矯正の診断の明確なガイドラインというのは、
私が矯正科にいたときにはありませんでした。
どの症例に対しても、
セファロの分析をして模型分析をして、
矯正科の知識をフル導入して考えます。
簡単な診断のフローなどありません。
歯科医師国家試験で矯正の問題が出てくると、
成人矯正は抜歯して治療するが正解になりますが、
私は必ずしもそうではないと思っています。
おそらく、
私はしっかりと学んでいないので詳しくは分かりませんが、
エッジワイズの本流では４番を４本抜いて矯正するのが
基本なんだと思います。
しかし、
エッジワイズが確立した当時にはチタンニッケルのワイヤーは
無かったわけですので、
それが今でもそうだとは思えません。
材料の進化により、
矯正治療もそれに伴って変わってきて当然です。
矯正治療はより簡単になってきているのです。
各大学によって、
いろいろと頑張っていると思うのですが、
私の出身の東京医科歯科大学の矯正科では、
特に独自性の高いテクニックを用いています。
これが私の矯正人生を決定づけることになりました。
私の学んだ矯正治療の秘密とは？
また、
明日書きます。