心がだんだん晴れてくる | mini-cooperのブログ

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いつも思いやり、いたわり、笑顔で (*^_^*)

自分に似合うものがわからない

 

気持ちのいい服が、似合う服

 

 わたしは時々「街行く人ウォッチング」をするのを楽しみにしています。

 

 センスもスタイルもいい素敵な人に目が行くのはもちろんですが、「ウワッ、スゴイ!」としか言いようのない不思議な人と遭遇するのも、とても楽しい。

 

 かって住んでいた町には「真っ赤おじいさん」と「真っ赤おばさん」がいました。

 

 おじいさんのほうは、たいていジョギングスタイルなのですが、ウエアはもちろん帽子やタオル、靴まで赤ずくめ、でした。

 

 年齢は当時でも70歳は過ぎていたと思います。相当な〝 有名人 〟らしく、彼が走っていると声をかけていく人も多かった、と記憶しています。

 

 

 おばさんのほうは、ロマンチックなフリルがたくさんついたコットンのワンピースにポシェット、コサージュも全部赤でした。

 

 言うなれば〝 ピンクハウスの服を自分で赤一色に染めた感じ 〟といったところでしょうか。

 

 このふたりに会った日は、なんとなくうれしくて、元気が出るような気がしたものです。

 

 引っ越してしまい、彼らを見る機会がなくなって残念!と思っていたところ、今度は「グリーンマン」を発見しました。

 

 髪も緑、背広も靴下も靴も緑です。どちらかというとライトグリーンなので、まるで熱帯の鳥の化身といった強烈さ、です。

 

 

 今までに7回ほど彼を目撃していますが、背広でなかった日もやはりグリーンのニットを着ていました。

 

 長々とこんな話をしたのには「わけ」があります。

 

 服装って、基本は自分がいいと思えばそれでいい!ということです。

 

 ファッション雑誌のトレンド情報をくまなくチェックしても、似合うものが見つかるとはかぎりません。

 

 モデルさんの着こなしを上から見て、上から下までの商品のトータル金額を計算してため息をついているより、今、自分が持っている服の中にある「元気が出る色」「好きな襟の形」「安心するスカート丈」「気持ちのいい材質感」を確かめてみましょう。

 

 

 そして、その日の自分のテーマを決めることです。

 

 「テキパキ」なのか「ユッタリ」なのか「シック」なのか「ナチュラル」なのか。

 

 わたしは、真っ赤おじいさんのように〝 街で目立つことを楽しめる 〟タイプでなく、役割に自分によって服装を変えるほうが好きです。

 

 でも、もしかして、いつか「全身真っ赤おじさん」になってもいいな、という自分が、いなくもない。

 

 主役は服でなく、あなた自身です。

 

 あなたが幸せな気分になれたとき、〝 その服装は似合っている 〟ということなのです。