【アルフレッド・アドラー】をご存知ですか?
【アドラー心理学】といえば
大抵の皆さんは知っていると思います。
彼は、19世紀生まれの心理学者です。
アドラーは
『人間の悩みはすべて対人関係の悩みである』と言っています。
そして、
「人はなぜこうして対人関係に悩むのか?」
それは
『自分の課題と他人の課題を一緒に考えてしまう』
からであると言っています。
最近この事を
実感したエピソードをシェアしますね。
昨日夕方、
晩御飯の支度をしながら、
私はふと久しぶりに
シフォンケーキを焼きたくなったんですよね。
それは、
「数日前に夫が久しぶりに食べたいなって言ってたな…」
「明日も夫は休みだから、
今焼いて明日ゆっくり2人で食べたいな」
と頭の中でふと思ったから。
そして、
「晩御飯の支度もあるけど、
今からシフォンケーキ焼こうと思って」と夫に言ってみると、
夫は、
「やりたいって思ったならやったらいいよ」
と言ってきやがったです!!!
(すでに書き方がキレてますね笑)
その言葉に
私は「カチン!!!!!」ときました!
「誰のためにこの忙しい時間に
ケーキ焼こうと思ったと思ってるのよ!」
「一緒にケーキ食べようと思って焼こうと思ったのにもういいよ!焼かない!」
と言って一方的に夫にブチ切れたのです。
(あ〜なんて身勝手な妻…涙)
夫も私の様子を見て、
「そんなつもりなかったんだよ」
と慌ててフォローするのですが、
それはもう後の祭り…
一度機嫌が悪くなった私の気持ちは
どうも抑えられず、
気まずい雰囲気が漂う夕暮れ時。
でもふと
【アドラー】のあの言葉
を思い出したのです。
対人関係で悩むのは、
『自分の課題と他人の課題を一緒に考えてしまう』
ためだということを。
そして、私は、
私が機嫌が悪くなったのは【夫】のせい。
【夫の無神経さ・気遣いのなさ】のせい
だとしていたことにはたと気づいたのです。
まさに、
私自身がイライラして機嫌が悪いという
【私の課題】を【夫の課題】にすり替えていたのです。
もしこれが【夫の課題】であるならば、
もう自分ではどうすることもできません…
時間が解決してくれるか…
夫があの手この手で私の機嫌をとって
「全く本当にあの人は分かっていない」
「もうしょうがない」
と適当に落とし所を無理やり見つけて
収束するか…
くらいしか方法はありませんし、
これでは何の根本的な解決にもなりません。
でも、
機嫌が悪くなったことを
【私の課題】と認識したら、
「人のせいにして
なに一人で機嫌が悪くなっているんだろう…」
「そもそも、シフォンケーキ焼こうっていったけど、どうして焼こうと思ったのか伝えてもないのに…とばっちりも良いとこだな…」
と思えて、
1人イライラしているのが
バカらしくなったんですよね。
そうしたら自然に
イライラを手放していました。
そして、
「夫が言うように
自分がやりたいから焼くでいいや」
と思えて、
るんるんとシフォンケーキを焼いたのでした。
夫婦関係、特に産後や子育て中は、
夫に対して、
「あーしてくれない」
「こーしてくれない」
「私のこと家族のこと何も分かってくれない」
と夫への不満が積もって
イライラすることが多いですが、
そのイライラは
【私の課題】であって
【夫の課題】ではないのです。
そこがクリアになると、
その課題の解決は早いです!!!
【私の課題】であるならば、
全ては自分が解決できる!
【夫次第】の生き方から抜け出せて、
あなたの人生の舵を
自分で握ることが出来るのです。