あなたの人生が一瞬で変わる田仲真治のブレイン・アップデート・キネシオロジー -167ページ目

あなたの人生が一瞬で変わる田仲真治のブレイン・アップデート・キネシオロジー

次世代グローバルリーダーとなるビジネスマンやフリーエージェント、自分らしさを追求する女性へブレインアップデート・メソッドを提供しています。

ステーキをたらふくご馳走になった後に、いろいろな話を聞いた。


それにしても、ホームレスとは思えないほど、綺麗な服をきて、清潔そうだ。




「なんで、そんなにキレイなんですか?」


「体は、公園のトイレの水道で洗っている。


服は、毎月第三水曜日に、○○に行けば、服がいっぱい出るのさ。


だから、その時、全部着替えるんだ。


だけど、実家のそばに行く時は、わざと汚い格好で近所を歩いてやるんだ。


そうすると、母親が出てきて、『頼むから、そんな格好で歩かないで』って泣きついてくるのさ!」




どうやら、この人の場合、親への復讐の為にホームレスを自ら選んでやっているようだ。




他のホームレスの話も聞いてみた。




結構遠くまで旅に出るそうだ。


「どうやって、行くんですか?」


「電車に乗ってさ」


「切符はどうするんですか?」


「自動改札で前の人の背中にくっついて通ればフリーパスさ」




なんと、阪神大震災の時には、関東のホームレスがたくさん、この手を使って神戸に行ったそうだ。




そして、にわかホームレスの被災者に、ブルーシートハウスや段ボールハウスの建て方を教えて、


ボランティアが炊きだしてくれた食事を頂き、社会貢献が終わると、また散っていったのだという。







マインドアップデート|人生が一瞬で変わる|ビリーブス田中





なんだか、ホームレスに対する見方が変わってきた。


もちろん、こんな話ばかりではない。




選択の余地なくホームレスになって、かなり悲惨な状態の人に会ったり、話も聞いた。




しかし、結局どんな状況でも、本人がその状況をどう受け止め、どう行動するか!


それは、本人が選択することであり、それによって全然違った世界になっていく。




「なんだ、落ちたとしてもここなのか!」




この豊かな日本で、ホームレスになったとしても、餓死することも凍死することもない。


自分の気持ちさえしっかりしてれば、何が起きたって大丈夫じゃないか!




そう思えた瞬間、それまでの不安や恐れが消え、


「よし、やってやろうじゃないか!」


と、内側から力が湧いてきた。


そして、引っ越して、新たなスタートを切る決断ができた。



<つづく>「ホームレス物語⑦崖っぷち」
http://ameblo.jp/mindupdate/entry-11151858486.html

翌朝、「ご飯だよ!」という声で目が覚めた。

「えっ? ご飯?  なにそれ?」

びっくりして飛び起きると、見慣れないホームレス仲間が5~6人集まっていた。
「今日は松坂牛のステーキだよ!」

「えっ? 松坂牛のステーキ?」

見慣れないホームレスの一人が肉の入ったパックを5~6枚重ねて持っていた。

そして、サラリーマンが早足で通勤していくのをしり目に、朝から私のあげたフライパンとガスコンロでジュージュー、ステーキを焼きだした。

マインドアップデート|人生が一瞬で変わる|ビリーブス田中


「美味い! なんて贅沢なんだ!」

私は、何が何だかわからないまま、ステーキを頬張った。

「ど、どこで、手に入れたんですか?」

「そんなの肉屋のゴミ箱に行けば、賞味期限切れのが転がってるのさ。
肉っていうのは、腐る手前が一番美味いんだよな」

そして、言うことがしゃれている。

「いいかい、食いきれなくって余ったからって、もったいないから取っておこうなんて考えちゃダメだよ! 
そんなんで腹を壊したら何にもならない!俺たち体が資本なんだから! 
それに欲しい時は、いつだってあるんだから!」

なんというカルチャーショック!


私はこの時、「彼らは農耕民族ではなく、狩猟民族なのだ」と悟った。

「どこのコンビニは何時になったら、弁当が捨てられる」

「どこの肉屋では、いつ頃いけば肉にありつける」

「あすこの酒屋のビール瓶から集めれば、ビールが飲める」


そして、正確にその時間に行かないと、他のホームレスに先を越されてしまう。

など、熟知しているのだ。



私はその時、以前読んだネットワーク地球村の高木善之さんの本の一節を思いだした。
正確には覚えていないが、確かこんな感じだったと思う。

それは、アマゾンの原住民を、先進国の研究者たちが訪れた時のエピソードだ。

マインドアップデート|人生が一瞬で変わる|ビリーブス田中


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ある研究者がアマゾンの原住民に質問した。

「あなた達は狩りをして生活しているんですよね。

もし、狩りをして獲物が獲れなかったらどうするんですか?」

「食べない!」

「じゃあ、翌日も獲れなかったらどうするんですか?」

「食べない!」

「じゃあ、その翌日も獲れなかったらどうするんですか?」

「食べない!」

「じゃあ、そのまた翌日も獲れなかったらどうするんですか?」

「食べない!」

「それじゃあ大変でしょ! なんで農耕をしないんですか?」

すると、原住民は研究者に向かって、何をバカな質問をしているのか…という様子で答えた。

「あなた達が、『獲物が獲れなかったらどうする?』と聞くから『食べない』と答えただけだ。
でも、獲物が4日も5日も獲れないなんてことはない!アマゾンは豊かなんだから。
動物たちの中には、私たちの食べられる為に逃げ遅れたり、仕留められたりするものがいる。
その獲物に感謝していただく。
食べきれないほど、余分に獲ることもない。
獲物がない日は、「今日はそういう日だ」ということで食べないだけだ。

こうして、アマゾンの原住民であれ、アメリカ・インディアンであれ、先住民族と呼ばれる人たちは、みんな狩猟民俗であり、つい最近まで、何万年も同じ生活を送ってきた。
つまり「永続可能な社会」だ。

これに対して、先進国(農耕民族)は、便利快適を追求し、自分たちばかりが食べきれないほどのものを所有し、子孫に残す分まで使い切ってしまっている。
つまり「永続不可能な社会」だ。

「永続可能な社会」と「永続不可能な社会」では、本当に文明として発達しているといえるのは、どちらだといえるのか?

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確か、こんな感じの内容だったと思う。

ホームレスの人たちを見ていて、「所有しない」ということで、実は「全てを所有している」…もしかしたら、私たちよりも、もっともっと豊かな生活を送っているのかもしれない。
そんな風に感じられたエピソードだった。

<つづく>「ホームレス物語⑥ホームレスの社会貢献」
http://ameblo.jp/mindupdate/entry-11151857798.html


マインドアップデート|人生が一瞬で変わる|ビリーブス田中



10年前にしし座流星群があったのを覚えてますか?




その夜は、ちょうど しし座流星群の日だった。




「そうだ。ガーデンプレイスに流星群を見に行こう!」




引っ越しを前にして、荷物が詰まった段ボールが散乱する部屋に転がっていた寝袋を持って、恵比寿ガーデンプレイスに向かった。




ガーデンプレイスの広い敷地には、あちこちにカップルが仲良く座って、夜空を眺めていた。


「なんだよ! みんな幸せそうでいいな!」




私は、一人寝袋にくるまって、夜空を眺めることにした。




しばらくすると、今まで見たこともないような大きな流れ星が現れた。




「この状況をなんとか克服して、私にも、幸せが訪れますように!」


言い切る前に、流れ星は消えていった。




それから、何度となく流星があったが、なかなか最後まで言い切れなかった。




そんなことをしているうちに、いつしか眠ってしまった。




「みんな帰りましたよ! もう帰って下さい」




警備員に起こされ、あたりを見回すと、あれほど沢山いたカップルは一組も残っていなかった。




だだっ広いガーデンプレイスの敷地に残っていたのは、私一人だった。




このまま、部屋に帰っても仕方ないと思い、公園のホームレスに缶ビールを差し入れ、一緒に飲むことにした。




しばし、語り合い、公園で眠りについた。


<つづく>「ホームレス物語⑤朝からステーキ」
http://ameblo.jp/mindupdate/entry-11151855132.html

ガーデンプレイスの隣にある公園のホームレスと友達になって、いろいろな話をした。


ある時、その公園にもう一人新人のホームレスがいて、何か話している。


なんと、先輩ホームレスが新人ホームレスの教育をしていたのだ。




「いいか! 朝起きたら、いつまでもベンチで寝てたり、寝具を広げてちゃ駄目だよ!


俺なんて、皆が起きてくる前に、綺麗に片づけているんだから!


(彼のベンチの後ろには、どこかで拾ってきたカラーボックスがおいてあり、その中に彼の荷物は綺麗にしまってあった。

 その中に、私があげたガスコンロとフライパンもあった)




それに、ゴミが落ちてたら拾ってるし、近所の人には、ちゃんと挨拶だってしてるんだよ!


公園に住ませてもらってるんだから、嫌われるようなことしちゃダメだよ!


愛されるホームレスにならなきゃ!」




おお、ホームレスの中にも社会があるのだ…と感心した。


<つづく>「ホームレス物語④獅子座流星群
http://ameblo.jp/mindupdate/entry-11151848803.html

実は、私はこれまでの人生の中で2回ほどホームレスの体験をしている。


1回目は、38歳の時。


その少し前まで私は、当時付き合っていた彼女と同棲しながら恵比寿ガーデンプレイスの近くでセラピールームを開設していた。


都心の一等地だったこともあり、全国からたくさんのお客さんが来てくれ、かなり繁盛していた。


彼女とは、同じセラピーの学校で共に学び、卒業と同時に一緒に住むことになった。




私は毎日、平日は個人セッション、土日はセミナーに明け暮れ、仕事が楽しくて仕方なかった。


彼女の方は受付や、セミナーのサポートをしてくれていたが、二人の時間が持てない生活にだんだん不満がたまってきていた。




私の方は、どんどん小山の大将になっていき、彼女に対して聞く耳を持たず、結局別れることになった。


すると、お客さんがだんだん減っていった。


それまで、私は、自分がこんなに一生懸命に仕事をしているのに、彼女の方は大した仕事もしないくせに、不満ばかり言っていると感じていた。


しかし、彼女は、私のついつい行きすぎてしまうところに、ブレーキをかけると同時に、来る人にとって、居心地の良い場を作ることに、さり気なく気を配ってくれていたのだ。


別れて初めて、彼女の存在の価値に気づいた。

しかし、それも後のまつり…。




しばらく一人でやっていたが、事務作業が滞るので、スタッフを雇うことにした。


しかし、人件費や家賃、広告代などの経費がかさむ割に、思ったように人が集まらない。


「このままではまずい…」


と不安になり、次第にストレスで眠れない日が続くようになった。




そこで、「何をそんなに恐れているのだろう…」


と、その究極の結末をイメージしてみた。




人がどんどん減ってきて、経費がかさみ、借金が増え、やっていけなくなり、倒産し、信用がなくなり、最後には、ホームレスになってしまう…。




「そうか! ホームレスになるのを恐れているんだ!


じゃあ、一回ホームレスってどんなものか体験してみたらいいじゃないか!


まずは、ホームレスと友達になろう!」




恵比寿のマンションはとても愛着があったので、何とか踏みとどまろうと思っていたが、そろそろ限界。


もう引っ越しをするしかないだろう。


そこで、家の中の不要なもので、ホームレスが喜びそうなものを上げることにした。




ガーデンプレイスの隣の公園にいるホームレスに、ガスコンロとフライパンをあげた。


すると、とっても喜んでくれ、すぐに友達になることができた。


<つづく>「ホームレス物語③ホームレスのマナー」
http://ameblo.jp/mindupdate/entry-11151846194.html