4年前に線維筋痛症という
身体に激痛が走る病を発症して
寝たきり生活。
来る日も来る日も
天井とにらめっこ。
生きていてもしょうがない。
どこにも行けない。
大好きな洋服も着られない。
「もう何もいらない」
そんな気持ちになりました。
物を持っていることが
負担になったんです。
そこから、体調のいい日に
少しずつ洋服を捨て始めました。
そんな時に、
断捨離を提唱している、
やましたひでこさんの書籍と出会い、
片付けは一気に加速しました。
そして3年がかりで家じゅうの物を
約半分まで減らしました。
家具からボールペンに
いたるまで全部。
楽しい作業でした。
痛みを忘れて没頭しました。
自分の生きざまと
向き合うかのように。
スッキリ
シンプルな部屋。
「快適」そのものでした。
物を持たないことが
こんなにも気持ちがいいなんて。
いつ誰が訪ねてきても大丈夫。
どこの引き出しも
どの部屋を開けられても大丈夫。
友人たちが
「居心地いいわ~~」と
長居したくなる。
私も気負うことなく
おしゃべりが楽しめる。
「そこに空間を置く」
そんな気持ちで
あえて空間を作ることで
部屋に息が吹き込まれ、
身体も喜んでいるようでした。
断捨離をしてみて気付いたのですが
ネガティブ思考解消ととても
通ずるものがありました。
たとえば
洋服を捨てる際に
「必要か必要でないか」
よりも
「着たいか着たくないか」
で選別していきます。
ネガティブ解消と同様、
一般的に正しいと言われている常識を捨て、
自分の意思で決定していくのです。
それからもう一つ。
「人の物まで捨てない」というルール。
これもネガティブ解消でいう
「コントロールできないことを
コントロールしようとしない」
という面で通じています。
私の母は戦時生まれなので
物を捨てられず、いたるところに
物が堆積しています。
以前は口やかましく言っていましたが
母はあれでも精いっぱい
捨てようと試みたのだと
思うようになりました。
その空間が
どんなに物で
あふれていようが、
「せまい」
「暗い」
「疲れた」
が口癖の母ですが、
それは母が自分で選んだ結果なのだと
あきらめることができたのです。
やましたひでこさんの書籍に
こんなフレーズがあります。
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細胞も
選択決断をしている。
今のあなたの思考は
選択決断の結果。
あなたが選んだ「情報」の内容、
質と量によって出来上がっているのです。
つまり今のあなたの人生の有様は
あなたがこれまで繰り返してきた
選択決断の結果。
ならば、選択決断は主体的であってこそ。
それが、自分自身の人生に
責任を持つということ。
やましたひでこ
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ネガティブを解消してさらに
物に対する意思決定も
早くなったように思います。
結果、不必要にお金を
使わなくなったんですね。
今までどれだけ
物でごまかしてきたんでしょうね。