今回は、感情機能Fを指向する人が望む褒められ方についてです。
感情機能Fを指向する人は、
「風船のような自尊心」を持つとも言われます。
褒められれば褒められるだけのびる、
しかし、ちょっとした針=指摘ですぐにしぼんでしまうとか。
Fを指向する自分としても心当たりがあります(笑)
褒められるときは、言葉で「すばらしいね」と言われるだけでなく、
表情や声のトーンからも賞賛が感じられることを望みます。
Tを指向する人とは、嬉しい褒められ方は随分違うと言えます。
これらの違いをふまえると、
コミュニケーション上で気をつけるとよいことが見えてきます。
Tを指向する人がFを指向する人を褒める際は、
自分がされて嬉しいような
「どの点がどのようにすばらしいのか」というコメントを
具体的に、客観的に述べるのみならず、
気持ちを込めて「ありがとう」と言うこと、
表情にも笑みを浮かべ、声のトーンを上げること、
褒める頻度を高めること、
などに目を向けてみるとよいでしょう。
一方、Fを指向する人がTを指向する人を褒める際は、
むやみやたらに「すごいね」と言うのではなく、
客観的な基準に照らし合わせて、あるいは
本人のこだわりに照らし合わせて、
ピンポイントに褒めるとよいでしょう。
あまりEmotionalに言い過ぎると、
Tを指向する人は引いてしまうことがあるので
要注意です。
T/Fの違いは、MBTIのその他の指標以上に、
対立や誤解を招きやすい違いです。
次回も続けます。