「テレックス」って知ってますか? | 【ドイツ発】心の質は人生の質!マインドフルネス&セルフコンパッション&アドラー心理学で揺るがない幸せ体質になろう★ジュバ智子

【ドイツ発】心の質は人生の質!マインドフルネス&セルフコンパッション&アドラー心理学で揺るがない幸せ体質になろう★ジュバ智子

人生に「遅すぎる」なんてない!ドイツMBSR協会認定・国際資格を持つマインドフルネス講師が伝える本物のマインドフルネスで心の苦しみを根本から解決!セルフ・コンパッションで自分を優しく支え、アドラー心理学をコンパスに「後悔しない人生」を今日ここから始めよう☆

こんにちは!

 

このブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

育児・仕事・人間関係に疲れたあなたの心を豊かで軽やかにする、アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、ジュバ智子です。

 

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私は1990年にドイツに来て、1992年からドイツの日系商社に勤務していますが、

 

昔はもっとゆったりと時間が流れていたと思います。

 

 

当時は「テレックス」という通信手段を使って日本や海外の支店とやりとりをしていました。

 

 ⇒テレックスとは

 

Wikipediaの説明ですと、

 

「テレックスとは、テレタイプ端末を使用した通信方式であり、電話のように通信相手の端末を指定できる。1930年代に確立し、2000年代前半ごろまで商業通信手段として用いられた」

 

…とありますので、私は、テレックスが時代の波に消える直前に出逢うことができた、ということです。

 

 

このテレックス、受信すると3枚つづりのカーボン紙(ロール)に打ち出されます。

 

朝、会社にくると、テレックス用のプリンタから多量の紙がびろーんと垂れていて、テレックス当番のスタッフが、その紙を通信内容ごと(メイル毎、というイメージです)に定規やハサミを使って切りわけたものです。

 

そして3枚つづりの一枚は担当者、一枚は上司、一枚はファイル用とされ、それぞれに配布されました。

 

担当者さんは朝、配られたテレックスの紙に一枚一枚目を通すことから始めました。返信はテレックス用のメモパッドに書いて、テレックスオペレーターさんに渡し、オペレーターさんが発信していました。

 

本店とのやりとりは、こんな感じですから、良くて一日一回程度。

 

入社して3年目くらいで、テレックスを自分の端末から送れるようになった時は、すごく感動したのを覚えています。

 

 

ノートパソコンやタブレットもないですから、出張に行くと、ホテルで出張レポートや、本店に連絡したい内容を紙に書き、ホテルのロビーから事務所にファックスで送ってもらい、そのファックス内容を事務所にいるスタッフがテレックスで発信する、そんなことをしていました。国を超えてファックスするなんて、コストを考えたらできない時代でした。

 

 

それでも仕事は、問題なく、まわっていました。

 

 

即レスへの無言の要求と、マルチタスキングが当たり前になり、生活のテンポが急に速くなったのは、ここ7-8年でしょうか。

 

SNSの拡散に伴って、私たちが対応しなければならない(ならないと感じる)スピードは更に速くなっている気がします。

 

 

 

 

今、マインドフルネスが注目されてきているのも、

 

タスクに追われ、スピードに煽られ、「今ここ」を充分に感じ味わう時間もないまま生活している現代人の多くが、

 

「こんな生き方、何かおかしい」と感じて、軌道修正したがっているからかも知れません。

 

 

「昔は良かった」などと言うつもりはありません。

 

私は、中高年に属する人間ですが、スマートウォッチを使いこなしていますし、SNSがあるからこうしてたくさんの人とつながることが出来ています。

 

 

仕事が速く、多量にこなせるようになったおかげで、生活は便利に、豊かになりました。

 

一日、多い時は100を超えるメイルを処理しながら、テレックス時代を思い出して、この便利さの代わりに現代人はどんな代償をはらっているのだろうと、ふと考えた今日の私です。

 

 

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