「2018年2月5日から、時代のジェットコースターが始動し
激動の時代が始まる」
とお伝えしてきましたが、
皆さんは、どこで、どんな風に迎えましたか?
私は、旧正月を祝うベトナム ハノイに
ベトナム視察団の一員として迎えることになりました。
これは、
「自分で思い描いていた願望が達成できた!」
というものではありません。
むしろ、思い通りにならない
思いもよらない出来事の連続に対して
「何とか思い通りの方向に軌道修正しよう!」
という悪あがき(コントロール)を手放して
流れに委ねている中でたどり着いた状況だといえます。
ひょんな所からベトナム視察団の一員となり
旧正月をハノイで迎え、乾杯をしながら
「大いなる存在の粋な計らい」に
「人生って面白い!」
と心の内側で叫んでしまいました!
ここまで読んでも、
ほとんどの人には意味不明だと思いますので
ここに至る経緯を少し書かせていただきます。
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実は、国際ブレイン・アップデート協会では、
2016年の12月20日に
「フェーズ2からフェーズ3へ」
ということを発表していました。
フェーズ3:「人間ゲーム・マネーゲームからの脱出」
https://www.youtube.com/watch?v=eacpjimP9qU
これは、「マネーゲームからの脱出」
という本を出版したロバート・シャインフェルド
が提唱している概念です。
フェーズ1とは、雲の下
フェーズ2とは、時々雲が晴れて光が照らすけれど
また雲がかかり雨が降ったりする状態です。
フェーズ3となると、雲がある層から完全に抜け出した状態です。
私は、初めてロバート・シャインフェルドの
「マネーゲームからの脱出」の本に出会った時に、
私がそれまでの人生で感じてきたこと、
自分のセミナーで伝えてきたこととの共通点を沢山見出し
以来、そのそのコンセプトをブレイン・アップデートの中に
積極的に取り入れて来ました。
それが「人生の第1ステージ」から「人生の第2ステージ」へ
というコンセプトです。
目の前に現れている問題を一つ一つ解放するよりも
その根底に流れているテーマ
例えるならば、トッカータとフーガのように
繰り返し繰り返し、フラクタルに続いているパターンを見切って
そのパターンそのものから自由になっていく
それが、リフトアップセラピーのトレー二ングでは
「着ぐるみを脱ぐワーク」や「仮面を剥がすワーク」として
やっていることです。
2017年の7月に、ロバート・シャインフェルドに出会い、
半年間のトレーニングを受けていました。
ロバートが提唱することは、
いわゆる自己啓発業界、成功哲学業界、ビジネス業界
で言われていることとは一線を画しています。
それは、「マネーゲーム・人生ゲームに成功する」
ではなく、「マネーゲーム・人生ゲームから脱出する」
ということです!
私のメルマガを読んでいる人のほとんどは
人生は選択であり、思い通りにすることができるはずだ!
少なくとも、今の現状の不満な状態を改善したり、
問題を解決したり、困難な状況を好転させたり、
人生の質を改善していくことができる
と信じているタイプの人ではないでしょうか?
もし、そうだとしたら、人生は問題を解決し続けたり、
1つの目標を達成しては、また別の目標に向かい、
いつまでたっても終わることのないエンドレスな人生に、
そろそろ多少の疑問を抱き始めているのではないでしょうか?
もういい加減に、問題解決の人生、
エンドレスの目標達成ゲームの繰り返しから解放されて
本当の意味で人生を喜びに満ちたものにしたいと思っていませんか?
人生の本質について、思想や哲学、宗教、自然科学、脳科学、
神経科学、生理学、宇宙物理学、量子物理学、など
自然科学といった分野を研究していくと、人生について、
ある1つの見解に辿りつくことになります。
それは、私たちが現実と呼んでいるこの世界が、
実は思い込みや偏見、既存の知識や社会常識などによって
形成された幻想(ストーリー)である、
全ては私たちの外に存在するのではなく、
脳内に作られたストーリーであると。
ロバートは、このことを「マインド・マシーン」
というメタファー(比喩)を使って説明しています。
「全てはマインド・マシーンが見せている映像だから
それを何とかしようとするのではなく、
ただ映画を見ているように、没入し過ぎず
観客席で見ているように、起きることを楽しめば良い」
というのです。
モーフィアスは言う。
「青いピルを飲むと・・物語はおしまいだ。
ベッドで目覚め、あとは好きに考えれば良い。
赤いピルを飲むと・・君は不思議の国にとどまる。
ウサギの穴がどれだけ深いか見せてあげよう。」
モーフィアスはさらに言う。
「現実とは何だ? 現実をどう定義するんだ?
もし君が感じることができるものや、嗅ぐことができ、
味わい見ることのできるもののことを言っているのなら、
そのときの現実は君の脳が解釈した、単なる電気信号に過ぎないんだ。」
モーフィアス:
「何を知っているのか説明できないが、感じはあるだろう。
世の中、何かが間違っていると生まれてこの方ずっと感じてきた。
それが何だかわからないが目の前に存在する。
心の中の棘のように、君を狂わせる。
この気持ちが君を私のもとに運んだのだ。
私の言っていることがわかるかね?」
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私も、ここ最近まで、現状の問題を明確にし、
本当に望んでいる状態をゴール設定し、
その状態を引き寄せる為にバランス調整をする。
ということに価値を感じてきました。そして、
武井壮の「大人の学校」
に感銘を受け、
「タッチフォーヘルスで思い通りに動く身体を作り、
思い通りの人生を手に入れましょう!」
ということを提唱していました。
しかし、よくよく考えてみると
思い通りになることも沢山あるけれど、
同じように思い通りになっていないことも沢山ある。
これは、磁石のS極の方が正しく、N極は間違っている。
だから、「N極を切り捨てて、S極だけになろう!」
というゴールを設定して、頑張り続けているようなものです。
どこまでいっても、N極が無くなることも、
比率が(思い通りになること)S極>N極(思い通りにならないこと)になることもなく、
常に比率は、S極=N極 同じバランスとなっています。
ということは、
「思い通りに人生をコントロールできるようになろう!」
という努力そのものが、無駄な努力であり、
ラットレースの輪から抜け出そうとしながら
ただ輪を大きくしているに過ぎないということになります。