【 全9回 】私を諦めたくなかった
〜 片付けの先にやっと見つけた私の輪郭 〜
今では片付けを教えていますが、
「なんでそれをやっているんですか?」って
聞いてくださる方が多いです。
片付けられない方が抱えているお悩み、
実は片付けのことだけじゃないこと多いです。
私もその内の1人でしたね、今思うと。
その時の話、まとめます。
同じような方の役に立てるといいな
第9回|“わたし”を諦めない― 暮らしは、生き方を写す鏡 ―
自分を大切にするって、
何をすること?
最初は、その意味
よく分からなくて。
ただ、なんとなく不満だし、
寂しいような空っぽな部分があったり
置いていかれてるような気がしたり
家族のために必死にやっているのに、
満たされている感情がなかった。
あるのが普通とか、ないのが普通とかは
わからないんだけど。
それがいつの間にか、
“自分をないがしろにしている”ってことかと
気づいて、「あ〜。これ嫌だな」って
心の底からこみ上げてくる感じで思った。
でも、変わるって勇気がいるし。
家族のためってのを理由にしてれば、
なんか楽だし。
自分を後回しにする方が、
ずっと簡単だったから。
でも気づいてしまったんよね。
わたしがそれを嫌がっていることに。
我慢してやってたってことに。
“わたし”のこと、
“わたし自身”が見捨てちゃダメだなって思った。
他の誰かがやってくれるわけないから。
そのモヤモヤが何か探しながら
ちょこちょこと気晴らしに片付けもしてたんだけど、
そうしてたら、暮らしが変わり始めた。
ノートに気持ちを書き出し、
身の回りのモノを見直し、
時間の使い方を整えて、
誰と、どう過ごしたいのかを考えるようになった。
一見、小さな選択に見えるかもしれないけれど、
今思うと、その積み重ねが、
人生の大きな方向を変えてくれてたみたい。
暮らしは、いつだって“わたし”を映している。
よく聞くよね、「お部屋は自分の写し鏡」だっけ?
もう正に。
その通りの現象が起きてた。
片付けること。
それは「自分を取り戻すための儀式」だったんだと思う。
誰かにわかってほしくて、
誰かの反応で自分の価値を測っていた日々から、
少しずつ離れることができた。
そして今は、思う。
「わたし、わたしの人生を生きたい」って。
毎日は完璧じゃないし、今も揺れることはある。
でももう、自分のことを見ないふりはしないね。
自分の声を、無視もしないね。
“わたし”という人生の主役を、
ちゃんと、自分に引き渡してあげたい。
気がつくと片付けから始まったこの変化。
暮らしている限り続く変化。
今よりもっと私でいられることが楽しみ。
わたしは今、そういうところに居ります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
この連載は、私が「片付け」を通して
本当の自分と向き合っていった記録です。
「私も変わりたい・・・」
「このままじゃ嫌だ・・」と感じた方へ。
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こんな風な変化を通して、
ようやく「自分のための選択」ができるように
なりました。
突然できたわけではなくて、
暮らしを少しづつ整えながら、
自分と向き合っていった結果でした。
ここまで連載を読んでくださったあなたにも
もしどこかでわたしと似た気持ちを抱えているなら
今のあなたへ伝えたいこと、
次回のブログにまとめますので
ぜひ、もう少しだけお付き合いください
また明日