初めて見かけた時にはガリガリに痩せて、目ヤニに青っぱなを垂らし、耳の付け根と首輪をしている首も、首輪の形に禿げており皮膚病も患っていました
近づくと鳴きながらすり寄ってきて、ニャーと鳴く口を見れば歯も本数が足りない様子
首輪をしているということは、何処かの飼い猫で口内炎とかできちゃって、歯も少ないから食欲もないのかなぁ
それにしても無残な姿で、何かしてやりたい気持ちにはなるのですが、何せ首輪がついてますから飼い猫じゃぁな…と通りすがりに居れば構うくらいなものでした
駄菓子屋さんには、既に一匹放し飼いされてる猫がいてよく外をウロウロしています
このネコ、なかなか臆病でかなり慎重に近寄らないと触らせてはくれません
そんなある日、あまりにもガリガリの首輪ネコが不憫であんなネコでも食べれそうな柔らかい食べ物をスーパーで調達しまして、食べさせてみることにしました
駄菓子屋さんのとこでネコにご飯をあげようとすると、駄菓子屋の叔父さんもいまして
ガリガリ猫について話していると、飼い主がひと月ほど前に入院してしまい家に入れず、餌もなくほっつき歩いたあげく、駄菓子屋さんに寄り付いたそうです
聞けば、放し飼いにしてる猫も飼い猫ではなく通い猫だとか
どーりで近づくと逃げるわけだ、納得
そうと聞いたからには、ガリガリ猫の飼い主は居ないようなものなので遠慮なくご飯があげれるな
駄菓子屋の叔父さんが言うには、ご飯あげたらバクバク食べるとのこと
後日、猫のおやつとマタタビを買って猫のところに行くと、駄菓子屋の住人ではない老夫婦が猫のところにいました
見るとカリカリをあげており、そこに割り込んで私もオヤツとマタタビをあげました
老夫婦によると、最近居ついたこのガリガリ猫がやはり気になり散歩途中に立ち寄っては気にしていたようで
「良かったねー、みんなに心配してもらって」
と話しており、地域密着の良さを実感したわけではあるのですが…
つい先日、猫に餌あげちゃいけない条例(京都府かな?)に違反して通い猫に餌をあげ続けた家の人が隣家の人に訴えられ、罰金?か何か払ったとかなんとかなニュースを見ました
隣家の庭に糞をしていたのが理由だったそうです
丹精込めて綺麗に手入れしていた庭なのか、綺麗好きな人かどうかはわかりませんが、庭に毎度毎度落し物されたら迷惑だとは思います
ウチにも通りすがりの野良猫がいまして、たまたま庭(庭というほどのモノではないですが)を見たら人工芝にオシッコしてるところで目が合った瞬間に逃げていきました
この猫め!と思いましたがオシッコなら許す~、雨で流れるしね
猫に餌あげちゃいけない条例については、色々な立場や、違った角度からみるとまた考え方も様々で、「う~ん、なんとも」
な話しではありますが、まぁガリガリ猫には餌あげちゃうよねぇ