「知能指数」についての興味深い示唆がありました。
- あなたとわたしはどう違う?
―パーソナリティ心理学入門講義/ナカニシヤ出版
¥2,625
こちらの本によると、
・いわゆるIQテスト=知能検査は、1900年前後にフランスで
初等教育が義務化された頃、知的障害児により適した教育を
受けさせるために開発されたのがはじまり。
(知的障害児とそうでない子どもを同じ学級で教育するのは
困難であり子どもたちのためにならないという理由から)
・しかし、その後世界に広まった知能検査は、人々の選抜や
排除のために使われるようになった。
例、知能検査の結果により大学への入学を制限する
例、知能指数が低い人の移民受け入れを制限する
例、知能指数が低い人についての合法的な避妊手術を行う法律ができた
とのことです。
人を排除するためではなく、適切な援助をするために
開発された基準であっても、
人を選抜し、排除しするために使われるようになった
というのは皮肉なことですが、
何かの「基準」は、その程度をはかり、区別をする、
という機能を持つ以上、基準に基づいて比較をし、
意味を与える、強力な武器なのだと思いました。
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「基準」は強力な武器であるからこそ、その「使い方」が問われます。
自分に対して、他の人に対して、基準に基づいて何かを測定し、
よい意味でラベルをつけるのか、悪い意味でラベルをつけるのか。
私が個人的に、続けたいと思う「基準」の使い方は、
「未来」や「過去」を基準にする使い方です。
一方で、控えたいと思う「基準」の使い方は、
「現在」を基準にする使い方です。
もう少し詳しく言い換えると、、
「未来」を基準とする使い方とは、
「こうありたい」という目標を基準として、
いまは基準に対してこれくらい差があるから、
こうやって埋めよう!という建設的な使い方です。
未来を基準にすると、基本的にポジティブになります。
ただ、「未来」だけを基準にし続けていると、
本当に目指すオアシスに向かって前に進んでいるのか
後ろに進んでいるかも分からずに
砂漠をうろうろする状態になりかねないので、、
「過去」を基準とする使い方、つまり、過去にいた時点から
いま何がどれくらい変化したか、どれくらい前に進んだかを
確認することもたまには合わせてやりたいです。
「小さな一歩だけど、以前に比べたらこれくらいは進んだな」
という気付きは、元気になります。
一方、控えたいと思う「基準」の使い方である
「現在」を基準とする使い方は、
「いまこれくらいだから、次はこれくらいにしよう」
と「積み上げ思考に陥りがちだと思います。
たしかに、「現在」を基準にしているので、
現実的かもしれませんが、
「未来」を基準にして考え、行動する法が
欲しい未来を手に入れられそうです。
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他にも、まだ「基準」の用い方については
深めていけそうですが、また後日改めて書くことにし、
まずは、「未来」と「過去」を基準にしながら
日々を過ごしていきたいと思います。