コミュニケーションの4要素 ③言葉。 | Mind Shift

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「すべては心(Mind)の持ち方によって変わる(Shift)」

をモットーに、

働くこと、生きること、楽しむこと について

日々の気付きを書いています。

本日も昨日からの続きで、

何かを「説明する」「伝える」際に、考えるべき4つの要素、


 ①相手

 ②自分

 ③相手と自分の間でやり取りされる言葉

 ④コミュニケーションが持たれる「場」

のうち、③相手と自分の間でやり取りされる言葉、

について考えてみたいと思います。



言葉の難しさについては、最近何かとうたわれている

「グローバル化」の流れにおいて、

言語の違いや文化の違い(ローコンテクスト文化か、

ハイコンテクスト文化か等)とひもづけて語られています。


表面的にやりとりされる言葉の裏側にある、

「文脈」が違う、という意味では、

同じ日本人であろうと、一人ひとり、それまで生きてきた経験、

価値観、物事の捉え方が違うので、

同じ言葉をやり取りしていても、違う捉え方をしているということは

多々あります(むしろ、すべてのコミュニケーションで

起きていると思われます)。




「それは、いいですね。ぜひやりましょう」という言葉も、

本当にやりましょう、と思って言っている人もいれば、

社交辞令だけで言っている人もいる、という具合にです。




あるいは、「説明する」という言葉についても、

「何をもって説明とするのか?」という定義が実は人により違います。

例えば、一つひとつ、事実を列挙することが説明だと思っているAさん。

そうではなく、起きた事象から何が言えるのかを総括することが

説明だと思っているBさん。

Aさんが「では、いまから説明しますね」と言って説明をしても、

Bさんは、いつまでたっても「それで何なのか?」が聞けないので、

「きちんと説明してくれない」と思ってしまう可能性があります。



コミュニケーションにおいて、相手と自分の間でやり取りされる言葉は、

表面的な言葉だけで済ませるのではなく、各自の言葉の定義や背景を確認しないと、

誤解やすれ違い、勝手な解釈のし放題になってしまいます。


確認しても、確認しても、100%は確認しきれない世界ではありますが、

この点をケアできるかどうかが、コミュニケーションの有益さ、心地よさに

つながってくるのだと思います。