先月バンコクに行ってきました。
もはや都市度では東京を凌駕しそうですね。
都市計画が戦後間も無くの東京と
新興都市のバンコクを比較するのは前提が違うのかもしれませんが
もしそこを同じにしてもあの熱気というか熱量は東京には出せないんじゃないのかなと思います。
何たってバンコクの都市計画には行政がほとんど口出ししないらしいです。
なのでいい意味でカオスな空間が生まれる。
規制規制やられるといいもんも生まれにくくなりますよね。
麻布台ヒルズ行って思いましたが
東京はラグジュアリー路線ですよね。
あんなにたくさんエルメス必要ある？
バンコクといえば、というか東南アジアといえば物価の安さが魅力でした。
今行くと東京と変わらないです。
僕が生まれてから日本は30年間捨ててきたらしいので
バンコクと同じくらいの物価で悔しいなんてのは
逆に向こうの国の人に失礼かと思います。
物価の上昇があって賃金の上昇があるのは当たり前だし
正当な労働に対価を支払うのは当たり前なのに
安さ信仰してしまったのは自分らですから。
とはいえ、確かに2008年にあいす動物病院の院長様が野犬にビビり倒したのは
つい最近の話のように感じますし
2012年に路地裏の住人がプードル抱き始めたあたりも違和感を感じました。
もう今なんか犬猫のプレミアムフードの広告バンバン打たれてますし
動物病院も僕がみたとこはどこもCTMRI完備でした。
バンコクなんて以前は１週間で１万円ありゃ酒代から宿泊費まで事足りたのに
（バックパック的な感じなので）
今じゃチャオプラヤ沿いのリゾートホテルなんかは１泊数十万します。
以前はものすごくたくさんあった日本語表記も
韓国語中国語に取って代わられています。
物価だけでいえば、まあ普通に日本国内を旅行するのとかと変わらないですね。
別に安さを求めてバンコクに行ってるわけじゃないので僕的には満足ですが
帰りのJAL便で日本人はエコノミーに大量の行列を作ってるのに
ファーストビジネスはほぼタイ人で
何だか少し悲しくなりました。
日本人スタッフが僕にニイハオですよ。
そうはいっても日本はいまだにものすごく恵まれていて
例えば東京なんかはミリオネアがいる都市ランキングで世界２位です。
30万人のミリオネアがいるんです。
１位のニューヨークは34万人と肉薄していまして
いかに世界的にみたらお金を持っている人が多いかわかります。
ちなみにビリオネアランキングにすると２５位くらいまで確か後退しますので
そういう意味では格差なんて世界的にみたら微々たるもんです。
タイなんかは数%に90パーくらいの富が集中しているらしいですし
それに対し日本では10%資産シェアがOECD平均よりかなり低いです。
何を意味するかというと
他の国と比べると富の集中が進んでいないということです。
ただし、金融資産ジニ係数は年々上昇していて
相対的貧困率は高いということも言われています。
言われているとおり
お金持ちは相変わらず多いけど
一番たくさんいた中間層が相対的に下に降りてしまったという感じなのかなと思います。
普通に考えたら差は当たり前だと思うので
日本やばい日本やばいというのもどうなのかなと思います。
多分他の国に比べたら圧倒的にチャンスが転がってる気がしますし
努力も拾い上げてもらえる気がします。
根性論は一番嫌いで
部活すらサボりまくって全然行かないような自分でしたが
24時間あったら24時間働くのが仕事じゃないでしょうか。
それをしてないのに文句言う人が多すぎる気もするんです。
円安どうこうは自分でどうこうできる話じゃないですけど
ハワイ行きたいなー。
（注：最近は沖縄の方が好き。泡盛あるし、僕泳げない。）
流石にデンマークでスタバで二人でコーヒー飲んで4000円を経験すると
もうちょい何とかならんのかなあと思うんです。
まあ僕みたいな旅行なら我慢すりゃいい話なのかもしれませんが
海外で経験積みたいような人が向こう行けないことで
より日本はグローバルから遠ざかりますし
フィラリア予防薬だって海外産ですよ？
高いって言われるのは僕らなんだから
金融庁なり外務省なり日銀なり与党なりが謝罪行脚してほしいくらいです。
それくらい僕らが詰められるんですよ？
いや、どうしようもないんですっていうしかないんだから。