【2019年版】災害時、mineoや格安SIMユーザーはデータ通信を活用し安全を確認しよう! | 【節約】mineo(マイネオ)歴4年以上の我が家の小技

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mineo以外の格安SIMを何社も契約し試したが、結局マイネオだけは残している。各MVNOとの違いも含めた格安SIM解説

 

 mineoなどのMVNO(格安SIM会社)ユーザーは「災害時の安全性が心配、災害時はどうすればいいのだろう?」って考えたことはありませんか?

 

 このブログでも以前に「緊急地震速報」「気象警報」などのJアラートについて記事にしたことがあるのですが、そのときはmineo等の格安SIM会社のユーザーは緊急速報を受け取るにはどうしたら良いか等を書きました。

 災害前にお知らせする警報なので、通信設備に異常のない状態での話でした。つまり災害直前の安全な状態での日頃の事前準備についての話でした。

 

 では、格安SIMユーザーは被災直後はどうなるんだろう? って思いますよね。格安simの安全性、いざ災害というときは安全なのだろうか?

 

 

 災害直後、キャリアの電話は繋がって、格安SIMユーザーの電話は切り捨てられるのでは? と考えていませんか。

 

 確かに、MVNO(格安SIM会社)は、大手キャリアから回線の一部を借りて格安sim事業を行っているので、そう考えてしまうのも無理はありません。

 

 そこで、一度整理してみます。キャリア会社も格安SIM会社も大きく分けて、「音声通話」「データ通信」の2つの通信サービスを提供しています。最近はVoLTEと呼ばれているデータ通信を使っての音声通話がありますがココでは音声通話として分類して話をつづけますね。

 

1. 音声通話はキャリア会社も格安SIM会社も制限は同じ

 実は、格安シムだから大手キャリアと比べて災害時に厳しく制限されるわけではないようです。

音声通話に関しては格安SIMでも大手キャリアと制限度合いは同じなんです。

 というか、被災直後は、おそらく音声通話は制限される可能性大です、キャリアも格安SIMも同時に制限されると考えられます。大きな災害の場合は、特にそうなります、緊急事態ですから。

 

 そこで、東日本大震災以来、整備されてきたのが、「データ通信」「パケット通信」での対応策なんです。音声通話はすぐに混雑してパンクしてしまいがちなのに比べて、データ通信の方がまだ余裕があるということなんです。

 

 数年前から「LTE」とか「4G」とかが主流になってから、スピードがアップして、大量のデータも流せて、気軽に動画、音楽を楽しむようになって来てます。「3G」が全盛だったころは、「もうすぐ回線帯域が足りなくなってパンクする」と言われていました。ほんの数年前のことです。

 技術が進歩して、一度に流せるデータの量が飛躍的に伸びました。

 

 何が言いたいのかというと、「メッセージアプリなどで文字テキストを流す程度なら、データ通信さえできれば安否確認は出来るということです。

 

2. 格安SIM会社の「データ通信」規制は少ない

 

 音声通話が災害直後にキャリアも格安SIMも規制される確率が高いことは前述しましたが、データ通信の方はどうかと言うと、全く通信ができなくなるほどの規制は行われないようなんです。格安SIM会社側もキャリア会社に規制される訳ではないようです。

 

 しかし、ここで問題が出てきます。

 

 それは、格安SIM会社側の設備の問題です。格安SIM会社は音声通話(VoLTEを含む)設備を持っていません。音声通話の規制が全くキャリアと同じなのはこのためです。

 

 ところが、「データ通信」に関しては格安SIM会社は独自の設備を持っていて、固有のサービスを提供しています。ということは、格安SIM会社(MVNO)によってキャパが違うということなんです。

 できれば、大きなキャパの格安SIM会社を選びたいですよね? それに関しては後で述べます。

 

3. 災害直後のキャリア会社と格安SIM会社のデータ通信の違い

 

 格安SIMはキャリアの回線の一部を借りているわけですが、格安SIM会社のデータ通信設備とキャリア会社のそれとは、全国で1カ所か2カ所で繋がっています。つまり、その1、2カ所が混雑すると、全国のユーザーがその影響を受けます。そこがキャリアと違うところなんです。

 

 つまり、大手キャリアの混雑は、局地的です。被災地の基地局周辺のみの混雑です。それに対して、格安SIMは、被災地のデータ通信が混雑すれば、被災地周辺以外の人も混雑してしまうということです。

 

 この対策としては、例えばIIJでは、ユーザーの方に「データ通信は、全国で一度に利用できるデータ通信量に限りがあります」との旨を伝えた上で、次の2つを控えるよう協力を促しています。

 ①スマートフォンでの動画の閲覧(災害時のニュース動画配信など)

 ②スピードテストなど不要不急の通信

 

 日本人の皆さんは協力的なので、とても有効な対策だと思います。被災地のデータ通信さえ確保できれば、家族や友人、知人等との連絡もなんとかなります。

 

4. 災害時、格安SIMのデータ通信を活用しよう

 

 データ通信が可能であれば、次は安否情報の発信・確認です。

 

災害時の通信手段① メッセージアプリ

  • 電子メール
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE(チャット)
  • その他SNS(データ通信を利用するもの)
 

災害時の通信手段② web171、Google パーソンファインダー

災害用伝言板web171(電話番号による登録)

 これは電話番号をキーとして安否情報の登録・確認ができます。日頃から、互いに電話番号を確認しておきましょう。

 この災害用伝言板web171に登録された情報は、docomo, au, softbankの災害用伝言板と連携されて、相互に検索ができるようになります。

 

Google パーソンファインダー(名前による登録)

名前か携帯番号だけでも検索・登録できます。漢字表記がわからない場合はひらがなでも検索できるようになっているので、急いで安否を確認したい時や、「無事です」といったメッセージを残しておきたい時に本当に助かるツールです。

 

それ以外にも、災害用伝言ダイヤル(171)IP電話(050番号)に対応しています。

mineoのララコールの説明でも触れています。

 

安否情報の検索

J-anpi

 J-anpiでは、web171や各社の災害用伝言板、Googleパーソンファインダーの情報がすべて検索できます。

 この検索がスゴイのは、NTT東西や携帯キャリア(docomo、au、SoftBank、ワイモバイル)が提供している災害用伝言版に登録された情報のほか、Googleのパーソンファインダーや、報道機関、自治体、団体などが提供する安否情報を一括して検索可能にします。

 

 電話番号が「検索キー」になるので、名前だけでなく、電話番号も日頃から共有しておきましょう。

 

 

5. 災害時を見据えた「格安SIM会社」選び

 日頃は通信費を安く、でも、災害時にも安心・安全に活用したい……。「安かろう、悪かろうではイヤだ……」、「災害に強い格安SIMを教えて……」、このように少しワガママに考えてしまいますよね。

 

5.1 MVNO(格安sim会社)の選定基準のひとつはコレ

 そこで、あくまでも格安SIM会社を選ぶ目安を提案しますね。責任は持てません。キャリア以上に災害に強い格安SIMがあれば教えて下さい。だから参考意見として聞いてください。

 それは、キャリア会社から直接に回線を借りている格安SIM会社を選ぶ、ということです。

 実は、MVNO(格安SIM会社)でもキャリアから直接回線を借りているMVNOと、中間業者(MVNE)を経由しているMVNOがあるんです。やはり直接借りているMVNOの方が、トラブルの確率が低いと考えてます。

 

 そもそも災害はどこに、どれくらいの規模で起きるかわかりません。大手キャリアだから大丈夫ということもありません。地域によって、ドコモは繋がっても、ソフトバンクは繋がらないとか、その逆とかが現実に起こってます。

 

 そこで、話を戻しますが、私が調べた範囲の中で、いくつかピックアップしました。

 

<ドコモ系回線>

 OCN モバイル ONE
 IIJmio(タイプD)
 楽天モバイル
nuro mobile
 BIGLOBEモバイル
mineo(Dプラン)

 

 

<au系回線>

 IIJmio(タイプA)
 楽天モバイル
mineo(Aプラン)
nuro mobile
 UQ mobile

 

<ソフトバンク系回線>

mineo公式サイトへ(Sプラン)
nuro mobile

 

 

5.2 格安SIMは異なったキャリア系を複数回線にしては?

 ドコモ系、au系、SoftBank系に分けた理由は、複数回線を持っていた方が、リスクが分散できあるのではないかと思ったからです。格安SIM会社のデータSIMは非常に安いですし、解約も自由で解約金も取られないことがほとんどなので、音声SIMより手軽に持てます。

 

 「スマホとタブレッ」ト、「ガラケーとタブレット」、「スマホとモバイルルーター」というように複数枚を持つ場合の提案です。
 
 例えば「スマホがauならタブレットはドコモ系の格安SIM」に、「ガラケーがドコモならタブレットはau系の格安SIM」……というように、組み合わせを変えることによって、災害直後のデータ通信を少しでも高い確率で確保しようということです。
 
 これが効果的かどうかは保証の限りではありませんが、参考になればと思います。

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