第41回blog句会「悠々自適」 個人的な感想 | 風の日は 風の中を

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~職場や学校で不安感に悩んでいる方へ~
「不安とともに生きる」森田理論をお伝えしたいと思いブログを書きはじめました。
2011年9月からは、日々感じたこと、心身の健康などをテーマに日記を綴っています。

第41回blog句会「悠々自適」が悠人さんのブログで開催されました。

 

切れ字「けり」を使った初夏の俳句が60句出そろい、以下の10句を選ばせていただきました。

 

黒日傘日暮れの匂ひ畳みけり  まるちゃん2323さん

 

日傘をたたむ場面に焦点をあて、日暮れの匂いを漂わせるという素晴らしい句。

光を弾く白でなく「黒日傘」であることもいいですね

最高得点となった句です。

 

 

棕梠の花硝子の夜空傾ぎけり  マミーエリさん

 

硝子の夜空という背景で、棕梠の花を魅力的に描かれました。

「傾ぎけり」は、花の量感が伝わる表現だと思いました。

 

 

 

夏蝶に未遂の空のありにけり  まるちゃん2323さん

 

 

「未遂の」という言葉が、こんなに素敵な雰囲気を醸し出すとは意外でした。

 

〇〇未遂。。。

つい悪いこと(犯罪とか)のほうを連想していたものですから(^_^;)

 

じつに詩的な俳句です。

 

 

クレマチス誰かの鍵を拾ひけり  悠人さん

 

この句にも「詩」を感じました。

クレマチスと「拾った鍵」は、かすかに響きあっています。

ほかの花ではダメな気がします。

鍵が持ち主の手をはなれたのは、一般には、わるいことなんでしょうけど、こうして俳句になると何か素敵ですね。どこの世界に通じている鍵だろう?という謎のせいかな。

 

 

谷深く老鶯深く消へにけり  歩櫓玉さん

 

「深く」という言葉が2回使われ、表現として成功していると思います。

大きい景(深き谷)の中へ吸い込まれるように姿を消した小さな存在(老鶯)をイメージすることができました。

 

 

夏の池吸い込む月に揺らぎけり  寿々さん

 

「吸い込む」という表現がいいなあと思いました。

子どもの頃、水に映った月を見て、ほんとうに不思議だと感じたことを思い出しました。

自分とは別の場所の池にも、映っているのかな?と思うと不思議で不思議で。。。

 

 

幟市勇気の眉を求めけり  あ〜すけさん

 

「勇気の眉」、いい言葉ですね。

わが家にも、います。五月人形。

言われてみると、たしかに「眉」で凛々しさが表現されていると思います。

 

 

山の藤天空までも昇りけり  静可愛さん

 

ダイナミックですね。

山の藤の生命力を表現されました。

与謝蕪村も「藤の花雲の梯(かけはし)かかるなり」と詠んでおられます。

空につないだところがいいです。

 

 

願懸けし慈悲の心に牡丹咲く  静可愛さん

 

句の中に仏像という言葉は登場しませんが、静謐な面差しが浮かんできました。

牡丹の美しさと祈る心が調和しています。

 

上向きに折りぬ金封松の芯  けいやんさん

 

松は縁起物。そして松の芯は、「結び切り」の水引きのように、上向きです。

けいやんさん、結婚式にご出席でしたか?