セクシャリティに関するテーマでの個人セッションの依頼を数多く受けています。
その中で、私の個人セッションを2回受けた女性Aさんから
セッション後の報告とお礼のメールが届きました。
あらためて「セクシャリティの問題は、人間の一番本質的なところとつながっているのだな」と感じさせられました。
本人が「同じようなことで悩んでいる数多くの女性の役に立てれば…」
ということで、日記に公開することを許可してくれました。
男性にとっても、女性にとっても重要なメッセージを含んでいます。
どうぞお読みください。
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前々回のセッションのあと、一番驚いたのが、
生理がいっきに1週間はやまって一ヶ月に2回生理がありました。
たぶん身体がびっくりして排卵したんじゃないかと思います。(笑)
そして、突然、彼とセックスライフがはじまったことで、女性ホルモンが発動しだしたんじゃないかなあって。
前回のセッションで督脈(とくみゃく)
注;〈尾てい骨から背骨を上って頭頂部を越えて鼻の下に至る経絡の道筋。
「愛される価値がない」という感情に陥っていると、この経絡が滞り、クンダリーにが上がらなくなっていく。SEXでエクスタシーを味わう上で重要な経絡)
に滞りがあり、「愛される価値がない」と思っている自分に気付きました。
「愛される価値がない自分は、気持よくしてもらえる価値もない」
そう思っていました、実際に。
だから、いろいろ彼がしてくれることが申し訳なくて……。
過去の離婚前の10年以上前の夫婦のセックスは、
胸を少しさわって、下も少しさわって、
私が夫を愛撫し、完全に私の潤いがない状態で、
唾をつけて挿入……。
服も脱がないし、脱がされたりしないセックス。
15分くらいかな。
胸がないから服は着たままで、「私の身体は見る価値がない」と思ってきたし、
触られることもほとんどないから、「私の胸は価値がない」と思ってきたし、
下も口でされることがなかったから、それは「特別な人だけがしてもらえる」感じがしていたし、
唾をつけても挿入時には痛みを感じるわけで、
(愛撫がほとんどないから潤いもないわけで、当り前なのだけど)
感じないセックスでした。
でも、それでもセックスレスゆえに、そういうセックスでも私には貴重な時間でした。
セックスしてもらえない自分、がいて、
セックスがない理由を自分なりに検証し、
自分の価値がないことにすべて結びつけて、
自分を責めて、自分を陥れて納得してきました。
周りの人には女性的だとか、魅力的だとかいってもらえるにも関わらず、
心から女性として自信がなかったり、
人間として堂々と自信がない自分がいるのは、
十年以上のこのようなセックスのあり方にリンクしていると思います。
セックスをとおして、女性も男性も自分の価値を認識できる部分というのはあるのではないかと思います。
それほど、すべての人にとってセックスのあり方というのは人間的な核の部分に通じているのではないかと感じます。
《つづく》