前回に引き続いて、
「私が子ども支援のボランティア活動を始めた理由」
の続きを書いてみたいと思います。
あんなに勉強して、学費をかけてもらって入った大学なのに・・・
高校の生物の先生に触発されて、「バイオロジーの研究者になる!」
という夢を持った高校時代。
大学選びの際は、
1. 生物の研究をしっかりできること
2. 理系なので授業料を考えて国立大学であること
3. 自宅から通える範囲にあること
を考えて、東京大学理科Ⅱ類を第一志望にしました。
いま思うと、視野が狭かったな、、と思いますが、
とにかく、当時、高校の部活動が終った高2の冬からは
目標に向かって生活のほとんどすべての時間を受験勉強に費やしました。
制服がそこそこかわいかった女子高で、
周りの友達が次々と彼氏をつくって青春を楽しんでいる中、
ひたすら塾の自習室に通う、だいぶ地味な高校生だったと思います(笑)
大学受験の結果は、念願かなって第一志望の東大理Ⅱに無事合格。
ほっとしたのもつかの間、
受験勉強漬けだった反動からか?
否、遊びたい欲求に負け、、
入学後は本当にお恥ずかしながら、
アルバイトと旅行、テニスサークル漬けの毎日。
絵に描いたようなダメ大学生時代を過ごしてしまいました。。
さすがに2年生後期は、当初の目標「研究者になる!」ことを思い出して、
教科書や参考書などを読みあさり始めましたが、、
3年目に研究室へ配属になり数ヶ月たった頃、
「私はこの粘菌(微生物)のタンパク質の機能解明に3年もかけられない・・・!!」
という、研究者の道を全否定するような感覚に襲われてしまいました。。
「新しく知る・学ぶ」ことの楽しさは大好きだったけれども、
「新しく解明する」ことは人生をかけるほどの楽しさを感じられなかった。。
挫折と呼ぶには幼稚すぎるのですが、
何に向かって進んだらよいのか、進みたいのか
よく分からない、モラトリアムが幕を開けた瞬間でした。。
なんだかとりとめがなくなってきましたが、、次回に続けます。。