2022.12.19(月)　親子という人生のパートナー

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おはようございます。北海道苫小牧（とまこまい）市、『霊観占い大幸』代表の峰ゆり子です。今日も御縁を授かり感謝いたします。また、いつもブログをご支援くださいましてありがとうございます。

「親の心　子知らず　子供の心　親知らず」という諺があります。

さりげない、なにげないひとつの言葉が、人生を大きく変えることがあります。この頃はテレビ離れしてしまっている人も多く、私もその中の1人ではありますが、朝夕だけはテレビニュースを見るようにしております。ニュースを見ていると親子問題が原因で事件にまで発展して命を落とされている方がいかに多い世の中なのかと、心が痛くなります。

「親とて人間、子供とて人間」です。

子育てに困難を感じ、親の生き方に息苦しさを感じ、親子ともども涙を流される親子も決して少なくはない世の中なのではないでしょうか。

パートナーという呼び方は、恋人同士や夫婦だけではありません。親子という関係も「親子という人生のパートナー」です。

私たちが生まれてくる前、「子供は親を選択できない」と言われる宿命的出来事がありますが、輪廻転生を考えた時、親を選ぶときは自分が選択して生まれて来ているとも言われています。それはご先祖様とも関わる出来事だったりします。

タロットカード「6番　恋人」と呼ばれるカードには「選択」というキーワードが存在します。

そしてその物語は、愚者という1つの魂が天空から地上を見下ろして、両親のもとに生まれ落ちるシーンになっています。

12月12日、妹の娘さんが男の子を出産しました。私にとっては姪っ子の出産ということになりますが、40歳なので昔でいえば高齢出産です。しかし現代の女性は仕事をバリバリこなしている方も多いので、健康であれば高齢出産も問題ないのだと思います。お陰様で姪っ子は安産だったらしく、破水してから6時間で楽に生むことができたそうです。「1212」を数秘に置き換えると、「大いなる宇宙のエネルギーが働いている」という意味になります。我が家は「1111（母親の祥月命日）」、「1122（文助叔父の祥月命日）」と、神聖な力の後押しを受けた数字が並べられています。

あの世からの子供たちが母親（両親）を選ぶ理由はそれぞれ異なるかもしれませんが、子供たちは、両親に「愛のプレゼント」を持って天の上から降りてくるのです。子供の子育ては、母親のお腹に受精した時から始まります。そのシーンを表しているのが、実は「女帝」のカードなのです。

胎内（たいない）記憶で明らかになる母子の絆（きずな）。現代のお産は母親の体を優先して産ませることが多い出産なので、お腹の中の赤ちゃんの心理面への配慮はしばしば置き去りにされがちです。昔はお産婆（さんば）さんがいて、その方が赤ん坊を取り上げてくれましたので、心理面も考慮してくれていたようでした。私は、戦後、少し落ちついたころに生まれましたが、母親から聞くところによりますと、早産で800gで生まれてしまったそうです。

小さいヒナのような体をした私は、赤ではなく黒ん坊だったらしく、お産婆さんが「この子は育たないかもしれない」と母に話したそうです。母（18歳）の悲しそうな顔を見た産婆さんは、最後の命綱として、砂糖水を含んだ脱脂綿（わた）を私の唇にそっと触れたんだそうです。そしたら、小さな私の唇がかすかに脱脂綿に含んだ砂糖水をチュッチュッと吸ったらしく「この子は生命力を持って生まれてきた子だよ！　ストーブに薪をくべて部屋を暖めなさい！」そう言って生まれてきた子供だったそうです。

そうして生まれて来た日が「12月23日」。

お腹の赤ちゃん、生まれてきた赤ちゃんは、両親が好きで、お父さんとお母さんに声をかけてもらうのを楽しみにしているのです。子供は親のために、親が悲しまないように意識的に我慢して口にしないことも多いものです。しかし、親は言いたいことを言って怒鳴ったり怒ったりします。だけど子供は泣くしかできないから泣いて訴えます。親がそれに気が付いてあげれればいいのですが、親は親で自分のことで精一杯になり、自分を責めてますます追い詰められていくお母さんも少なくありません。

私は母を怨んだ時期がありました。

「親の心子知らず　子供の心親知らず」

私は長女で高校生の時でした。どうして私たち子供3人を置いて家を出たのか知りたかったからです。

母親：「自分勝手して遊んでいる父さん（私の父）に子育ての苦労を思い知らすためだった。これであの人も、子育ての大変さを思い知ったんじゃないの。」

その言葉にものすごく腹が立ち、プチっと思考が切れてしまいました。そして、母親に泣いて怒り怒鳴りました。

「お母さんも苦労したかもしれないけれど、私たち子供も苦労したのよ！知らないおじさんに預けられて、嫌な思いもいっぱいして、弟だって、おむつを取り替えてもらえずお尻を真っ赤にして腫れさせられていたんだからね。どれだけ辛く、どれだけ寂しかったか、自分の苦労話ばかりしないでよー！」

母は泣き、私も泣きました。

親子の戦争でした。時に親子の喧嘩は、度を越さない限り、親子という魂のふれあいです。トラブルを通して磨き合う事ができるのです。どんな時でも親子は助け合い、時には反発しあいながら生きていくのです。誰もが当たり前のように子育てしてきた昭和の時代。しかし今は、そんな当たり前のことが難しくなってきています。見かけは平和で豊かな社会に見えますが、子育てを辛いと感じる母親も少なくありません。それは、私たちが、目の前に見えるものだけを追いかけているからです。追いかけるうちに、大切な何かを、どこかに置き忘れてしまっからではないでしょうか。