出光美術館
出光美術館の軌跡 
ここから、さきへII 
出光佐三、美の交感─波山・放菴・ルオー

帝劇ビル建て替え前の
オールスター展覧会
四回シリーズの二回目ですニコニコ

会期が短いので難易度高め目

丸の内から
お喋りしながら
のんびり徒歩で



この螺鈿のエレベーター

美しくて

立て替えは名残惜しい


※雨上がりで空いてたので撮影叶いました


タイトルは地味目ですが、

出光美術館の渾身のラインナップ



お目当ての板谷波山も

出光佐三(いでみつさぞう)氏と

同時代の方なのだとか


印象に残った作品


彩磁ハツ手文手焙:

大胆にヤツデを配した器

アールヌーボーやアールデコを

研究して取り入れたそう


彩磁草花文水挿:

チューリップも

氏の手にかかれば

独自の世界観に


青磁竹節花瓶:

宋時代の青磁を模しつつ

竹の節を入れ込む

ミニマムな美

キャプションに

轆轤師にも触れられていたのが印象的

(現田市松氏かな、メモしそびれ)


蛋殻磁香炉、蛋殻磁鳳耳花瓶:

白い地肌にひび割れの入ったもの

絶妙なあたたかみのある白と

自然のひび割れの美が眼福

いつまでも見ていられるおねがい


天目茶碗 銘 命乞い:

えもいわれぬ美しさ

これ、実物二回目だと思ったけれど

テレビで観ただけかも



小杉放菴の作品は

「金太郎」と

カワセミを描いた作品が

好きでした


ジョルジュ・ルオーは

常設展示もしている作家

ステンドグラス工房の修行から

絵に転向したそう

転向して正解ウインク


サム・フランシスは多分初見

「ホワイト・ライン」好みでした

こういうモダンな作品が似合う

オフィスかお家も憧れますニヤリ


日本人の「間」の感覚と

合うんじゃないかな


ヒストリー展示

ただただ偉大



コロナ禍明けて

お茶提供も再開されて

今回は、ゆっくり景色も堪能

(いつも駆け足過ぎるキョロキョロ



帝劇ビル 出光本社の

建築関連の展示もあるそう

(平日の曜日限定)



雨上がりで

丸の内仲通りを寄り道しながら

再び東京駅へ



三菱一号館美術館は工事中

再開記念の展覧会がロートレックだそうで

建物がロートレックで包まれて照れ



こちらの再開も楽しみ

(2024年11月予定)


板谷波山
名前は聞いたことがあり

昨年の重要文化財展で 

初めて板谷波山の実物

葆光彩磁(ほこうさいじ)を見まして


そのあと、日曜美術館だったか

生涯や多様な作品で

興味を持ち

生家を訪問


過去記事:


その後も出光美術館ほか
訪問する中で
もともとわかばが好きだった
砧青磁(龍泉窯など)の研究をし
その上で独自の作風を探ったと知り
単色系の作品は
特に好みになった次第。

数年前の

出光美術館で開催された

波山の大規模な回顧展は

まだわかばの美術館ブーム前で

訪問しておらず

今回のオールスター展示の

展覧会がとてもありがたかった。




お出かけプラン
銀座・東京駅周辺でお食事
からの
丸の内周辺の美術館
これは定番コースかもおねがい

今回は、こちら
ブラッスリー ポールボキューズ大丸東京

過去記事:
このエリア、素敵な美術館が目白押し

出光美術館は
運営や展示がしっかりしていて
好きな美術館ベスト3以内

立替クローズ中は
名品が地方や海外で
観られるチャンスになるかも

過去記事: