くすぶってしまった天燈上げイベントを後に
翌日は世界遺産の海印寺へ。
韓国の観光名所はほとんどが世界文化遺産ですが
この伽耶山・海印寺に行ったのは初めてです。
お釈迦様の誕生をお祝いするお祭りの時期なので
境内いっぱいに色とりどりの花型の提灯が飾られて、とてもきれいでした。
階段の多いまあ、普通のお寺ですが
これまた世界記録遺産の経典の木版が保存されている蔵経板殿と言うのがあります。
この建物は工夫を凝らして、湿気に強く風通しの良い作りになっています。
八万以上の仏教の版木が間に銅をかましてピッタリ重ならないように
大切に保管されています。
ガイドさんから聞いた話ではないのですが、
長い年月の間に徐々に損傷が激しくなって修復が必要なんだそうですね。
何でも統治時代の管理が悪かったせいだと
決めつける一部マスコミもあるとか・・・。
現在は中に入って見学は出来ません。
ご当地グルメ、山菜の定食をいただいてから
マイクロバスで約4時間、水原へ向かいます。
ドライバーがえらく威勢のいいおっさんで
一番後ろへ乗った私は回復した腰をまたやっちゃうんじゃないかと心配でした。
水原華城は実に3回目かな?4回目かな?
日曜日の華城は家族づれやカップルでにぎわっておりました。
城壁をぐるりと回ると5.8キロもあるので
幾つもある門を見たり、城壁に設置された防御施設の全てを見てまわるには、多くの時間が必要です。
イ・サン(世祖)が遷都を考えて建築を始めたが完成直後に亡くなったので
日の目を見なかったお城なんですね。
老論派の陰謀で先王に米びつに入れられて亡くなった父思悼世子のお墓を移すためでもあったとか。
城郭の違う方向から見ると初めて来た場所のように錯覚するのが不思議です。
いよいよお楽しみの骨付きカルビの夕食です。
お肉の他に盛りだくさんの野菜があって女性には嬉しいお食事です。
柔らかくて、韓国で今まで食べたなかで1番美味しい焼き肉です。
今回のツアーではスープ料理が多かったので
特にそう感じたのかも知れないですけど。
ああ~、これを国産牛で食べた~い
食事の後は、水原行宮(スウォンヘグン)へ移動して
日韓国交正常化50周年記念イベントの伝統音楽会の鑑賞です。
ちなみに行宮とは王様がお休みななる所だそうです。
日本の人間国宝に値するエライ先生率いる若き芸術家たちの演奏で
伝統楽器による、「千と千尋のかきかくし」「花は咲く」や
ドラマ主題歌「イ・サン」「チャングムの誓い」等など聴かせていただきました。
他に伝統舞踊やパンソリ、民謡「アリラン」の美しい旋律の数々、
薄明かりの中で聴く異国の音楽は
とっても感動的でした。
この日の宿泊はLAVIDOR RESORT
とても大きなリゾートホテルです。