こんにちは!
アドラー心理学ELMリーダー、マインドフルネスコーチのジュバ智子です。
前回のブログ↓で
豊かな人間関係には
他者と自己への無条件な信頼が大切です
と書きました。
そうは言っても、
「こんなダメな自分を信頼なんてできない…」
そう思う方もいらっしゃると思いますし、
私も自分へのダメ出しが止まらない時期がありました。
自分を大切にする。
自分を受け入れる。
言うのは簡単だけど、
自分のことが好きになれないと、
中々うまくできません。
そんな時は、
マインドフルネス瞑想指導でも
よく紹介される、
「慈悲(Loving-Kindness)の瞑想」
がお勧めです。
「慈悲の瞑想」では、通常、
まずは自分の幸せを願い、
そして自分の大切な人の幸せ、
自分から見て中立的な人の幸せ、
更に自分の苦手な(嫌いな)人の幸せまでも
「あなたが幸せでありますように」と
願っていきます。
ですが!
私の場合は自分が好きでなかったし、
嫌いな人も山ほどいたので、
このエクササイズをすればするほど
苦しくなりました…。
自分の気持ち(本音)と、
「あなたが幸せになりますように」の
言葉のギャップに耐えられなくなりました。
そこでちょっとアレンジしまして、
「とりあえず、一番幸せを願いやすい人の
幸せだけを心から願う」
ということにしました。
「幸せを願いやすい人」に暖かい気持ちを
贈るわけですから、当然取り組みやすく、
ビックリするくらい自分の心も暖かくなります。
下に、自己流の「慈悲の瞑想」のやり方を
シェアしますね。 とりあえず、
「大好きな人の幸せを願う瞑想」
とでも呼びましょうか。
静かな場所で、ゆったりと座り、
目を閉じます。
寝る前、ベッドに横になった状態で
リラックスして行っても良いです。
あなたが大好きで、本当に幸せを願いたいと
思う人を一人思い浮かべてください。
子供でも、パートナーでもいいし、
親、兄弟姉妹、可愛がってくれた親戚の人、
友達、先輩や後輩、
今日たまたま親切にしてくれた、通りがかりの人でも、
大切なペットでも、亡くなった方でもいいです。
今、この瞬間、
「ああ、この人には幸せになってほしいなあ」
と心から思える人に
「あなたが幸せでありますように」
と本気で願ってみてください。
(亡くなった方には、その方が今いる場所で
幸せでいるように願ってみてください)
その人の成功を祈るのではありません。
その人が、成功・不成功関係なく、
愛情をたくさん受け取って、
生き生きと笑っている姿を願い、
その人の笑顔を思い浮かべましょう。
その人は、あなたに感謝し、
あなたに微笑みかけています。
その人の暖かい笑顔を眺めていると、
暖かさがだんだんと自分に還ってきます。
その人と自分の間に暖かいつながりが
できたのを感じ、その暖かさを
感じたいだけ感じます。
ゆっくり目を開きます。
私の場合は、この瞑想をすると
なぜか、私を実の娘のように大切に
可愛がってくれた、T叔父さんを想います。
もう他界して何年も経っていますが、
今、T叔父さんがいる場所で、
生前のように笑っていてほしい、
そう願うと、笑っている叔父さんに逢えます。
そうやって、叔父さんの笑顔を何度もみて、
私は少しずつ自分を好きになりました。
今、自分の幸せを願えなくても大丈夫。
まずは、自分が幸せを願える人に
心の中で、暖かい気持ち送ってみる。
まずは、そこからです。
すこしでも暖かい気持ちが生まれると、
それが育って、いつか自分が
その暖かさで満たされるときが来ます。
少しずつ、少しずつ、ね
あなたの毎日が豊かで軽やかでありますように