登録させていただいている方と、

訪問させていただいてます。

 

あまり訪問できませんが(。-人-。) ゴメンネ。。

お邪魔させていただきますので、

よろしくお願いいたします★☆★

 

 

ランキングは重視はしてないですが(゚д゚)(。_。)ウン(゚д゚)(。_。)ウン

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