【琳派、若沖、ときめきの日本美術】2023-9
 
この春は、あまりにも魅力的な展覧会が目白押しで、遂に禁じ手の同日複数訪問を決行。

 

 

京都の細見美術館の開館25周年、京都〜東京〜名古屋と巡回中で、細見美術館所蔵の若沖作品、全19点が東京で見られる貴重な機会。
 
「雪中雄鶏図」は、カラーの若沖作品の中では一番好みでした。
 

 

(展覧会チラシより)

 
個人的には、若沖作品は水墨画が圧倒的に良いと思う。今回は、6種類の菊の花と、和歌?を交互に並べた「菊花図押絵貼屏風」が印象的。
 
鶏の作品が多かったのでお腹いっぱい感はあるものの😆、水墨画での「群鶏図」は迫力がありました。
 
同日午前中に観てきた尾形光琳の別作品「柳図香包」、弟の尾形乾山の陶芸「色絵唐子図筆筒」も興味深く。
 
酒井抱一の優しいタッチはけっこう好みで、今回は祈りの作品とのキャプションがあった「白蓮図」が強く心に残りました。
 
鈴木其一、中村芳中なども眼福。
 
 
◆ひとこと感想
にわか江戸絵画ファンなので、好みだけで楽しんでいますが、見応えある作品多数。
 
あと、お雛様のセットにあるような、長持ちや花見で使う移動式の重箱などは、「あっ、これが本物!?」と妙な親しみのあるご対面。
 
七宝の釘隠などは、また知識が積み上がってくると、その良さがわかるようになるかな。
 
タカシマヤカード系は割引があるようなのと、百貨店共通商品券が支払いに使えるようでした。
 
デパート特有の音環境はあるものの、落ち着いた雰囲気で、午後のためか空いており、やや拍子抜け。GWお出かけの穴場かも。
 
予定と予定の間の乗り換えを使っての駆け足訪問でしたが、これはちょっと無理して行って良かった。
 
クラシカルな高島屋日本橋店のエレベーターは、また別の機会に乗りたいと思います。
 

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今回の展覧会をきっかけに、2023年秋には京都の細見美術館も訪問

 

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