【 全9回 】私を諦めたくなかった
〜 片付けの先にやっと見つけた私の輪郭 〜
今では片付けを教えていますが、
「なんでそれをやっているんですか?」って
聞いてくださる方が多いです。
片付けられない方が抱えているお悩み、
実は片付けのことだけじゃないこと多いです。
私もその内の1人でしたね、今思うと。
その時の話、まとめます。
同じような方の役に立てるといいな
第1話 片付けたかったわけじゃなかった
第2話 取り残されたのは私だった
第3話|わたしを知る、わたしを整える内側の片付け
自分で人生を変えたい。
他人の顔色に左右される自分から卒業したい。
そう思ったとき、
最初にわたしが始めたのは
「部屋の片付け」ではなく、
「わたしの心の中を整えること」だった。
誰の目にも触れない場所で、
ノートに、ただただ今の気持ちを書き出す。
いいことも、悪いことも。
嬉しかった日も、泣いた夜も。
何も考えずに、心に浮かぶ言葉をそのまま。
最初はもうね、ぐちゃぐちゃ。
殴り書き状態。
書いても書いても、整理されていく感覚はなくて。
自分の中にこんなにドロドロした感情があったのかと
ひくくらい。
でも、書き続けるうちに、気づいた。
わたし、そんなに怒ってなかいんだ…
誰かを責めたいわけじゃなかったんだ…
ずっと寂しかったんだね。
分かってほしかったんだね。
認めてほしかったんだね。
「ちゃんとやってるね」って、
「頑張ってるね」って、
たった一言でもいいから、
そんな言葉をかけてもらいたかったみたい。
そしてね、書き進めていくうちに、
“ありがとう”を伝えていなかった自分にも気づいた。
「誰にも感謝されてない」って思っていたけど、
わたしの方こそ、感謝を伝えずにいちゃってた。
当たり前のように、受け取るばかりだった。
気づいたら、
たくさんの“豊かさ”はもうすでに手の中にあって。
もうすでに、
誰かから与えてもらったものに囲まれて生きていた。
それなのにね、
足りない・・・
満たされない・・・って。
わたしはいったい何を求めていたんだろう…。
その気づきは、正直、つらかった。
自分の小ささに、ガッカリした。
何も持っていないと思っていた自分が、
実はすごく恵まれていたと知ったとき、
穴があったら入りたいくらい恥ずかしくて。
泣いた泣いた。
「もっときちんと生きたい」って思った。
誰かのせいにするのはやめて、
今あるこの環境で、
わたしの人生をもう一度、
自分の手で組み直したいって思った。
そんなふうに、
少しずつ自分の“内側”を片付けていったんよね。
わたしはわたし自身のことを、
ようやく、大切に扱えるようになり始めた。
「こんなこと思っちゃダメ」も
「もういい年なんだから」も
「わたしが我慢すれば」も
ぜんぶ、ぜーんぶ手放して。
まっさらな気持ちで向き合えたとき、
本当の意味で“片付け”が始まったんだと思う。
この連載は、私が「片付け」を通して
本当の自分と向き合っていった記録です。
「私も変わりたい・・・」
「このままじゃ嫌だ・・」と感じた方へ。
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そんな毎日になりますように・・・
次回は・・・
第4話 「満たすより、整えるへ
片付けとの向き合い方の変化」
です。次回も読んでみたい方はブログフォローしておいてね!