ゲーム依存・わかれ道(2) | 風の日は 風の中を

風の日は 風の中を

~職場や学校で不安感に悩んでいる方へ~
「不安とともに生きる」森田理論をお伝えしたいと思いブログを書きはじめました。
2011年9月からは、日々感じたこと、心身の健康などをテーマに日記を綴っています。

以前、このブログに、衝動にかられた自分を抑制するには、過去の「負の感情体験」が役に立つ、ということをかいたと思う。


自分自身のゲーム依存体験とあわせて、上記のことを書いてみたい。


わたしは、現在パソコンでのピグのゲームは、ほとんどしなくなっている。

「依存すると、生活に支障が出てよくない」という理性判断、意志の力で行動を抑制できているのではない。

(いつも流される人間で、意志はよわいほうしょぼん

負の感情体験を思い出すことで、意志はよわくとも、無理なくPCのゲームから遠ざかった。


もう、ずいぶん前だけど、会社で残業していた夜、ふとピグの部屋にいるペット・ネコを思い出し、えさをあげなくては…と、職場のパソコンからアメーバに行った。

そこで偶然、友達と出会い、そこから、延々とあそび続けてしまった。

そのとき、わたしは事務所でひとりだった。

でも、ふと気づくと、同僚がもどっており、あそんでいたPC画面をみられてしまった…

その人は「あそんでるー!」と驚いていたが、上司ではないので、とがめたりはしなかった。

しかし。。。状況的には本当に恥ずかしい感じガーン


なんのために仮想世界にあそびにいくのだろう?

私の場合は、日常を一瞬でもわすれたいから。

いわゆる「現実逃避」だけれど、ずっと逃避できるものでもない。

逃避先で気晴らしして、また現実にもどりたい。

どっちが大事かといわれたら、もちろん現実生活が大事。


それなのに、戻った現実世界で、『ゲームにかまけて仕事をサボっている人』だと信頼を失うのは、痛すぎる。

このときの感情を思い出すことで、PCであそぶ回数が減った。


そしてモバイルにスライド(;^_^A

(あそび場所が変わっただけなのか…)


モバイルゲーム・バータウンは、私の欲求を満たしてくれるすばらしい遊び場所だったビックリマーク

この仮想世界では、朝でも、真っ昼間でもバーに入店できる。

ここで私が飲み干したカクテルの量を、リアルで消費していたら、とっくにアルコール依存症になってるくらい飲み倒した。(仮想でよかったー)

からだをこわすことなくお酒を飲めて、精神的な喜びは残る。

のみ終わった後、自分のピグが、ヘンなセリフを言うのが恥ずかしかったのだが、やがてセリフは変更できることに気づいた(遅っ)


PCのピグの部屋の伝言みたいな感じで、友達と会話できるところが、すばらしい。


あと、自分のお店には、メッセージボードがあって、ブログのコメント欄のよう。

(本人以外にも書き込み内容が公開されている)

ふつうは、「○○さん、ごちそうさま。またくるね」みたいな書き込みが多い。


ある日、訪ねたバーのボードに、お叱りの言葉が書いてあるのを目撃!

『あなたは、イベントに参加する気もないくせに、なぜチームに入ったのですか?みんなの迷惑でしょ』というような書き込みだった…叫び

うわぁぁぁ、自分に言われたような気がした。


そのとき、バータウンでは、新しいイベントが始まろうとしており、私は参加したい気持ちは大ありだったが、イベント参加で自分のゲーム依存が強まることを危惧してもいた。

偶然みかけたこの書き込みがもたらした負の感情。

これが、すごい抑制力となり、イベント参加を断念。

イベントに参加意志がある人は、チームをつくり、新しいイベントがはじまった。それを傍観するかたちになるんだろうなーと思っていたところ、『一人チームでも参加可能』という説明文を発見!!


「一人」なのに「チーム」という表現はヘンだが、このイベントはチームで参加することが前提なので、単独参加することを、そう呼ぶらしい。

わたしは、うれしくなって、「まったり」という名前の一人チームをつくり、イベントに参加した。


「一人より、複数でチームを作る方が、ゲーム進行が有利です」という説明は事前にあった。

いいの、いいの、そんなことは。

まったり参加できる道筋が存在していただけで十分しあわせラブラブ!


しかし予想通り、わたしのゲーム進行はスローペースとなり、知り合いの人達から同情されたガーン


でもね、一人チームでないと味わえない醍醐味もあったよ!!


イベントに参加した人たちには『チームのお部屋』があたえられる。

ひとりでも、あたえられるので、わたしは毎日「まったり(私のチーム名)のお部屋」に行った。

そこには『あるがまま』でいられる、すばらしい装置があった!!


それは、チーム内の成績発表。

いつだって「1位 みなみ」と表示されている!

ここで1位ということは、ビリでもあるんだけど、そんなことはどうでもいいの。

対がないのが、あるがまま。

絶対評価のよろこび。私は、いつでも1位。

その幸せに酔いしれているので、全体での成績がわるいことなんか、ほとんど気にならない。


さらに、「チームの掲示板」というのも存在する。

ひとりしかいないのに、書き込む人などいるのだろうか?

私は書き込んだ。(せっかく用意していただいているんだものね)

お釈迦さまが、おっしゃったという有名なあの言葉。


天上天下唯我独尊


↑この言葉「いばっている」と誤解されがちですが、ほんとうは、『この世のなかで、みんなそれぞれ、かけがえのない尊い存在、尊い命』という意味だそうです。


なんだか「衝動をおさえる」方向のことばかり書いてしまったので、最後に「衝動を尊重する」ことでゲーム依存しない例について書く。

その人は、わたしとおんなじゲームをしている方だけど、最近体調をわるくする出来事があったみたいで、今までみたいに熱心にゲームできないんだろうなーという空気が漂っていた。

おかげんがわるいんだろうか?アメーバブログもかいている人だったので、そっと見に行った。


そしたら…鬼のように仕事をしていた!

そのひとのお仕事の内容は、表現活動が主で、おそらく、表現に関する衝動が湧くから、体調わるくても仕事になっていくんだろうなーと思った。

えらいです、○○さん。

仕事と体調不良をやっつけたら、また仮想世界で、あそんでくださいね