(前回記事)
暴力団とズブズブ:安倍晋三夫妻
2022-07-27
https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12755518310.html
(今回記事)
2013/07/24 著
アベノブラック後半
『暴かれた[闇の支配者]の正体』
著者 ベンジャミン・フルフォード
扶桑社 2007年4月刊
以下、なわ・ふみひと氏の本書抜粋箇所を転載
◆
アメリカに操作される“右翼”
軍歌を大音量でかけながら街宣車で走り回っている右翼にも、CIAの資金が投与されていたことが明らかになっている。
安保闘争では、暴力団員、右翼活動家などが各地で盛り上がる市民デモに乱入し、参加者に暴行を加える事件が頻発した、反米運動を潰し、安保新条約をすみやかに成立させるためである。
(参考)安保闘争に加わった組織や、これを潰そうとした組織のトップの連中には、CIAや近隣国から金が渡っていた。つまり、正義感や日本国を守ろうとした大半の学生や労働者は、彼らの所属する組織のトップ連中の金儲けの手先となっていたことを知らない。
デモを厳しく取り締まる警察も、この暴力団・右翼の暴力に関しては半ば黙認。それどころか、機動隊も一緒になって市民を殴りまくったエピソードのほうが多い。
この暴力団員や右翼らは、岸の友人である右翼の黒幕・児玉誉士夫が自民党幹部の依頼を受けて動員したもので、その資金はCIAが提供(註)したといわれている。
(註)CIAの提供した資金の出所は統一教会。これらの安保デモ騒動は岸信介が演じさせたもの。
つまり、この人たちは口では「愛国愛国」と言ってはいるが、やっていることはアメリカに日本を売り渡す手伝いをしているだけなのだ。良識ある市民が眉をひそめるような街宣右翼の中には、日本人ではない人も多くいる。
(参考)リチャード・コシミズ氏によれば、「街宣活動をしている人達は在日朝鮮人であり、その背後にいるのはユダヤ国際金融資本家(CIA)や北朝鮮ということ。
正体不明のカネで動き、企業を恐喝したり、“誉め殺し”をしたりすることを専門にする連中だ。もちろん、悪質な暴力をちらつかせて言論の自由を封殺することも行なっている。
アメリカ、CIA、右翼ベッタリの系譜
大方の読者はもうお気づきのことと思うが、このようにCIAから秘密資金をジャブジャブもらい、悪質な暴力団員や右翼を雇って批判勢力を押さえつけ、アメリカベったりの政治を行なっていた岸信介の直系の後継者が小泉純一郎であり、安倍晋三である。
安倍首相に至っては岸の孫だ。安倍首相が初めてアメリカに行ったとき、ブッシュ・ファミリーは彼を大歓迎し、祖父の代から続く異常に親密な関係を披露した。
これは安倍首相の祖父がアメリカの共和党政権とズブズブの関係の中で売国政策を次々と実行してきたことの証拠にほかならない。
小泉=安倍路線のやってきたことは、岸政権の延長線上にある。いや、もっと悪くなったというべきだろう。
小泉首相は単にアメリカに都合のいい政策を実行するというだけでなく、日本人の財産まで売り渡してしまったのだから。
愛国者なら、こんな売国政治は絶対に許せないはずだ。ところが、不思議なことに、小泉首相は右翼勢力からほとんど攻撃らしい攻撃を受けたことがない。
私がかつて取材したある古い政治家はこう解説してくれた
普通ね、総理大臣になるとヤクザと右翼が来るもんなんですよ。角さん(田中角栄)だって、そういう連中に悩まされたで歴代の総理は普通そうなんです。竹下さんも“誉め殺し”に合ったしね。面会を拒否したら「地獄に堕ちるぞ」って全国あちこちで大騒ぎされてね。
ところが小泉さんは右翼から全然叩かれないし、本人も「来たことないなあー」なんて言っている。
それもそのはずで、小泉さん本人がヤクザや右翼と癒着しているんですよ。あの派閥はみんなそう。岸さん以来、暴力団や右翼とは密接な関係にある。(註1)
(註1)自民党清和会(⇔CIA、⇔暴力団、⇔統一教会、⇔右翼)。安倍晋三氏も右翼から全然叩かれていない。当然である。安倍のバックには指定暴力団工藤会がいた。
尚、生前の安倍氏は清和会の代表者であった。
小泉氏の場合、祖父又次郎が全身に昇り竜の刺青があるれっきとした“その筋”の人間であることは広く知られている。
そればかりではない。小泉氏は今でもある広域暴力団と密接な関係にあるのだ。
彼の選挙事務所には暴力団構成員もいたし(註2)、『週刊文春』や『フライデー』などでも暴力団関係企業の税務調査に介入した疑惑や、産廃業者との黒い関係など、数々の問題が報じられている。
(註2)小泉純一郎とその息子・小泉進次郎の選挙事務所代表が『竹内清』稲川会大幹部(元神奈川県議会議長)である。
稲川会大幹部が神奈川県議会議長である神奈川県とは異常な県であり、稲川会が県政を牛耳る。イコール、県知事指揮下の神奈川県警をも間接的に支配している。
インタビューに応じてくれた政治家は、「あれだけ問題になった靖国参拝も、政治信念によるものではなく、黒い人脈との“密約”があってのことにすぎない」と断言した。
アメリカ支配に抗った政治家たちの末路
岸、福田、小泉、安倍といった総理大臣が黒い人脈をフル活用しながらアメリカに有利な政策を行なう一方で、-
- 彼らと対立し、アメリカべったりからの脱却を目指した総理大臣たちはことごとく悲劇的な最期を遂げている。
田中派=竹下派出身の首相である、田中角栄、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三らだ。
田中はロッキード事件(註3)という大スキャンダルに見舞われたあと、脳梗塞で倒れた。
(註3)田中角栄首相は、CIAの意向に反し、日中国交回復やイランからの石油輸入を図った故に、CIAが田中角栄追い落とし策として、ロッキード事件を企画した。
心の履歴(137-1) ロッキード事件・金丸信の秘書
2022-05-25
https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12744220067.html
電電公社(NTT)の民営化に反対の竹下は皇民党事件で右翼から“誉め殺し”に遭い、リクルート事件で疑惑を追及され、変形性脊椎症に苦しみながら最期を迎えた(註4)。
脱米国の橋本は小泉政権下で日本歯科医師連盟からの1億円ヤミ献金スキャンダルで政界引退。はめられたのである。その後敗欠症性ショックによる多臓器不全で亡くなった(註5。)
郵政民営化に反対の小渕は、米軍キャンプからヘリコプターに吊るされ、横浜港沖で海水にどっぷり溺死寸前まで漬けられたという。それが原因か?宿願だった沖縄でのサミットを目の前に、任期半ばにして脳梗塞で死んだ。62歳だった。(註6)。岸、福田とも90歳の長命だったことを考えると、あまりにも大きな差がある。
(註4)(註5)(註6) 竹下、橋本、小渕の経世会(田中派)の歴代首相は、病院で一服盛られ殺されたとの説がある。田中角栄氏も盛られた可能性が強い。
それを裏付けるのが下記の通り経世会の元首相や幹部が僅か一ヶ月間強で三名死亡。
2002年5月14日 小渕恵三元総理 死去 62歳
2002年6月6日 梶山静六氏 死去 74歳
2002年6月19日 竹下登元総理 死去 76歳
田中系の政治家たちの多くは、いずれもスキャンダルが絶えなかったことから、田中派=竹下派=ダーティ派閥という印象が国民の間に根強い。
小泉首相が「自民党をぶっ壊す」と言ったのは、要するにこの田中派=竹下派をぶっ壊すということだった。(註)
(註)小泉のやったことは、日本をぶっ壊した。
小泉首相は岸の流れを汲み、福田が創始した派閥、旧「清和会」(現・清和政策研究会)直系の後継者である。
竹下派=旧「経世会」とは長年政敵関係にあり、激しい派閥抗争を繰り広げていた。ぶっ壊すどころか、政敵はみんな非業の死を遂げてしまったけれども。(註)
(註)清和会首相時代に殺された。
つづく
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