学童期と青年期の発達課題 | 青少年育成支援ブログ

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子どもに合わせた人間力育成や青少年問題における自立支援や親子関係修復支援など色々と書いていきます。

みなさん、こんにちは(^^♪

青少年育成支援・公認心理師の小井出博文です(^^♪

 

もうすぐクリスマスですね~!今年も一年が早いものです。

気が付いたらブログがずっと上げれてませんでした。みなさん、すみませんでした(´;ω;`)ウゥゥ

 

今回の内容は「エリクソンの発達課題」です。

エリクソンの発達課題とは、「乳児期」「幼児前期」「幼児後期」「学童期」「青年期」「成人期」「壮年期」「老年期」の8つの発達段階があります。

 

 

この中で、今回は「学童期」と「青年期」について簡単に解説したいと思います。

 

学童期(6歳~12歳)

学童期は、子どもが小学校に通う期間に当たります。学校で知識を身につけて、学習する機会が多い時期です。

学童期の心理的課題は「勤勉性」です。子どもが自ら学んで物事を完成させたり、仲間と集団行動をして成功したりする体験を通して、自分が有能であると感じ、自尊心を得られます。

学童期に「他の子と比較して、自分にできないことが多い」と感じたり、周りから責められたりする経験が多いと、失敗しても頑張ろうという気持ちを失い、劣等感を抱くようになるといわれています。

お子さんの得意な分野や好きなことを見つけて、自主的に取り組めるような環境を作ることを心がけましょう。

 

青年期(12歳~20歳)

青年期は、「自分がどんな人間で、何者であるのか」と思い悩み、自分の「アイデンティティ」を探し始める時期です。

また、進学や就職など、自分の人生で選択しなければならない機会が増える時期でもあります。

将来の選択肢を考えていくなかで、自分のアイデンティティを確立することが、青年期の心理社会的危機とされています。

アイデンティティを確立できると、自分の価値観を信じて応えようとする忠誠心が芽生えます。

しかし、青年期に自分が何者か確立できないと、「同一性拡散」という状態になり、社会で活躍することが難しくなる可能性があります。

その結果、アイデンティティの確立を先延ばしにする「モラトリアム」の状態から、抜け出せなくなるかもしれません。

 

※モラトリアムの状態とは?

学術的用語としての「モラトリアム」は、エリクソンが提唱した発達心理学の言葉で、子どもと大人の境目において、「大人の領域に踏み込めずにうろうろしている状態」を指します

 

エリクソンの発達課題については有名ですので、知ってらっしゃる方も多いと思いますが、人の成長の上で押さえておきたいポイントでしたので今回書かせていただきました。

皆様の子育てにおいて有益であれば嬉しいです(^_-)-☆

 

青少年育成支援 公認心理師  

小井出 博文

 

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