この前すごく心に残る場面がありました。
いわゆるチロル時代がからみせていただいている子が
先日天に召されました。
普段の予防的な診察もそうですし
歯科の処置なども経験し
一昨年はだいぶ年もとり
倒れてしまい救急的な措置のあと大きな手術もし
そのあと診断もつき抗がん剤も行い
(プロトコルも完全走破し）
元気になり
再び老いて
などなど
病院最初期からということもあり
珍しく僕も大山も横断的に非常に印象に残る患者さんでありました。
亡くなった理由は僕の都合のいい解釈かもしれませんが
「老い」です。
経験的にその子の犬種の中では長生きですし
そもそも「がん」の診断がついてからも
その癌の生存期間中央値から考えてもだいぶ長生きです。
ああそうだ、ここでは医学的なことを書きたいわけではありません。
残るのはその子のことが好きだったんだなというそのことだけです。
正直、みんなそうです。
本気で自分が死にそうになりながら運営してるこの病院に来てくれて
それでここで最期を迎えられる子には
みんな思い入れがあります。
ああ違う違う、ただ体験談として書きたいだけで
そういう精神性の部分に触れたいわけでもありません。
先日、その子の飼い主さんが当院を遊びに訪れました。
それだけでも非常に嬉しいのですが
たまたま２階に同じ犬種を飼われている飼い主さんがいらっしゃり
飼い犬さんも２階に居られました。
遊びに来られた飼い主さんはその子に触れられて
非常に幸せそうでした。
感動されているのをみて
ああこういう場所が創れたんだってすごく嬉しく思ったんですよね。
そしてもっとそういう部分も発展させられないかなって思うんですよね。
命だけじゃなくて、もっと色々なもんを繋ぐ場所として。
とでもいいましょうか。
こんなこといかがでしょう。
どんな動画でもいいです。
ご自身の飼い犬さん飼い猫さんを撮影された動画
3分以上10分以内の動画を僕にください。
受け渡し方は考えましょう。
それをうちがやってるyoutubeにあげませんか？
そうすれば１部分であるかもしれませんが
残りますし
僕らも見れて嬉しいです。
いかがでしょうか？
