【静嘉堂@丸の内 再び】2023-3
先月に続き、静嘉堂を再び訪問。
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会期最終日を訪問予定にしていましたが、前倒しで、都内移動の合間にうまくコースに入れられました!
公式サイト
新年にちなんだ、おめでたい文様の作品の展示。
実は、メイン展示の七福うさぎのよさは、あまりわからないので
、好みの陶磁器中心にサラッと一周。

国宝の曜変天目も引き続き展示されることも、事前に聞いていましたので、こちらも楽しみでした。
●印象に残った作品
・横山大観 日之出
順路の最初の作品に相応しい、重厚感
日本画といえば横山大観、程度の拙い知識のわかばでも、見応えある素晴らしい作品と感じました

・滝和亭(たき かてい) 松に鵲・梅竹に鳩図屏風
墨一色の鳥の描写が素晴らしい。
年末に見た、アーティゾン美術館の屏風(後述)にと勝るとも劣らない、美しい屏風でした。後世に残る名作とはいえ、こんなに凄い作品が、いくつも存在するって、シンプルに感動します。
・堂本印象 寿松双鶴
掛け軸がたくさんありましたけど、すっきりした構図で、実物大?の迫力あるつがいのタンチョウが美しく。
・慶入 赤楽宝尽寄向付
磁器派だけど、こういうのを見ると陶器も良いなと思えます。
おめでたい形の向付に、更に縁起物の絵柄が描き足されています。
・酒井抱一 絵手鑑のうた 富士山・波
シンプルが故に印象に残る。
琳派の祖と言われる方で、最近気になる存在。
・初代三浦竹泉 青花絳寿福禄図花瓶
釉裏紅を繊細に使った超絶技巧が謎。
中国陶磁で、釉裏紅の特徴的な色は存じていましたが、日本にもこれを使いこなす方がいたとは初めて知りました。類似の存在を知らないので、どれほど貴重なものかなどはわからず。
・有田焼 色絵鶴亀甲松竹梅文菊花形大鉢(写真)
一抱えもある巨大なうつわ。焼成技術、絵付けの美しさ、保存状態の良さと、驚きしかない。こちらのみ写真撮影可。
年末は押すな押すなの大混雑だった窯変天目も、今回は見放題の空き具合

予約なくてもすぐ入れます。
前回は、開館直後で仲通りもイルミネーションだったし、いろいろ重なった感じかな。
年始に合わせて、昔ならお殿様?しか見られなかった天才絵師達の作品(屏風)が、一般公開されることの有り難さ。
アーティゾン美術館の狩野典信(みちのぶ)の松梅図屏風、(いつか見たい)話題の国立博物館の松竹図屏風と並んで、こちらの屏風も素晴らしかった
今月はご縁があって、丸の内エリアの美術館に毎週通ってます
先週は、三菱一号館美術館のヴァロットン展、来週は出光美術館の若冲展を予約済。
もう少し時間があったら、別料金のイヤホンガイドを借りて、じっくり回れたらよかったな。
(昨年に引き続き、招待券だったので)
2023年は、美術展10回訪問が叶うといいなと思っています。
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