くぅちゃん~ん
久しぶりぃ~~~
『・・・・おかしい呑気な声は聞こえるのに姿が見えない 魔物か』
くぅちゃん
隙間から出すのはお鼻よりもお目目の方がいいと思うよ
あと、お世話係は魔物ではありません
多分ね・・・・
『あぁ、そこそこほら、もっとしっかり撫でてそのために来たんでしょう』
くぅちゃん
お世話係のお仕事はナデナデもさることながら、飲み水交換とか、トイレシート交換とか、お出掛けとか、色々あるんだよ
『へぇーそうなんだー。あーだから違うって、もっと下だよしっかり撫でて』
はぁ・・・・・
と、お世話係とくぅちゃんが大人の会話をしている間、この家にもう一頭いるちっちゃいチワワは、
『ふあぁぁ~毎回毎回、あんな茶番劇を演じて楽しいんでちゅかねぇ』
と、くうちゃんのスペースを乗っ取り、大きなあくびをしています
ちっちゃいチワワことココちゃんが退屈そうなので、地面が濡れてはおりますがレインコートを身にまとい、ちゃちゃっとお出掛けを済ませ、出すものを出したら・・・・
ダブル・お手
ひゃ~~~っはっはっはっ
いいねぇ、いいよ、いいですよぉ
やっぱり久しぶりに会ったらこれ、見たくなるんだよねぇ
そして続いては
ダブル・フセ
パタッ
ひゃあ~~~っはっはっはっ
可愛い、可愛いよぉ
くぅちゃんもココちゃんも、かわえーよぉー
『そうでしょ次は次は何するワクワクワク』
そうだねぇ次はねぇ・・・・
『お兄ちゃん、次はもうないでちゅよお世話係の手元を見れば一目瞭然でちゅよタダで言うこと聞いても良いなら好きにすればいいでちゅけど、あたちはオヤツがなければ付き合わないでちゅ』
『えっオヤツないの』
んうん・・・・・
『オヤツもないのにそれを隠して言うこと聞かせようなんて、詐欺じゃないの』
えっ
そんな、詐欺だなんてお世話係は別にそんなつもりで
『悪事は必ずバレるんでちゅよ』
悪事って
それをいうなら、いつもサークルからの脱走を試みてるココちゃんの悪事だってバレてるんだからね
『・・・・・なんのことか分からないで
ちゅ』
港ドッグトレーニングセンター