「算額」 | Mind Shift

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「すべては心(Mind)の持ち方によって変わる(Shift)」

をモットーに、

働くこと、生きること、楽しむこと について

日々の気付きを書いています。


今日は、代休を活用して約5年ぶりに母校の大学図書館へ行きました。

家では机に向かっていても気が散ってしまいがちなので

集中して読書や英語の勉強などをできる場所を・・・と思い、

皆が勉強しているであろう大学図書館にたどり着きました。


久しぶりに行った母校の図書館は、

集中しやすいだけでなく、蔵書も豊富で楽しかったです。


「気にはなるけれど買うならこの次」と思っていた本を何冊か見つけては、

同じ本棚から別の面白そうな本を見つけて、、と

本棚サーフィンをしていました。



新しく知ったもので印象的だったのは、「算額」というもの。

江戸時代の17世紀頃、数学が解けたことを神仏に感謝するために、

額や絵馬に数学の問題や解法を記して、「算額」と名付けて

奉納する文化があったそうです。

特に幾何学の問題についてのものが多いらしく

正方形や正三角形が丁寧に描かれていました。

1000個弱の算額が現存していて、福島や岩手など東北に多いそうです。


学生時代、幾何学の問題は結構好きでした。

色々な解法がある中で、鮮やかに解けた時はとても嬉しかったです。

でも、そんな嬉しい気持ちを「奉納する!」という感覚は、

この21世紀に生きる私にはありません。

17世紀の人はいったいどういう感覚だったのだろう、と興味深く

日本の文化についてももっと知りたいな、と感じる日々です。