問診の技術 | [ eniM STYLE エニムスタイル ] 峰 啓介

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問診の時に

非常に重要なのが、

話の主導権を患者様に握らせない事です。





患者様は、

自分の痛みや悩みを解ってもらおうと、

必死に説明してくれます。




ですので、

細かい事まで説明してくれます。




下手すると、

その日の行動全てを話してくれたりします。




また、

よく聞いていると

同じ話を繰り返しています。



それを根気よく聞いていたら、

平気で1時間くらいたってしまいます。




治療の遅いドクターは

話の主導権を患者様に握られていることが

多いです。



歯科医師の問診の目的は、

病症の診断です。



最初に

問診票を書いていてもらうのは

必須だと考えます。



問診票を参考にし、話を聞き、

患者様の主訴とその原因及び治療法を

特定していきます。


その時に

患者様の話が脱線していると思ったら、

これは遮らないといけません。



ある程度、

診断が固まってきたら、

今度は質問形式にしないといけません。



さらに

その質問は

イエスかノー

で答えられるもの

もしくは

答えが断定的なもの

でないといけません。



痛い?

右?左?

いつから?

昨日寝れた?


など。




各病症ごとに

典型的な症状があるので、

それがあったかどうかを

聞き、

診断を確定的なものとしていきます。



もちろん

イエスかノーで

答えられる質問でです。




名医の聞き上手は、

一般の聞き上手とは

少し違います。



どれだけ時間をかけずに

診断できるかです。



そのためには、

会話の主導権を常に

自分に置いておかなくてはいけません。




ところで、

そんなことは分かっているけれども、

患者様の話を遮るのが

難しいんだよ・・・




これについては、

また明日書きます。