昨年、新たに世界遺産に登録された南漢山城へ向かいました。
ソウルの東南に位置するこの山城は韓国の山ガール、山ばあば達の
絶好のハイキングコースになっています。
私はと言えば、高い所へ上るとか、上に立つとかとても苦手で
城壁にそった山道を、息を切らして後を付いて行くのがやっとです。
それでも遠い山々や続く城壁をのぞみ、うっすら汗をかいたおでこに
心地よい風を受けるとなんともいい気分ではありました。
戦争や内乱など有事の際に後方の援軍が到着するまで、
宮廷の代わりに避難所として使用するために17世紀前半に作られたそうです。
当時は馬か馬車で移動するしかないから
王様も大変苦労なさったと思うけど、2000人に及ぶ従者はいかがだったでしょうか?
この城壁の特徴は、写真のように斜面に石垣が積まれているのですが
外敵の侵入を防ぐのならむしろ垂直の方が・・・・・?
韓国の歴史的建造物は秀吉の朝鮮征伐の折に
ことごとく破壊され、全てがと言っていいほど再建されたものです。
東西南北の城門を見ながら、ぐるりと回ると11キロ以上あると言う事で
時間もかかるし、体力も持ちません。
今の季節は、どこへ行ってもニセアカシアの花が満開です。
街中から、山の方ではまさに群生
良くもこれほど沢山の花を付けるものだと驚いてしまいました。
働きバチは死ぬほど働いてせっせと蜂蜜を作るから
韓国ではハチミツがお安く手に入るかも・・・。
昼食は両班たちが好んで食べた両班ヘジャンクと言うスープのお料理です。
中には野菜、牛肉、アワビなどが入った鍋で、一般ピーポーは口にする事が出来なかった、当時としては豪華なお食事でした。
両班が人を使って予約をすると次の朝に出前をしたそうですよ。
お腹もふくれてソウルまでの車の中は爆睡です。
ただ、ドライバーが荒いんで・・・。
ソウルでは景福宮で衛兵の交代(守将交代式)を見てから
明洞で一時解散、散策しながら自由食を食べる事になっていました。
私はツアーメンバーと別れて、友人とケジャンとジャージャー麺をいただきました。
生の蟹は不安でしたが、甘くておいしかったので2切れだけ食べました
また例によって○痢を起しはしないか心配だったので。
明洞ではネイチャー・リパブリックの化粧品を1点だけ買って
(カードが無いので・・・・トホッ)
鐘路3街にあるソウルシアターの中の『ペインターズHERO』というショウを見に行きました。
予定になかったけど、ガイドさんに勧められてチケットを買ったのですが
ネットで買えば、もっと安くてプレゼントも付いていることを隣の席の日本人女性に聞いてチョットがっかりです。
セリフが無く、大きな紙にキレのいいダンスしながら墨で武将や、虎の絵を描くのですが、
それがコミカルな動きで掛け合いをしながら感動的に完成させるのです。
とにかく笑わせてくれます。
とても楽しいひと時でした。
「次回はフリーで来るから、その時はもう一度観ようね」と言う事になりました。
最終日は3時まで自由時間なので地下鉄で東方面に移動しました。