★知識をUPdate29★獣医さんのインスタライブより|д゚) | ミニチュアピンシャー カルア’s family

ミニチュアピンシャー カルア’s family

☆ボク達の生活日記☆
毎日の生活を日記風に書いてます!!
大事件から些細なことまで。

本来なら…かかりつけ医さんに、

しっかり質問してしっかり答えをもらうのが一番いいですが、

聞き損ねた…

聞けなかった…

聞きずらい…etc…

そんな時にすごく助かるLIVEありがとうございますm(__)m

 

[注意書き( ..)φ]

お話していることを文字にしているので、

よく聞き取れなかったこととか、自己解釈したりとかあり。

医療知識はない素人です。

薬の名前は一度ネットでそのような薬があるかは検索して

書いてますが、その辺りはお許しを。

先生は不定期ではありますが、20時以降で、

インスタライブでお話して下さってますので、

フォローされると開始されたら参加できます。

実際参加してみる、

もしくは、アーカイブをご自身で聞かれるといいと思います。

 

 

 

 

★ワクチンの量について★

チワワ 1.5㎏ 女の子
ワクチンの量は大型犬・小型犬、一緒と聞いたのですが、
本当でしょうか?

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◆わんちゃんのワクチンの会社はいくつかありますが、

 

 ・ワクチンははじめは分かれています。

 ・混ぜることによって効果が出てきます。

 

 【液体の瓶】【乾燥ワクチン(砂みたいな感じ)の瓶】

 粉を吸って液体(ノビバックソルベント)に入れることに

 よって完成します。

 

※乾燥ワクチン1本を注射溶液で溶解して、

 全量を4週齢以上のわんちゃんの皮膚の下に、

 3-4週間(←ここがよく聞き取れず)で入れる。と書いてある。

 

◆基本的には、製薬会社の見解としては、

 「小さい子も大きい子も、1本使ってください」という

 見解を出しています。

 

 ある製薬会社に、

 「小さい子に全部打つ必要があるんですか?」と、

 聞いた事があります。

 その時その製薬会社さんは、

 「実は半分でも聞くんですよね」と聞いたことがあります。

 

 それを知っている獣医さんは少ないと思いますし、

 1本打てと習うので、1本打つのが正解です。

 

※製薬会社さんは半分でも効くというデーターが出ている

 と教えてくれました。

 

※ただし、半分だからと言って2頭で使わないでください。

 と言われました。

 量的には半分で大丈夫かもしれませんが、

 メーカーが違えば回答も異なると思います。

 

※疑問に思うかもしれませんが、

 小型犬でも大型犬でも1本打って下さいというのが、

 獣医さんの普通です。

 

 人間だと子供は半分の量で良かったりしますよね。

 動物業界は人間業界に比べると、

 10-20年遅れているといわれています。

 現時点では1本打つのが普通となっています。

 

 

★避妊手術で心的トラウマについて★

雑種 中型犬 1才 女の子
避妊手術のタイミング
心的なトラウマにならないか心配
怖い思いをしないような病院について

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◆病院に行くとき、

 愛犬が怖い思いや嫌な思いをしてほしくないと

 思います。

 

 すごく大事なこととして、

 受付さん看護師さん獣医さんが好意的で

 優しい雰囲気とか話し方をしてくれているか。

 

※わんちゃん・ねこちゃんは、

 その人がどんな人かを読み取ります。

 

※高圧的ではないとか、触り方とかが優しい病院が

 よいかな。

 

 こういうと変に思われるかもしれませんが、

 動物病院には、

 何もないときに通っておいてほしいです。

 「慣れさせたいから、

  散歩のときに来てもいいですか?」と聞いてみる。

 

 何でもいいので、

 フィラリアの予防薬を買うときに一緒に行くとかetc

 看護師さんや受付さんに、

 持ってきたおやつを食べさせてもらうとか。

 

 〈犬と猫の行動学〉の本

 こういうふうにしたら嫌がります。怖がります。等

 書いてあります。

 獣医師は怖がられることが多いので、

 家族が持ってきたおやつをあげてもらうとか。

 

 行動学・しつけの面では、4か月くらいまでに、

 できるだけ病院に行っておやつをあげたり、遊んだり、

 抱っこしてあげたり、他のわんちゃんと交わったり

 するとかをしてあげた方がよいと書いてあります。

 

 そのあとにしてあげた方がいいのは、

 ワクチン接種の時にもごはんを上げながら打ったり、

 他のわんちゃんたちとパピーパーティーみたいなのを

 院内でやったり、ドッグランみたいな感じで遊びに

 行こうな感じに持っていけたらいい。

 

 注射の時・検査の時、だけに行くと、

 ここにいくと注射される、痛い思いをされる、

 押さえつけられる、捕まえられる、となってしまいます。

※何もないときに、おやつだけ食べに行く機会を作ると、

 動物病院に行くハードルが下がる。

 

◆避妊手術のトラウマ

 人間だと、

「手術されるとしたら、明日手術嫌だなー」と思います。

 

 わんちゃん・ねこちゃんは、

「雰囲気でなんか違うな…」というのはわかるが、

 明日避妊手術というのはわからない。

※嫌な思いをしたという感覚は、術後の痛みで感じます。

 

※最近の若い先生では当たり前ですが、

 しっかりと痛め止めを使う。

 動物病院によっては麻薬性の疼痛薬を使う所もある。

 

※去勢避妊手術の時は、しっかり痛み止めを使って

 あげることは大事と言われている。

 「痛み止めはどういうものを使いますか?」と、

 聞いてもらって、しっかりと痛み止めも使いますよと

 言ってくれる病院さんが良いと思います。

 

◆僕が獣医になった15年くらい前は、

 痛み止めを使っている病院はなかったです。

 

 麻酔がかかっているけど、痛い所を触ると、

〈心拍数があがる〉〈呼吸が早くなる〉

 目は覚まさないんですが、すごく良くない状態ですと

 教わります。

 

※今だとちゃんと痛み止めを使えば、

 心拍数・呼吸数は全く変わりません。

 使ってくれるとこがいいと思います。

 

※麻薬は免許が必要なので、使える獣医さんは少ないと

 思います。

 

◆痛み止めは、

 人間だと無痛分娩の時、歯医者の治療の時など、

 注射すると痛みを感じませんよね。そんな感じです。

 

「ペトルファーム」…おなかの痛みには優秀。

「インフラカム」…バファリンと同じタイプ。

         ねこちゃんはこっちがいいかな。

         ちょっとした痛み止めとして、

         良く使われます。

         あ、わんちゃんもいいかな。

「ドルベネ注」…持続点滴。薄めて使います。

        鎮痛薬に入ります。

        心臓が悪い子には使いにくい。

 

「リドカイン」…歯医者の麻酔に使うもの。

        あと一つの瓶は名前が読み取れず。。。

        切る1分前に皮膚に入れる。

        子宮とか卵巣を引っ張る時痛いので、

        少し入れてあげると痛み止めとしては、

        優秀。

 

他は、金庫に入っているものもありますが、

獣医さんが考えていると思うので、

痛み止めは気にしなくて大丈夫だと思います。

 

※人間ではやらないので抵抗感があると思いますが、

 暴れるとか、緊張して何もできない子は、

 鎮痛薬を使ってあげた方がいいといわれています。

 

 例えば…

 「大型犬で噛む」という子がいるとします。

 

 〈パターンA〉

 エリザベスカラーを付けて口輪をして、

 3-4人に抑えられて検査をする。

 

 〈パターンB〉

 鎮痛剤でほろ酔い状態で検査をして、

 終わったら覚ましてあげる。

 

どちらが怖くないか、動物愛護の観点から言うと、

「鎮痛剤」を使った方がよいといわれています。

※エビデンスがあるわけではないですが、

 最近はそういう流れになっています。

 

 

◆トラウマにならない方法ですが、

 「病院の雰囲気」

 「動物に対して愛情を持って接しているか」

 「検査しないときに行く」です。

 

 

★猫が食べていい野菜について★

水分多めのパウチを食べていますが、
便秘が改善しません。

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◆ねこちゃんは、わんちゃんに比べて、

 便秘になりやすいです。

〈便秘の理由〉

・高齢で脱水

・腸の運動が落ちている

・病気

・腎臓病

・大腸の病気

 

「原因があって結果として出ているのが病気」

・大腸が悪くて下痢をする。

・胃があれていて吐く。

・腎臓が悪くて水を飲む。

 

「原因に対しての治療が必要」

・一時的に吐き気止めをいれる。

・胃炎がずっと続いているなら、

 炎症を止めてあげないと続いてしまう。

 

※便秘を改善するのではなく、

 「便秘に対する原因を見つけて治療する」事が大事。

 

◆今回は、便秘の改善としての野菜を聞かれているので、

 そのお話をします。

「ねこちゃんは、完全肉食です」

※基本的に、肉だけ食べていれば大丈夫。

※野菜を食べても大丈夫です。

 

猫用の完全菜食ふーどもあるらしいです。

※胃腸のためには、食物繊維が特に大事。

 

繊維には、

「水溶性繊維」「不溶性[可溶性]繊維」があります。

 

〈水溶性繊維〉

 水に溶けるタイプは腸内細菌に良い影響を与える。

 腸内細菌のゴハンになるもの。

 

〈不溶性繊維〉

 腸内環境に良いというよりは、

 繊維自体が水を引っ張ってくる。

 繊維は水にくっつきやすい。

※便秘の時は水が入った方が消化管の動きを良くする。

 

◆猫は基本的に食物繊維を必要としませんが、

 市販のベットフードに入ってる少量の食物繊維でも、

 改善するといわれています。

※食物繊維の含有量は、5%以内にする。

 

◆ねこちゃんで便秘が多いのは、

 中高齢のシャムネコちゃんです。

 

「食物繊維」

・不溶性繊維は、結腸内(大腸)を大きくしてあげて、

 水分が増え、腸管内の毒素を希釈し、

 おなかの調子がよくなる。 

 

・可溶性繊維は、腸内細菌を良くします。

 

※可溶性繊維〈水に溶ける〉が多くなると、

 【亜鉛・カルシウム・リン・鉄分】などの

 ミネラルが著しく低下するので、あげすぎも注意。

 5%以上摂取しないようにというのはミネラルが

 使いにくくなるためです。

 

〇「何を食べればいいか?」

 【ふすま・米・小麦・豆・大豆・ビートバルブ(甜菜)】

 

 具体的には、わんちゃん・ねこちゃん同じです。

 人間用の「ファイバーワンブラウンシリアル」と言うのが、

 良いらしいです。

※単純にオオバコ・ふすま・カボチャなどを利用するよりは、

 バランスが取れています。

 

 野菜を上げたいというのであれば、「かぼちゃ」です。

 日本では見かけませんが、

 缶詰のかぼちゃがよいらしいです。

 

◆質問の答えとしては、

 野菜をあげたいのであれば「かぼちゃ」。

 あとは、さつまいも。

 シリアルを食べてくれるならシリアル。

 

 なにはともあれ、原因が大事です。

 

 

 

★歯の露髄について★

イタグレ 7才
第4前臼歯が少し露髄
炎症もなく本人は痛がっていませんが、
治療するなら歯科専門を紹介するといわれています。
どうすればいいか教えて下さい。

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〇第4前臼歯

 わんちゃんの上の歯で、一番大きい奥歯です。

 

 歯は3層になっています。

 髄というのは中の中。

 「歯髄」…歯の神経が入っているところ。

 そこが見えてしまっていますよという状態です。 

 

「堅いものを食べていたからではないのかな?」と、

 思います。

 

〇堅いものとは

「前歯で噛みきれない堅さのもの」

「はさみで切れないもの」

※歯の健康のために堅いものは販売されていますが、

 獣医師の歯科の先生が言うには、

 「前歯2本で噛みきれないもの」

 「はさみで切れないものはあげないでください」

 と、言われています。

 

※噛みきれなくて、露髄という状態になる。

 露出してしまった歯髄の場合は、

 歯根で感染症になり痛くなる。めちゃくちゃ痛いです。

 

※教科書的には、この時点で治療しましょうねとなりますが、

 経験上では、露髄していてもすぐに感染症にはならないので、

 様子を見ながら…

 3か月から半年に一回その部分のレントゲンを撮って、

 レントゲンで歯の周りが白く抜けてきたら、ぬいた方が

 よい。

 

 

★空腹時嘔吐について★

ごはんの回数を増やすといわれることが多いですが、
プチ断食など内臓を休める時間を作った方がよい?
なぜ胃液を吐くのでしょうか?
体質、食事内容、年齢でしょうか?

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〇空腹時嘔吐

 体の生活のリズムがあります。

 生活のリズムのせいで胃酸が出ぎることがあります。

 

 よくあパターンだと、

 ・【月~金曜日】朝昼晩食べる。

 ・【土日】2食しか食べない。とします。

 

※体は胃酸を分泌しているが、

 ごはんが来ないので吐いてしまう。

 

※朝方吐くことが多いのであれば、夜寝る前に食べさせる。

 

※やったり・やらないというのが良くないです。

 

〇プチ断食(内臓を休める時間)

 食事内容もあると思います。

 「食事の粒の大きさ」、「ご飯の粒が小さすぎる」、

 「中がすかすかしている」など。

 

※胃を通過するスピードが速すぎると吐いたりする。

 粒を大きめにすると空腹時嘔吐はなくなったりする。

 

〇食物繊維〈不溶性繊維〉を食べる。

 わんちゃん・ねこちゃんの胃腸は、人間とちょっと違います。 

【人間】

 口でよく噛むことでアミラーゼという消化酵素が混ざり合い、

 胃腸の仕事量を減らすことができる。

 

【わんちゃん・ねこちゃん】

 他の動物に狙われないように、横取りされないように、

 早く食べなくてはいけない。

 胃腸に負担がかかりやすい進化をしてきた。

 

◆プチ断食が犬猫によって良いのかはわかりませんが、

 最近の獣医の胃腸の専門家は、

 「胃腸の時」「下痢するとき」「膵炎の時」でさえ、

 基本は食べろ!と言われています。

 

※ごはんの直後にすぐ嘔吐、下痢は良くないですが、

 ごはんを食べながら治した方がよい。

 

※わんちゃん・ねこちゃんにとって、

 プチ断食がいいかというと、

 現状は違うんじゃないという、勢力の方が強いです。

 5年後10年後はちゃんとしたエビデンスが出て、

 食べないほうがいいといわれるかもしれませんが、

 ここ5年では食べながら治せといわれています。

 

◆空腹時嘔吐…

 胃酸ってありますよね。PHでいうと、

 〈1.0酸性~7.0中性~15.0アルカリ性〉

 

 ハイターは2.0と言われています。

 胃酸は、2とか3くらいで超強いです。

 胃の中にあれば胃壁があるから大丈夫ですが、

 吐くときは、食道を通って口を通る。

 

※食道と口の中を痛めてしまい、

 これを繰り返すと「逆流性食道炎」になったり、

 「巨大食道症」になったりします。

 強い酸なので、吐かないに越したことはないです。

 

◆改善策としては、 

[生活習慣]

  食事の回数、食物繊維を増やす、食事の時間

 

[薬]

  ガスター(胃酸を抑える)

  スクラルファート(胃の壁を守ってくれる)

 

※スクラルファートの方が体に負担がかからない。

 美味しい液体だと思います。

 

※そんな強い薬ではないので、

 一生使っても問題ないとは思いますが、

 使わないことに越したことはないです。

 

 

質問者様

「生活習慣的にリズム重視なのは分かったのですが、

 野犬的な生活を考えると、定期的な時間というのは、

 ないと思います」

 

◆野性的な生活をしている子達は、

 この時間にごはん、この時間に寝るというのはなく、

 その場その場の生活をしているので、寿命が短いと

 思います。

 

 野良犬野良猫が寿命が短いのはそういうところから

 来ていると思います。

 病気を考えないなら、野良猫7-8年、飼い猫15-16才

 くらいです。

 体はリズムがあった方が整いやすいです。

 

※考え方としては、

 飼い猫(飼い犬)を野良猫野良犬と比較して考えない

 方がよいです。

 

 

 

★体重が減っているについて★

ミニチュアシュナウザー 14才
ごはんはたくさん食べるのですが、体重減少。
定期健診異常なし。

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◆生活習慣を変えないで、

 体重が5%以上増えたり、減ったりするのは、

 病気の可能性が高い。

 

※10%以上増減があれば、確実に病気があります。

 

◆体重の増減は、

 「胃腸疾患」「ホルモン疾患」「肝臓」「腎臓」

 「心臓病」とかetc…。

 なんでも可能性はあります。

 

 ・心臓が悪くなると、悪液質という状態で体重が落ちる。

 ・肝臓が悪くなると、体に栄養素が回らないので落ちる。

 ・腎臓が悪い子は、糖尿病で落ちる。

 ・腫瘍などでも落ちます。

 

※「胃腸疾患」は血液検査ではわからない。

 基本的には、画像検査で、優れているのが「内視鏡」。

 CTになるので、定期検査でわからないことが多い。

 

◆どこかに疾患があるはずなので、

 「どこが悪くて体重が落ちているのか?」

 

※生活習慣を変えていなければ何かあるはずです。

 

※体重が落ちていることが飼い主さんに向けてのサイン、

 しんどいよ苦しいよのメッセージかもしれません。

 検査の幅を広げる。

 

◆ホルモン疾患

 「糖尿病」「クッシング症候群」

 わんちゃんの場合は「甲状腺」は体重が増えるので、

 違うと思いますが、

 もう少し詳しい情報【血液検査・画像検査・尿検査】を

 頂けたらもう少し読めるかもしれません。

 

質問者様

「ホルモン検査は異常ありませんでした」

 

※クッシング・T4・TSH・コルチゾール、

 TBA・BNP(これのみ聞き取れずあってなかったらすみません)

 この辺は検査してますか?

 

※胃腸疾患が一番可能性が高いです。

 

 

★足の負担について★

レッグヘルペスの手術を9か月の時にしました。

老犬になった時、足の負担はどのようになりますか?

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◆手術の方法がいくつかあって、

 「股関節全置換術」「骨頭切除」があります。

 

〇レッグカルベベルテㇲ

 日本語では無菌性大腿骨頭壊死症。

 小型犬で多い。

 太ももの骨盤に太ももの骨くっついている、

 太ももの骨と骨盤は「大腿骨頭」でくっついている。

 これが股関節です。

 この部分が無菌性で壊死してしまう病気。

 

※小型犬に圧倒的に多く、片方に出る子が多い。

※遺伝性の病気。

 

〇治療方針

 基本はオペ一択です。

 手術の仕方がいくつかあり、「骨頭切除」、

 「全置換術」いわゆる人工関節の治療があります。

 

【骨頭切除】

 太ももの骨、骨盤にくっついている部分が無菌性になって

 いて壊死しているので、柔らかくなる。

 体重が支えなくなり、そこの部分がつぶれる・痛い、

 という病気です。

※命に関わりませんが、めちゃくちゃ痛い病気です。

※太ももと骨盤にくっついている部分(凸っている部分)を

 落とす手術。

 

[骨頭の方の悪い方を切ってしまう]

 わんちゃんは4本脚なので、

 1本なくても筋肉でしっかり支えられる。

 周りの筋肉が体重を支えてくれる。

 少し脚は短くなるが、「30%以上短く」ならなければ、

 びっこはひかない。

 人間は数%でびっこにはなりますが、

 わんちゃんの場合は、長さが変わってもびっこはないので、

 手術が一般的です。

 

 あるべき骨頭を切除してしまうと、

 整形外科の中・東大の整形のセミナーでも、

 非常に合併症が多い手術ですといわれています。

 

 でも、手術をして家族の満足度も非常に高い手術です。

 合併症で、

 ・たまに走る時にぴっこひく

 ・寒いときに痛がる

 ・関節の向きが変わってしまうので膝が悪くなる

 というのはでたりします。

 

 すごく痛みを伴う疾患なので、

 痛みが軽減するだけでも、

 飼い主の満足度が高い手術になります。

 

◆ちょっと難しい話にはなりますが、

 アライメント(まっすぐになっている軸)というのがあります。

 関節とか筋肉とか向きというか動きというか…、

 軸が変わってしまうので、向きが変わってしまうと、

 筋肉とか膝蓋骨とかが外れやすかったり、

 関節炎が出やすくなったりする合併所が多いです。

 

 

〇「関節炎」

 10才で70% 15才で90%が関節炎です。

 関節炎の血利用は、人間の方でも治せないといわれています。

 

 関節炎は「歩く」こと、「可動域」を広げることが大事。

 〈歩くこと=痛み止め1個〉

※歩くこと自体が痛み止め効果があるといわれています。

 

※サプリだと「アンチノール」

 レーザー・マッサージ・プールとか。

 整形外科の先生からは嫌われますが、お灸・鍼とか。

 関節炎の治療をしてあげた方がよいです。

 

 

【全置換術(人工関節)】

 これをできる日本の先生は、10人いないです。

 骨頭切除は、整形外科ができる先生はほとんどできます。

 できない先生も多いは多いですが、

 骨頭切除を選択される方が多いと思います。


 ご相談者様は、

 手術をしているので骨頭を戻すことはできないので、

 やるとしたら、「人工関節」。

 

 人間はだいたい同じ体をしていますが、

 わんちゃんは対格差があります。

 

 うちの子にちゃんとあった関節の大きさじゃなかったら、

 悪化することがあります。

 

 

◆関節炎のケア・予防が大事だと思います。

 人工関節・関節炎のエビデンスはまだ出てないので、

 ガイドライン通り治療をしています。

 

 

    

★堅いおやつについて★

鹿の骨をかじっていたのですが、
そのくらいで歯がとれたりしますか?

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◆余裕で欠けます。

 「(人間の)前歯2本で噛みきれないもの」

 「はさみで切れるないもの」

 わんちゃん・ねこちゃんには、あげないでください。

 獣医の歯科の先生が言われています。

 

◆歯科には歯が欠けている子が良くきます。

 歯は3層になっています。

 外側から[エナメル質・象牙質・歯髄]

 歯髄が見えていると感染して、根っこに感染層ができる。

※歯が解けてきます。

 

※エナメル質・象牙質が欠けてしまうと、

 そこから感染が起きて、中で骨の感染層ができて、

 骨が解けてしまいます。

 

 ほとんどの子は感染しないことが多いですが、

 万が一溶けてしまった時は、

 顎が折れたりとかどうしようもなくなることもあるので、

 早めに治療してあげるのが皮質の方法です。

 

〇堅いおやつ

 アキレスけんとか骨とかは、

 歯科の獣医さんはやめて下さいと言っています。

 

※昔は歯磨き効果があるといていましたが、

 動物病院で販売しているのって、

 業者さんが置いてくださいといわれておいているだけです。

 

 

★去勢のタイミングについて★

ミディアムゴールデンドゥードゥル
1才 男の子

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◆どこに視点を置くかです。

〈しつけの先生〉

 男の子としてホルモンがないうちを進めている。

 5-7か月でしてくださいという方が多い。

 

※エビデンスはないが、

 あまり早く去勢手術をすると尿道が狭くなるという、

 ケースレポートがあります。

 

 これは10年前から言われていて、

 論文はエビデンスはでてきていないので、はっきりは

 わかりませんが、

 嫌がる泌尿器の先生・腎臓とか膀胱の先生はいらっしゃいます。

 

 1才を迎えていたらいいと思います。

 

〈女の子〉

 早めの方が効果が高い。

 初めての初滋養が来る前にすると、

 乳がんになる可能性がほぼない。

 1才未満がよい。

 命に関わる、

 「子宮蓄膿症」や「乳がん」のリスクを落とせる。

 

〈男の子〉

 早ければ早い方がいいわけではないです。

 「精巣腫瘍」「前立腺過形成」「会陰ヘルニア」

 「肛門周囲線種」は治療が上手くいけば、

 命に関わる病気ではない。

 

◆男の子も女の子も、本能が子孫を残すです。

 自然界なら自分で欲求を満たすための行動ができる

 のですが、人間と暮らしている時点でその行動すら

 できません。

 

※これがかなりストレスになるといわれています。 

 

 2019年のアメリカの論文で、

 ・未避妊の女の子に関しては、死亡リスク1.5倍位。

 ・未去勢の男の子は、1.1倍。

  10%位死亡リスクが上がるといわれています。

 

※去勢手術をしたら、7割くらいは足を上げなくなりますが、

 3割くらいは上げてしまいます。

 足を上げるのを辞めさせたいのなら、早めが良いです。

 

 

追加ご質問

「避妊による更年期障害などはあるのでしょうか?」

 

◆避妊の方が合併症が出てくるといわれています。

 更年期障害というよりは排尿障害です。

 

〇避妊手術による短期リスク

 ・麻酔リスク

  ASA分類というものがあります。

  「麻酔のリスクがどのくらいかな?」というものです。

  わんちゃん、ねこちゃん、1-5まであります。

 ※1-2は飛行機が落ちるくらいのリスクです。

 

 ・出血のリスク

  あまり手術が上手くない獣医さんがすると失血死など。

  避妊手術はおなかを開けるので、

  人間の医師からすると難易度が高い手術。

 ※臓器を気づ漬けるなど。

 

〇長期的リスク

 ・太りやすくなる

 ・尿失禁

 [男の子]ほとんどない。

 [女の子]小型犬は稀。大型犬15㎏以上の子に多い。

      5%くらいの発症率。

 

 ・縫合したところのアレルギー

  しばらくの間炎症反応に苦しむ。

 

 ・避妊手術後に発情が来る。

  [手術の失敗での取り残し]

  [手術の失敗ではない場合]

  腎臓は左右二つあり、それぞれその下に卵巣があり、

  その下に子宮・膣がある。

  左右の卵巣を縛って取るのですが、

  ごく稀に「副卵巣」というのを持っている子がいます。

 ※副卵巣はどこにあるのかわかりません。

 ※ちゃんと卵巣を取ったにもかかわらず、発情がある。

  血液検査をすれば、

  発情で女性ホルモンが上がっているかがわかる。

 ※そのあとに、CTをとると、副卵巣があったりします。

 

 ◆これは獣医のミスではなく、しょうがないと思って下さい。

  これを探しながら手術をするとかなりお腹を開けて

  調べないといけません。

 ※普通は探しません。

 

 

◆更年期…女性ホルモン嗅ぎないことによって、

 体調不良が起きたりしませんか?というご質問だと思うのですが。

 

※逆です。

 一般的には「女性ホルモンがあることによって体調不良になる」

 ことが多いです。そのため避妊手術をします。

 

※教科書にもちゃんと学問として載っていて、

 昔から、

 「去勢・避妊したほうがいいのか」

 「去勢・避妊しないほうがいいのか」

 言われていたりしますが、繁殖の予定がない子に対しては、

 した方がよいといわれています。

 使う臓器ではないので、ストレスになる。

 

※今言ったような、

 メリットデメリットを含めてかかりつけの先生に相談して

 きめるのが良いです。

 

 

追加ご質問

 「1年経ったらいつがいいのかわからなくなりました」

 

◆かかりつけの先生に相談してもらう。

 術後はエリザベスカラーを付けないといけないので、

 耳の汚れ的なことを考えると、

 涼しい季節がいいかな?という先生もいたりしますが、

 傷口の治り具合とかは、どの季節も変わりません。

 

 運動制限はありませんが、

 エリザベスカラーがついているため、

 相手の飼い主さんに相談して遊ばせるのが良いです。

 

 

*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*

 

今回もすごく勉強になる回でした!

先生いつもありがとうございますアリ**:・(*-ω人)・:*ガト ♪

 

 

自分用に忘れないようにしなきゃ♪

それから…

必要な方に情報が届きますように (*´人`*)

 

 

 

*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*

 

それでは、またねー!

 

 

 

 

 

 

 

 

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時々、ありがたいことに読者登録の申請が来ますが、

「カルア' s familyのブログ読みたい!」

という方のみでお願いします。

■ジャンル違いの方からの申請も受け付けはしますが、

 私からの読者申請はありません。

■頻繁にブログ訪問はしておりません。

■ご自身の読者登録伸ばすため~等の目的の方の、

 申請はご遠慮ください。ご期待には…沿えません。

(ちなみに……今は記事を書くこと自体も少ないので、

 私からの訪問はめちゃくちゃ少ないです^^;

 始めたころ、半ばころまでは…、

 いいね返ししなきゃとか訪問しなきゃとかコメントしなきゃとか…、

 ひたすら頑張ってましたが………)

ブログは日記&備忘録みたいなものでw

我が家もシニア犬ですし、自分のランキングを上げるために、

書いているわけでも、訪問しているわけでもないです。。。

 

アメブロ開くときは、

まずは訪問してくださった方。

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