昨日の記事の続きです。
てんかんにはいろいろな理由があるんでしたね。
大体4つに分類できます。
- 特発性てんかん
- 症候性てんかん
- おそらく症候性てんかん
- 反応性発作
1は一番多いやつで脳に器質的な異常を認めないものです。
だからこそ面倒なんですよ。
除外に除外を重ねて「なんも原因がなさそう」というところまで調べなきゃいけません。
MRIを撮らないと現実的には無理なので
便宜的に仮診断されることが多いです。
2は脳に器質的異常を認めるものです。
水頭症とか脳炎とか脳腫瘍とか。
お分かりになると思いますが
これもMRIを撮る必要が現実的にありますよね?
なのである意味ではスッキリするために撮りゃ良いという話にも帰結できるわけです。
3はもっと訳わからないやつで
MRIとってもなんもわからないけど
でも多分脳に器質的疾患があるんじゃないかなというやつです。
頭打ったみたいな明らかなヒストリーがある場合ですね。稀だと思います。
4は脳以外に原因があって
二次的に大脳にょ負荷をかける病態です。
肝臓が悪い場合、電解質異常、インスリノーマのようなものなどです。
4は血液検査や簡便な画像検査でわかるものが多いので
必ずここは除外すべきです。
肝臓が悪いのに頑張って抗てんかん薬飲んでるなんて
もう意味がわからないですから。
セカンドオピニオンでたまにあったりします。
こんな感じ?