猫さんの痒みや皮膚炎にはどういう治療をするの?〜猫アトピー性皮膚症候群の治療〜 | みなとまちアニマルクリニックの「裏」ブログです。

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こんにちは。こちらは「非公式」ブログです。書いている内容は、あくまでも著者の一意見であり、賛否のご判断はお任せします。読み飛ばす程度に呼んでください。僕は自戒のつもりで書いてます。

 

2021年に何ちゃらっていう偉いグループが

 

現時点で猫のアトピーに対して推奨される治療法をまとめました。

 

薬を使うなら

 

ステロイドかシクロスポリンです。

 

 

ステロイド(ここではグルココルチコイドのことを便宜的にステロイドと呼んでいます)

 

は即効性があり

 

ほとんどのFASS(猫アトピー性皮膚症候群)の子に効果的ですが

 

薬剤の選択と用量に依存していると考えられています。

 

何を使うかも大事だけど、どの用量で使うかってのが大事です。

 

案外ここら辺はめちゃくちゃにやられてること多いです。

 

シクロスポリン(商品名だと例えば上記のアトピカ)は7mg/kg  を1日1回の投与で有効性が高いとされています。

 

即効性がないため

 

1ヶ月間は1日1回を続ける必要がありますが

 

その後は隔日や週2回くらいまで漸減できることが多いです。

 

案外、1ヶ月やらずに離脱して利かなかったとされてしまうことも多く感じますが

 

その辺が獣医のベシャリの腕なのかと思います。

 

ただし消化器症状が出やすいので先にいっておく必要があります。

 

上記の二つほどエビデンスレベルが高くないですが

 

ステロイドの外用、オクラシチニブも案外いけるという報告があります。

 

 

一応アポキルも猫に使えるんですよ。適応外ですが。

(犬で認可は取られてますのでご理解を)

 

1mg/kgで1日1〜2回投与で有効とされています。

 

有害事象もあまり報告されていません。

 

外用もいいですが

 

考えたやつは猫飼ってないですね。

 

猫を世界で一番愛する僕からすると

 

。。お分かりですね。

 

ちなみにね、アポキルよりもエビデンスレベルが高いものに

 

必須脂肪酸がありますよ。

 

 

 

 

 

 

もうこんなんずっと飲ませとけばいいですよ。

 

何にでも効くんですもん。(横暴)

 

しかも年4万円行かずに使用できます。

 

僕はサプリが嫌いだけど、コスパ的にアンチノールはずっと飲ませてます。

 

では。