著作累計が2,000万部を突破した世界的歴史学者・哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は、2020年3月15日付アメリカTIME誌に「人類はコロナウイルスといかに闘うべきか――今こそグローバルな信頼と団結を(原題:In the Battle Against Coronavirus, Humanity Lacks Leadership)」と題した記事を寄稿しました。
このことを紹介した
《出版社 河出書房新社のオウンドメディア》
のブログ記事から引用文をまず紹介します。
『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏、 “新型コロナウィルス”についてTIME誌に緊急寄稿!
http://web.kawade.co.jp/bungei/3455/
著作累計が2,000万部を突破した世界的歴史学者・哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は、2020年3月15日付アメリカTIME誌に「人類はコロナウイルスといかに闘うべきか――今こそグローバルな信頼と団結を(原題:In the Battle Against Coronavirus, Humanity Lacks Leadership)」と題した記事を寄稿しました。
新型コロナウイルスと対峙する上での示唆に富んだハラリ氏のメッセージを、氏の著作全てを訳した柴田裕之氏が新たに訳しおろし、ハラリ氏並びにTIME誌の了解を得て、緊急全文公開します!
現代における「知の巨人」が考える、“今、人類に本当に必要なこと”、“真の意味での新型コロナウィルスに対する勝利”とは何か。是非ご一読下さい。
〈記事内でハラリ氏が記している見解〉
◾️感染症の大流行への本当の手段は、分離ではなく協力だ!
新型コロナウイルスの大流行をグローバル化のせいにし、封じ込めのため脱グローバル化に向かおうとしているさなか、ハラリ氏が本当の対抗手段、真の感染症対策を提言する。
◾️歴史から学べ!
黒死病(ペスト)や天然痘などの病原体に対して、人類はどのように対応してきたのか。
この歴史は、現在の新型コロナウイルス感染症について、何を教えてくれるのだろうか?
第一に、国境の恒久的な閉鎖によって自分を守るのは不可能であることを、歴史は示している。グローバル化時代のはるか以前の中世においてさえ、感染症は急速に広まったことを思い出してほしい。だから、たとえ国際的なつながりを1348年のイングランドの水準まで減らしたとしてもなお、不十分だろう。隔離によって本当に自分を守りたければ、中世にさかのぼってもうまくいかない。完全に石器時代まで戻る必要がある。だが、そんなことが可能だろうか?
第二に、真の安全確保は、信頼のおける科学的情報の共有と、グローバルな団結によって達成されることを、歴史は語っている。感染症の大流行に見舞われた国は、経済の破滅的崩壊を恐れることなく、感染爆発についての情報を包み隠さず進んで開示するべきだ。一方、他の国々はその情報を信頼できてしかるべきだし、その国を排斥したりせず、自発的に救いの手を差し伸べなくてはいけない。現時点で、中国は新型コロナウイルスについて重要な教訓の数々を世界中の国々に伝授できるが、それには高度な国際的信頼と協力が求められる。
国際協力は、効果的な検疫を行なうためにも必要だ。隔離と封鎖は、感染症の拡大に歯止めをかける上で欠かせない。
だが、国家間の信頼が乏しく、各国が自力で対処せざるをえないと感じていたら、政府はそのような思い切った対策の実施をためらう。もし国内で新型コロナウイルスの感染者が100人見つかったら、ただちに都市や地方をまるごと封鎖するだろうか? それはおおむね、他国に何が期待できるか次第だ。自国の都市を封鎖すれば、経済の崩壊を招きかねない。そのときには他国が援助してくれるだろうと思っていれば、封鎖のような大胆な措置も取りやすくなる。
だが、他国に見捨てられると考えていれば、おそらく躊躇し、手遅れになるだろう。
○今日、人類が深刻な危機に直面しているのは、新型コロナウイルスのせいばかりではなく、人間どうしの信頼の欠如のせいでもある。
感染症を打ち負かすためには、人々は科学の専門家を信頼し、国民は公的機関を信頼し、各国は互いを信頼する必要がある。この数年間、無責任な政治家たちが、科学や公的機関や国際協力に対する信頼を、故意に損なってきた。その結果、今や私たちは、協調的でグローバルな対応を奨励し、組織し、資金を出すグローバルな指導者が不在の状態で、今回の危機に直面している。
○どこであれ一国における感染症の拡大が、全人類を危険にさらす!
たった一つの遺伝子の中で起こるたった一度のウイルスの変異が、全世界の人にとって共通の死活問題になるとハラリ氏は説く。これは何を意味しているのか。
○今回の危機の現段階では、決定的な戦いは人類そのものの中で起こる。
もしこの感染症の大流行が人間の間の不和と不信を募らせるなら、それはこのウイルスにとって最大の勝利となるだろう。人間どうしが争えば、ウイルスは倍増する。対照的に、もしこの大流行からより緊密な国際協力が生じれば、それは新型コロナウイルスに対する勝利だけではなく、将来現れるあらゆる病原体に対しての勝利ともなることだろう。
***********************《引用終わり》***********************
まずハラリ氏が
「歴史史から学べ!」と言ってますので、
「感染症の歴史として100年ごとに流行っている」
ということから考察したいと思います。
これは
「人類を滅ぼす為に悪魔に魂を売り渡した者たちの陰謀」
なのか
それとも、
「人類を進化に導く為の神のシナリオ」
なのか?
今すでに起きていることを=「最悪」と認識し、
それに反発し抵抗すれば、
もれなくストレスになり感情が乱れ、
体調が崩れ、免疫力が低下し、
病気にかかりやすくなります。
そうして、思った通りの
「最悪」を自ら証明することになります。
左脳はなんでも「私/あなた」「良い/悪い」とジャッジし、
自分を正当化する為に、自分の認識と違うものを分離し、
切り捨てようとします。
これにより免疫系が過剰反応を起こすことで、外敵を攻撃しているつもりで、自らを攻撃することになります。
ハラリ氏も述べているように
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国境の恒久的な閉鎖によって自分を守るのは不可能である
グローバル化時代のはるか以前の中世においてさえ、
感染症は急速に広まった
隔離によって本当に自分を守りたければ、中世にさかのぼってもうまくいかない。完全に石器時代まで戻る必要がある。
だが、そんなことが可能だろうか?
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私たちが選択しコントロールできる唯一のことは、
自分自身の認識の偏りを修正する為に、
今ここで、起きていることを受け入れ、
落ち着いて対処することです。
そうなると右脳側にエネルギーが流れ、
「全ては繋がっている」「良いも悪いもない」
「排除しなければいけない問題に見えていたことは、
実は自分を成長させる為の課題だったんだ!」
という真のメッセージを受け取ることができます。
そうなると、宇宙の秩序に気づくことで、平安・穏やかさを取り戻し、感謝の気持ちが内側から全身の細胞に広がって行きます。
そうすることで人類が進化できるとしたらどうでしょう?
ハラリ氏は、こうも言っています。
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○今日、人類が深刻な危機に直面しているのは、新型コロナウイルスのせいばかりではなく、人間どうしの信頼の欠如のせいでもある。
感染症を打ち負かすためには、人々は科学の専門家を信頼し、国民は公的機関を信頼し、各国は互いを信頼する必要がある。この数年間、無責任な政治家たちが、科学や公的機関や国際協力に対する信頼を、故意に損なってきた。その結果、今や私たちは、協調的でグローバルな対応を奨励し、組織し、資金を出すグローバルな指導者が不在の状態で、今回の危機に直面している。
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コロナウイルは、悪魔の手先なのか?
それとも
疑心暗鬼になって戦ってばかりいる人類に対して
「国境なんて幻想だよ!それは今回分かったでしょ!
信頼して協力し合うことが大切だよ!」
ということを伝える為に降りてきた
神の使いなのか?
あなたは、どちらの認識を選択しますか?
どちらが穏やかになりますか?
私も、最初は「陰謀論大好き派」で、
今まで知らなかった真実を突き止めたように感じて
夢中になって色々調べていた時期があります。
しかし、ディマティーニ博士の
「世界はバランスで出来ている」という本に出会い、
ブレイク・スルー体験をすることで、
最悪も最高も、自分が作っているストーリーであって、
真実は、「人間がジャッジをしストーリーをつけるまではニュートラルなんだ」
ということが腑に落ちてきました。
すると物の見え方、感じ方が全く変わってしまいました。
「政治家がけしから!」という二元性でジャッジしても
事態は何も変わりません。
国は一人一人の民衆の集合意識で成り立っています。
一人一人が目覚めることで、国が変わり、世界が変わり
人類の新しいステージが始まるのではないでしょうか?
お陰様で、ブレイン・アップデートも名前の通り、どんどんアップデートしています。
最近は、
「コロナウイルス は、全人類を目覚めさせる為の最高のイベントかも」
と思えるようになってきています。