それでも私が仮想通貨を選ぶ理由『後編』～ビットコインの価格操作について、見えない怪物との戦い方～

　ここまでMinerMinorを読んで頂き、ありがとうございます！

　今回は前編・中編に引き続き「仮想通貨を資産運用の候補として選ぶまでの経緯」について書かせて頂きたいと思います。

　今回はビットコインの価格操作について書きます。この話題は仮想通貨を使った資産運用の際に必ず気になる点だと思います。

　このことを知る事ができれば、安心して資産運用を行えるだけでなく、今横行している詐欺への対策にもなります。なので、今回のMinerMinorは可能であればたくさんの人に「シェア」して頂けたら嬉しいです。

　それでは、本日もよろしくお願いしますm(__)m

【今日の目次】

1.知人から相談された日

2.ビットコインの価格操作について～見えない怪物の戦い方～

3.今週のMiner指数

1.知人から相談された日

友人「いい儲け話があるんだけど興味ない？」

吉田「どんな話？(怪しいけど友人の為にもあえて聴こう)」

友人「仮想通貨の世界にはクジラと呼ばれる人達が居て、その人達が仮想通貨の価格を操作しているって知ってる？」

友人「俺、実はクジラからの情報を受け取ることができるグループに入ったんだ。」

友人「これで、そこで得た情報を元に億り人さ！(どや)」

吉田「そうなんだ。情報料はいくらぐらい？」

友人「月10万円！それでもこれからのことを考えると安いもんさ！」

吉田「即辞めた方がいいよ」

友人「へぇ？」

吉田「それはね............」

2.ビットコインの価格操作について～見えない怪物との戦い方～　

　私の場合は幸いなことに仮想通貨の技術面から興味を持って入ったので、怪しい儲け話を聴く前に仮想通貨についてある程度知る事ができた。だから、怪しい儲け話が投げかけられた時に正しい判断ができた。しかし、誰しもがそのような幸運には出会わない。だからこそ、そのときに得た幸福を還元しなければならないと私は思う。今、日本では仮想通貨に関するトラブルが増加しているみたいです。下のグラフは少し古いですが、国民生活センターの情報を元に作成しました。このグラフを見ると仮想通貨に関するトラブルが年々増加しているみたいです。

引用元：http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20170330_1.pdf

　全てのトラブルの内容が友人が受けたような内容ではないと思いますが、このトラブルは非常に多いトラブルのように感じます。私も仮想通貨の情報を扱っている関係でこのような話をよく聴くのですが、結論から言うとクジラと呼ばれる人達にビットコインの価格を操作する力はありません。

　私はMinerなのでビットコインの取引記録に触れる機会を持っています。そこで得た情報を使って説明させて頂きたいと思います。先ずは、アドレス(ビットコインにおける口座)数とそのアドレスに入っているビットコインの枚数の関係を表したグラフをご覧ください。アドレスは直感的に理解しやすくする為に、「人数」と表現しています。また、アドレスに入っているビットコインの枚数をクラスに分けました。圧倒的に1～100【BTC】以下の人達が多いですね。

　次に、各クラスの人達が与えるビットコインの時価総額への影響額を考えて行きましょう。各クラスに保管されているビットコインの枚数を人数で割り、そのクラスにおける1人あたりの平均総資産【BTC】を求めます。そして、その1人あたりの平均総資産を市場に出ているビットコインの総枚数で割ります。さらに、その値にビットコインの時価総額【円】をかけることで、各クラスの1人がビットコインの時価総額に対して与える影響額【円】を求めることができます。各クラスの1人あたりの影響額とクラスの関係を示したグラフを下に示します。

例えば、100,000～1,000,000【BTC】クラスの1人が全てビットコインを売ったとすると約155,5億円がビットコインの時価総額から引かれます。(※厳密には、売りと買いの関係があるのでもっと複雑になります)

　一見凄い額なので、100,000～1,000,000【BTC】クラスの人の影響度が大きいように見えますが、ビットコインの時価総額から見るとそこまで大きくありません。次の表でビットコインの時価総額から1人あたりの影響額を引いた「影響後の価格」を見てみましょう。

　100,000～1,000,000【BTC】クラスの人でも、933,000【BTC/円】を923,760【BTC/円】にしか下げることができません。

　つまり、価格を操作したくても操作できないのです。確かに、多くのクジラ同士が協力したらこの話は破綻します。しかし、価格を操作すればビットコインの信頼が失われ、ビットコインの価値が落ちます。果たして、今のように時価総額が大きい状態でやるでしょうか？

　以上のことから、私はクジラと呼ばれる人達にビットコインの価格を操作する力はないと判断しました。

　じゃあ、何故ビットコインの価格が乱高下したのか？　それは、人の中にいる怪物によって乱高下したのです。

　人の中の怪物とは、例えばビットコインの価格が急激に上がったから「買う」やビットコインの価格が急激に下がったから「売る」などの欲です。株や金などは過去の歴史から安全・危険などの尺度がある程度あります。しかし、ビットコインはまだ出て間もない新しいものなので、ビットコインの価格を決める際の尺度がありません。だからこそ、「パニックになって売る人や買う人」が多いのです。だから、ビットコインの価格が乱高下するのです。だから、ビットコインを使った資産運用するときは「無理をしないこと」また「焦らないこと」が大切になります。

　　以上のことや今までMinerMinorに示してきた内容から、私は「仮想通貨を使った資産運用を行う」と判断しました。

　「ビットコインの価格の操作」はできません。しかし、ビットコインの価格が変動する前のシグナルは存在します。そのシグナルについてこのMinerMinorでは次回以降に書いて行きたいと思います。ただし、混乱を防ぐ為にオープンにできないシグナルも存在します。もし興味がある人は下記にあるfacebookに友達リクエストを送って頂ければ状況が整い次第メッセージにてお伝えします。ただし、全ての人に情報を提供できないので悪しからず。

facebookアカウント：https://www.facebook.com/yoshida.minerminor

3.今週のMiner指数