韓国ドラマのセオリー
不治の病・・・・出生の秘密・・・・三角関係・・又は幼馴染、
そう言った諸々が一切なくて、むしろ切なくなるような男の映画でした。
すっかり時代劇の虜になってしまったけれど
この映画は若干古風?な表現で難しかった様な気がします。
朝鮮王朝500年の歴史に刻まれる名君、イ・サンが即位1年の時に起こった暗殺計画を史実とフィクションを織り交ぜて巧みに表現しています。
理想を抱きながらも暗殺の危機に怯えていた若きイ・サンが、偉大なる王へと成長していくきっかけとなった運命の一日を刻々と迫る時間を追って繰り広げられるミステリー作品です。
朝廷の中で絶大な権力をふるう老論派が先代王の後妃の子を王座に就かせたいがため
イ・サンを亡きものにしようと朝廷内に刺客や諜報員を配置しその時を狙っている。
イ・サンには除隊後初の作品となるヒョンビン
悲しき宿命を背負った宦官にチョン・ジェヨン、
刺客の元締めの大悪人にチョ・ジェヒョ ンと個性派俳優が脇を固めています。
女優ではハン・ジミン、あんなに可愛い顔をして王の命を狙う恐ろしい先代王の後妃の役です。
これがまた妖艶で美しい・・・。
悲しいまでに映像美を追求している様な、軽い気持ちでは見られない奥深さがなんとも言えない心に残る映画でした。