政治家・役人の価値観による原子力行政
夕べのテレビでは、青森県六ヶ所村の再処理工場の排気塔から排出される一日当りの放射能は、日本の全原発54基から放出される放射能に匹敵すると報道していました。1年間で出す全原発の放射能を、再処理工場でたった1日で出してしまうのです。
巨大な排気塔からは、クリプトン、トリチウム、ヨウ素、炭素などの気体状放射能が大気中に放出され、六ヶ所村沖合い3kmの海洋放出管の放出口からは、トリチウム、ヨウ素、コバルト、ストロンチウム、セシウム、プルトニウムなどあらゆる種類の放射能が、廃液に混ざって海中に捨てられます。関係者は「我々は日本の百年先どころか千年先を見据えてやっている」と言います、百年先には人口は半減、電力消費も半減するでしょう。千年先など無責任なホラとしか言いようがありません。
しかも既にある20万本の放射性廃棄物入りドラム缶をこの先300年管理しなければなりません。コンクリートの擁壁にはヒビさえ見られるというのにです。抽出分離されるプルトニュームは主要国が止めた高速増殖炉で使う予定でしたが、その増殖炉すら40年も先にしか出来ません,しかも19兆円も掛けるのです。こうしたこともあってドイツやフィンランドは原子力路線を見放したのです。
なぜ日本がこうした正気の沙汰でない原発行政をしているのでしょうか。
基本的には「役人の正義は企業保護」にあるからでしょう。ドイツは自然エネルギーの電力を電力会社が高く買い取らなければなりません。こうして電力会社に泣いてもらう結果、将来の電源の主力が自然エネルギーになるのです。ところが「企業大事」の日本では政治家や役人に、そうした考え方は到底理解できません。さらに原発技術開発関連に7千億とも言われる蜜があります。蜜には政治家・役人・学者が群がっているのです。彼等には環境や国民の健康よりも大切なものがあるようです。ではどうすべきか、橋本知事がしているような「徹底的な」省エネそしてドイツ式、さらに新規技術開発」でしょう。夜間のテレビ自粛や夏時間など直ぐにでも出来る事もあるのです。「不便は我慢して」と国は音頭をとるべきです。しかし国民投票や並存政治によつて国民の常識がより精細に参加しなければ決まらないのかも知れませんね
http://www15.plala.or.jp/Y25T27/Pkaku_saiwaru.htm
http://snet21.jp/ss05/ss05_06.htm