久しぶりの旅行である。
家族４人で、予定通り７時に家を出た。
神戸市の中心地で、やや渋滞に出会ったが、それ以外は快適なドライブであった。
まずはホテルに寄り、マイカーと荷物を預ける。
今夜の宿は『ひょうご共済会館』。チェックイン前でもいろいろ預かってくれる、有難い宿だ。
しかも、最寄りの地下鉄の駅からも近い。乗り鉄・ぶんぶん丸のためにあるようなホテルである。
身軽になって即、地下鉄の駅へ。ここで地下鉄のワンデーパスポート（１０００円）も購入。ぶんぶん丸と移動するのなら、必須だ。
最初に向かったのは、「新神戸駅」。
「ぜんぜんひとがいないんだけど？」
駅ビルでランチをしようと思ったのだが、土曜日の１１時なのに、森閑としている。
「何処で食べる？」
選び放題だが、ひとがいないので、それが怖い。それでも目に入った、インド料理店『ナマステタージマハル 新神戸店』を選んで入店。一番乗りの客だった。
「神戸で最初の食事がインド・カレーになるとは想像もしてなかったなぁ～」
sei-sei家が食べ終わって店を出るまでに、他に２組で４人の客だった。
どうやって利益を出しているのだろう？
腹がくちくなったところで、神戸観光に出発！
はじめに向かったのは、『竹中大工道具館』である。「竹中工務店」の企業ミュージアムだ。
木の香りが心地よい博物館だった。特に、夫ＮGと美猫姫が気に入ったようだった。
その後、歩いて北野の異人館街へ。
北野天満宮へ上り、街を見下ろして景観を楽しんでから、散策する。
sei-seiは２度目の訪問だ。以前来たときは、もっとしっとりとした風情のある街だった。あまりの変わりように立ち眩み。しかしながら、折角来たので、『萌黄の館』に入館した。『風見鶏の館』は、耐震工事中で立ち入り禁止。
ここで、ループバスのワンデーパスポートを購入した。地下鉄のパスポート購入特典で１００円引きの６００円。
ここで驚く事件が！
４人分２４００円を支払うために、２５００円を差し出したsei-seiに対し、運転手が「ここでは新５００円玉は使えんよ」と云ったのだ。自販機でもないのに。しかも、５０００円札も１００００円札も利用不可だと。
「でも、１０００円札２枚しか持ってないんですよ」
「だったら、他のひとに出してもらえばいい。出せないんなら、乗せられんなぁ～」とも。
「え～～～っ！？」である。
美猫姫や夫NGから１００円玉をかき集め、何とかパスポートを購入し、気を取り直して、「旧居留地」にある『神戸市立博物館』へ向かう。
ここには、歴史の教科書でおなじみの「聖フランシスコ・ザビエル像」があるのである。ついでに企画展「テルマエ展」も見て回る。
「そろそろ移動するかい？」
南京町で夕食を取る計画になっていたのだ。『海鮮広東料理 中華料理 昌園』に席だけ予約を入れておいた。
「何食べる？」
全１３品の飲茶コースを注文することにした。ぶんぶん丸のみ、ここに「チャーシュー麺」を追加。
そして最後の目的地に、バスを乗り継いで行く。
モザイクの「大観覧車」だ。ぶんぶん丸、観覧車が大好き。どこへ行っても、必ず乗る。
しかしながら、観覧車って、家族で乗ると、バカ高いよね（笑）。今回も、８００円×４名だ。
それが、旅の最初に買った地下鉄のパスポートに、「８００円」まで使えるクーポンがついていたのだ。
「今日の日の入りは７時１０分らしいよ」
イルミネーションを見ながらの観覧車、ぶんぶん丸も満足したようだった。
さて、そろそろホテルに帰ろうか？
ぶんぶん丸の希望を入れ、地下鉄で遠回り。
ぶんぶん丸の「神戸」の目的は、「地下鉄」。
sei-seiの目的は、「加藤文太郎」が住んでいた街だから。
ひょうごの旅はまだまだつづく。