こんにちは!
アドラー心理学勇気づけリーダー、マインドフルネスコーチのジュバ智子です。
「すぐに人を批判する(ダメ出しする)人」
って、いますよね。
誰でも一度は出逢ったことがあると思います。
私も仕事上、仕事ができない人をひどく見下して
ダメ出しをする人を何人も見てきました。
自分自身も、同僚やチームメンバーへの要求が高くて
「厳しい人」で通っていた時期がありました。
今は、批判を得意にする人とは、
基本的に接点を持たないように心がけてますが、
そうはいかないのが会社生活。
ランチに行ったり、お茶を汲みに行ったついでに
キッチンで批判話を聴く羽目になることもしばしば。
私の中に沸き上がってくる
「嫌だなあ、話、聞きたくないなあ」
「また愚痴と批判かあ…」
という拒否反応をマインドフルに受け入れつつ、
相手の話を聴きますと、
その人の満たされない承認要求や
高すぎるプライドなどが見えてきます。
批判好きなその人に
「で、その(批判されている仕事のできない)人に、
あなたがそこまで困ってること、伝えてみた?」
と聞くと
「いや、どうせ言っても、あの子は改善しないから」
「気持ちを伝えて、面倒でも丁寧な指導をしたら
少しでも良くなるんじゃないの?」
と言えば
「私、あんな子に付き合ってる時間ないんだよね」
と言う。
結局、「できないあの子」が「できないあの子」でいてくれるから
愚痴が言えて、批判が出来て、
「可哀そうな自分」をアピールして同情を買い、
「自分はあの子よりずっと上なんだ」と感じ、満足できる。
だから、「できないあの子」が「できる子」になっては困るんですね。
外の世界にダメ出しをすると、
簡単に「似非な自己肯定感」を得られます。
シーソーと同じで、相手を下げれば当然自分が上がりますから。
でも、その手法では、一時的にハッピーになるけれど
また何かのきっかけで承認要求、心の渇きが出てきたら、
いつもの「他者批判という薬」を飲まなければなりません。
心の渇きを本当に止めるには、自分の中を見ること。
自分はどういうときに人を批判したくなるのか。
なぜ批判したくなるのか。
人を批判してまで守りたい自分は、何を恐れているのか。
何を求めているのか。
マインドフルネスは、自分の中に光を当てて、
普段気づかない不安や悲しみ、怒り、こだわり、
思い込み、他者への期待などをはっきりと見せてくれます。
心がざわついたら何度か深呼吸。
今座っている椅子を感じる。
立っている足の裏を感じる。
今吸っている息を感じて、自分に優しく話しかける。
こんなことも、立派なマインドフルネスなのです。
人に対して攻撃的になってしまう、批判の気持ちが止まらない、
そんな時は、相手ではなく、自分の中に注目です。
批判をエナジードリンクのように使って
自分をブーストする、そんな自分から自由になるヒントが
必ずみつかります!
あなたの毎日が豊かで軽やかでありますように