瑞龍寺 その二 | にっくんのブログ

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仏殿


仏殿

仏殿


 仏殿は万治2年(1659年)に建立されました。総欅造りで外見は二重ですが内部は一重となっており、一重目の庇は裳階となっています。屋根は鉛板葺という珍しいもので、他には金沢城石川門などに使われています。鉛板葺きは徳川家康が築城した江戸城天守閣にも使われ、外見は白く見えます。これは戦の際、鉄砲の弾丸を製造に利用すると俗説がありますが、寒冷地で瓦内の水分が凍結し、瓦が損傷するために、普通の瓦の使用を避け、鉛瓦が使われたとも、当時は鉛が余っていたからとも言われています。




法堂内部二

仏殿内部


 内部には釈迦像を真ん中に、左に普賢菩薩、右に文殊菩薩が安置されています。この像は中国渡来のものと言われています。天蓋から下がる布は、蓮の繊維と絹で織られたもの、創建当時のものです。




法堂


法堂

法堂


 明暦年間(1655年~1657年)に建立された、総檜造り入母屋銅板葺きの建築物で、面積は186坪(約614平方メートル)と、寺院内で最大の建築物です。前後3室、計六室あり、その前面には細長い土間廊下があります。




法堂内部3

法堂土間廊下




法堂内部一

法堂内部


 建物中央二室の奥が内陣で前田利長公の位牌が安置されています。天井は格天井で狩野安信の筆による草花が描かれ、襖および壁は金箔貼りと豪華なものです。






木造烏蒭沙魔明王(うすさまみょうおう)立像

仏像



かつて七間浄頭(東司)に安置されていた木造烏蒭沙魔明王立像が安置されています。木造烏蒭沙魔明王は東司の守護神で不浄を転じて清浄とする神様で瑞龍寺では最も古い仏像で室町時代の作品と言われています。上の写真は回廊に置かれたレプリカで、実物は法堂内に安置されています。